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ワークショップコレクション10に行ってきた

ワークショップコレクション

今回も(たぶん)大盛況

ワークショップコレクション10に行ってきた。
10だって。10回目だって。すごいね。
これまで2回か3回か行ったことあるよ、慶応の日吉でやってる時にお客さん側で。
えらく混んでて、大変なイベントだわ、って印象しかなかったんだけど。
今回から会場が慶応の日吉から青学に変わったんだよ。例によってPEGのお手伝いなので、今日1日、朝から晩までPEGブースの部屋にしかいないので、他で何やってるとか、どの位人が来てるとか本当に分んないんだけど、PEGのところに関してだけで云うとよいイベントだったたと思うわ。
PEGブース以外の様子はマジ分らんのでワークショップコレクションのFacebookページとか見てくれ。

Raspberry Piで作る自分専用ゲームマシン

ワークショップコレクションで、そのPEGブースで何やってたの? って話なんだけど、まず、ワークショップな。
2時間ずつ2日間に渡ってのワークショップってことで、ワークショップコレクションだからこれがメインだわな。
Raspberry PiとScratch、これはいつも通りね。今回のワークショップではRaspberry Piに2.8inchのモニターとスピーカーに10キー、モバイルバッテリーまで付けてオールインワンの自分専用機を作ったのね。
俺んとこのPiTFTは相変わらず解像度の問題をクリアできずほかしてあるんだけど、こっちはちゃんとScratchが画面いっぱいに表示できる様になってたわ。
「ねこ逃げも」このマシン用にBGMつけたり、ネズミを10キーで操作できる様にしたりとか、いつもとは違うスペシャルバージョンだったけど、2.8inchの画面だと年寄りにはネズミが何処にいるのか見えんのよ…。

プログラミング教育とこどもを取り巻く環境の話

ワークショップコレクション個人的にツボだったのが「おとな向けレクチャー
コンピューターの成り立ちからここ最近のプログラミング教育とこどもを取り巻く環境の話。これはとっても興味深かったわ。後半は時間が足りなかったのか、大分端折った感があったけど、どこかでまたやって欲しいのとスライドもぜひ公開してください、阿部さん。

RomoとPyonkee

ワークショップコレクションRomoが来てるらしいよ。iPhoneとかiPodと繫げて動くアレな。
Romo自体は単体でもプログラミング環境を用意していて、こどもでも動かせる様になってるんだけど、例によって石原さんがScratchからも動かせる様にしてるうえに、今話題の「Pyonkee」からも動かせるって云うんで早速見せてもらったよ。
まず、Pyonkee自体がスゲー。iPadでScratchって云うのは以前から話があったけど結局ちゃんと動くものはなくて今になってやっとでてきた感一杯だけど、1.4の環境がほぼそのまま動いちゃうって云うのはいいわ。AppStoerから無料でDLできるのでiPad持ってる人は今すぐ落とした方がいいよ。

気がつけばみんなScratch

まぁ、このScratch2Romoに限らずRAPIROアーテックロボもScratch1.4ベースだし、マグボットなんて云うのをやってる大学の研究室もあったりして、なんだよみんなScratchかよって感じな訳だけどみんなScratchなんだよね、ってしまらない話だな。

アーテックロボ ラピロマグボット

そんな訳で、イベントは大いに盛上がって、(PEGブースに)参加してくれた来場者はおおむね満足してくれてるんじゃないかと思うわ。なんだかんだ、気がつけばみんなScratchだったり、大いに盛上がってるプログラミング教育に関する件はちょっと思うことがあるので、これはまた別の機会に書くわ。
関係者の皆さんお疲れ様でした。


Scratchワークショップに行ってきた 2014年7月編 その2

OtOMO Scratch workshop

きょうは銀座でScratch

先週に引き続き今日もOtOMOのScratchワークショップな。
ただ、今日はいつもと違うんだぜ。会場は三軒茶屋じゃなくて銀座だよ、銀座。
上の画を見てもいつもと違うの解るだろ。

3面が全部スクリーン

今日の会場は銀座にあるGAT/STUDIOというところでやったんだけど、表から見た感じは明るいカフェふうなところなんだけどね、そのカフェの壁の奥がすごいのよ。
部屋の奥半分の左右と正面の3面が全部スクリーン。ここに9台のプロジェクタから画が出せる訳。それも1台のPCから9分割して出力できるのよ。そんなこと云ってもよく分からないよね。
PCの画面を上下に3分割して上からA、B、Cとするでしょ。そうすると向かって左の壁にA、正面にB、に右の壁にCとなって、それぞれを3台のプロジェクタが受け持ってるんだよ、ってこれ以上は俺も解らんけど、とにかくすごいってことだ。

VJって何?

で、今日のお題は「めざせ!スクリーン・パフォーマー」ってことだから、要はScratchでインタラクティブなプロジェクト作って遊ぼうぜ、って感じか。
前述した様に通常の画面を上下に3分割してスクリーンに映すから、例えばこんなふうなことが出来る。壁3面フルに使ったPongね。


これをGAT/STUDIOでやると左の壁から右の壁まで3面繋がって見えるのよ。

え、そういうことなの

今日参加してくれたこどもたちの大半はScratch経験者だったけど、いつもとは勝手が違うのとVJの意味がよく分からないからだと思うけど、今一乗りがよくなかったんだけどね、途中でこの3面スクリーンのデモと云うかプロジェクションマッピングふうなものを見せられてから俄然火が着いた様だったわ。

OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ

可能性を広げる方法

プログラミングのワークショップと云うとついつい「ゲームを作ろう」みたいになりがちで、こどものモチベーションを保つにはまぁ手っ取り早い方法ではあると思うけど、今日みたいなのは今までにない可能性を広げてくれると思うのよ。
それと、自分の興味を引くものを見つけた時のこどもの集中力は計り知れないからね。今日のワークショップはなかなかよかったと思うよ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年7月編

OtOMO Scratch WS
今日は三軒茶屋でOtOMOのScratchワークショップだよ。

「プログラミング教育」ブームは本物か?

ここ最近の「プログラミング教育」ブームであったり、それに伴って「Scratch」や「Raspberry Pi」が世間の注目を浴びていたりで、それは本当に喜ばしいことなんだろうか? とちょっと考えてしまう訳だ。
かろうじて片棒担がせてもらっている立場からすると悪い話ではないとは思う。が、しかし、その一方で単に商売のネタにされてるよなぁ、とも思ってたりするのね。
もの凄い勢いで「プログラミング教室」的なものがバンバン立ち上がっていて、本当にそれを学びたいこどもがそんなにいるのかよ、と思うし、教える側こそ足りてるのか? って。
マーケティング的には、もうちょっとしたら市場は飽和状態で淘汰されていくだろうし、そしたら、そういう事業者を対象にしたコンサルの方が儲かるじゃね? とか。

「プログラミング教育」の起点

OtOMOとしてはもう何年もこうした活動に取り組んできたし「読み、書き、プログラミング」なんて云う言葉も3年前のWBSの取材の際に発せられてる訳よ。
そもそも、俺が何故にこんなことをしてるか、って云うとだな、自分はプログラマーでもエンジニアでもないし、そうしたことをきちんと学んできた訳でも何でもない。
インターネットやコンピューティングに対する興味は普通の人よりは高いだろうけど、専門的なことは何一つやってない。
プログラミングとかできたらいいよね、と云う莫とした願望はあるけど、ただの願望で、今からきちんと学ぼうなんてことも思っていない。
きっかけは、本屋でたまたま見つけた「スクイークであそぼう」って云う本な。これをこどもに買い与えたら、あっという間にチュートリアルをこなしていて正直驚いた。だって、こども向けに書かれた本とは云え、自分が読んでも簡単に出来そうではなかったから。
親としては、これはもの凄くうれしいし「こいつ、マジで天才かも」とか思ってしまう訳だ。親バカだね。そうなるとスクイークに関していろいろ調べ出したりして「Scratch」に行き着いた。
「Scratch」をやるようになって、Makeやら、ワークショップコレクションやら、Scratchのワークショップとあれば顔を出す様になって、この頃はまだ「OtOMO」ではない名称で活動してて三軒茶屋でのワークショップもまだ始まってなかったし、あの頃はまだ、ただ楽しいからやってるだけで「プログラミング教育」なんて云うのは全然意識してなかったと思うわ。
そうこうしてる間にこどもたちも自分自身もいろいろな人とつながりが出来る訳だけど、プログラミングと教育が繋がったのは前述のWBSの取材が起点なんじゃないのかな。

「物事の考え方」に関する話

この頃からこどもにプログラミングをやらせると何がどう変わるのか? みたいな話がでてきて、放送の中ので出てきたのは「物事の考え方」に関する話だ。
こどもたちの大半はプログラミング = ゲームが作れる、みたいなところがあって、マリオみたいにジャンプしたいって普通に思ってる。はじめのうちは水平に移動しているものを上下に動かせば「ジャンプしたみたい」になるんだけど、すぐにそれはマリオのジャンプとは違う、と気が着く訳だ。リアルなジャンプをさせるには頂点に近づくほどその移動距離は短くなって、降りてくる時はその逆の動きになる。
以前にジャンプに的を絞ったワークショップがあって、その時は本物のねこを高いところから落とした(動物虐待じゃないよ)連続写真を見せて、床に近づくほど同じ距離を進むのに短い時間しかからないことを説明したりしてたわ。
こういうことがきちんと理屈で理解できる子は進み方が早いし、自分が何をどうしたいかちゃんと自分の言葉で説明できる子も進捗が早い。
論理的、数学的な思考をもってる、または、自分の考えを言葉や数値に置き換えて話が出来る言語能力、つまりコミュニケーション能力の高い子も優秀と云えると思う。
今日の参加者も非常にレベルが高く、以前に比べるとこうした優秀なこどもたちが増えたのを感じる背景には「プログラミング教育」が一般的なものになったのと「Scratch」ユーザーの裾野が広がった結果だと思ってる。

全員が平等にチャンスを持っている

ところが、まだ、こうした活動が「誰でもが知ってる」ものではないし「誰でもが出来る」ものでもない。チャンスが平等に与えられているかと云うと疑問だ。
これはこどもに限った話じゃなくて、世の中の全てのことにほぼほぼ当てはまるんじゃないかと思ってるのね。例えば小学校の授業がどのようにに作られているかなんて今まで考えたこともなかったんだけど、ここ最近、その裏側を見ることが出来て先生たちの仕事の大半が実際の授業より、その準備に重きが置かれてるってことを思い知ったのさ。
実際こどもの時は授業をしてる先生しかほぼ知らないし、親になってからだって同じようなものだよね。あのやり取りを見てると先生たちがこどものことをもの凄くよく考えていることも解るし、こどもの時に知ってたら先生に対する態度も変わってたと思うわ。
何が云いたいかと言うと、世の中のいろんなことを知ってる様に思っていても、本当に解ってるのは本の一部に過ぎない、ってことで人生半分以上終えた大人だってそうなんだから、こどものうちに経験できることは少しでも多くのことを見聞きした方がいいだろ、ってことなんだよ。プログラミングをやることで物事の考え方やコミュニケーションの取り方が変わるってことを少しでも多くのこどもに(大人もだけど)知って欲しい訳で、全員にプログラマーになって欲しい訳じゃない。
世の中には見たことも聞いたこともないことがまだたくさんある、ってことと本当は全員が平等にチャンスを持ってる、ってことを伝えたい訳。

最後に今日のワークショップ

で、今日のワークショップなんだけど、「全部寺子屋」ってことで、決まったお題はなく、それぞれが自分の課題を持ってきて取り組むってことだな。
現状のOtOMOのポジションとしては、これだけいろいろなところで「プログラミング教室」的なものが開かれている訳だから、全くの初心者はそちらにお任せして、中上級者に向けたワークショップを重視していった方がいいんじゃないか、的なことになってるのね。
なので、今日もこなれたこどもたちが集まって、あーでもない、こーでもないやってる訳さ。
3年生、4年生が中心だと思うけど、皆優秀だよ。
以下にScratchのアカウントを張っておくので、どんなことをしてるか見てみるといいよ。

7月は今日だけでなく7/19(土)にもいつもとは違う会場でワークショップがあるので、こちらはまだ若干の空きがあるので、興味のある方は是非申し込んでね。

今日の様子はこんな感じで。一部謎の画像が混ざってるけど、これはまたのお楽しみ、ってことで。
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ

小学校でScratchやってきた 2014年度3回目

プログラミングラボinケイヨウ

今年度3回目のプログラミング教室

今年度の3回目、1学期最後のプログラミング教室だった訳だけど、いろんな意味で今日はきつかったわ。
まず、午前中はRaspberry Piのケースの組み立て。ケースの件はいろいろあったけど、最終的には完成品のケースを購入することに決着したのね。これが届いて、どうやって配布するかがこれまた問題だった。
Raspberry Piケースケースだけ渡しても組み立てられないのは予想がついたので、ケースだけ組み上がった状態でこどもに渡して、保護フィルムを剥がしたりRaspberry Piをおさめるのはそれぞれにお願いすればいいんじゃないの、と思っていたんだけど、何度もばらしたり組み立てたりしてるうちに破損する恐れがある、ってことと、最初に開封した時点で結構な数の不良があって、きちんと検品した上でRaspberry Piをケースに収めた状態で渡す、ということに。

Raspberry Piケースばらさない想定ってことは保護フィルムを全部はがして組上げないといけないし、それぞれの児童に1度渡したものを学校が預かる形で管理しているので、1台ずつ、これが誰の、って云うのをやり出すと結構な工数になって、ただ組んだものを渡すのとは大違いなんだけど。
当初は「楽勝でしょ」って思ってたんだけど、何が大変って、保護フィルム剥がすのがめっちゃ大変。大人が6人掛かりで2時間半掛けて100個組上げられなかったのよ。orz
とりあえず、今日のノルマ分は終えられたのと、当初云われていたより不良率が高くなかったのでまぁ、よかったわ。

今回は反省ばかり

それはさておき、午後がメインイベントなんだけど、今回は児童の申し込みが23名、大半が保護者同伴ってことで総勢40名だよ。
何度も来てくれているこどもたちは自由にやってくれるだろうから、1-2年生と初めて参加のこどもたちに何をしてもらうかが問題で、普通に「ねこ逃げ」でもよかったんだけど、毎回同じことやるのは性に合わないが、前回から2週間しか立ってなくていろいろ忙しくて準備もできなくて、いい訳ばっかですまん。ごめんなさい。
そもそも、メディアルームの席数を勘違いしてて40人ならギリ全員座れると思ってたら8席x4列の32しかスペーズがなくて、急遽大人には席を替わってもらったり、いやぁ、バタバタで、自分でもオーガナイズされてねーよ、って思った。

今後の課題

2週間後はもう夏休みなので、1学期は今回が最後なんだが、1-2年生に関して云うと飽きずに続けられるようなプログラムを考えないといけないのと、保護者に対しても何のためにやっているのか、ということをもっと説いていかないといけないよねと思うわ。
きちんと説明すれば最低限同じことはできる様になるのだけど、そこから次を考えることがまだできないので、親も含めてどうやって次のことに誘導していくかが課題だな。

プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

今のところは、「ほぼ初めて」の初心者チームと「勝手」にやってくれるチームとに2分されているのだけど、「勝手」チームもこのまま放置では何のために来てるのか判らなくなっちゃうし、毎回ゲームっぽいなにかを作って終わりにならない様にしないとイカンよね。
参加者の人数が増えてきたこともよいことではあるのけど、今の体制ではこれ以上は受けられないだろうし、かといってなにかの条件を設けて人数を制限するようなことはしたくないのだけど、正直きついわ。
とりあえずの型はできたけど、課題は山積みなので、今後どうしていくかはこの夏の間に考えなくちゃいけない。

学校側の体制は整ってきた

フリースペース学校側の体制としては、校舎の一画にモニターとキーボード、マウス一式を設置して、こどもたちが自由にRaspberry PiやScratchができるスペースが設けられたし、メディアルーム内ではサーバーを立ててローカルのネットワークが組まれることになったので徐々に体制は整いつつある。
来週の研究授業には外部のいろいろな人が見学に来る予定だし、ここはひとつ踏ん張りどころだよ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年6月編

迷路抜けチビロボカー

えーっと、実はScratchではないのよね、今回のメインのお題。
6月のOtOMOのワークショップはこどもに大受けの「迷路抜けチビロボカー」と「全部寺子屋」な。

迷路抜けチビロボカーまずはロボットの組み立てから。
今回は面倒な半田付けは予めされたキットを用意してもらったのでドライバーを使って各パーツをネジ止めしていく訳だ。
と、簡単そうに書いているけど、このロボット手のひらに乗る位コンパクトなサイズなので、それぞれの部品が非常に小さい。ネジとか落っことしたらすぐどっか行っちゃうんじゃないか、っていうくらい小さい。
電池ボックスがそのままシャーシになり、まずはメインの基盤の取り付け。
これまた小ちゃいんだけどそりゃそうだちびでぃ~のPROと呼ばれるArduino互換基盤。
次にモーターとホイール。まずホイールをモーターに取り付けてからシャーシにモーターを取り付ける。
ホイールを取り付けるところは慎重にまっすぐ付けないとね、真っ直ぐ走らなくなっちゃうよ。
次にロボットの顔みたいに見える超音波センサーを取り付けて配線をすれば出来上がりだ。
ここまで大体1時間。参加者は4年生と5年生ということで細かい作業はちょっと難航していたけど、ロボットの組み立ては全員完了。

迷路抜けチビロボカーロボットができたらコントロールするためのプログラムを書いていく。ここはScratchではなくArdueblockという、Scratchのようなビジュアルプログラミングツール。プログラムはScratch同様にブロックを繫げる様に書いていくんだけど、裏側ではArduinoのIDEに変換してくれる。
変換したスケッチをPCに繋いだちびでぃ~のPROに書き込んで、ロボットはスタンドアローンで動くっていう仕組みだ。

迷路抜けチビロボカー超音波センサーで前方の障害物を感知して自分で方向を変える、っていうプログラムを書く訳ね。

迷路抜けチビロボカー最終的には全員がゴールまで完走、という訳には行かなかった様だけど、とりあえず自分で組み立てたロボットが動く様子にはご満悦の様で何よりだわ。普段使い慣れたScratchではなく違う環境でのWSだったけど小学校の高学年になればこのくらいのことにチャレンジできる様になるって判ったのはよかったね。

ちっちゃいものくらぶこの記事を呼んで、「俺もロボット作りたい」っていう人は「ちっちゃいものくらぶ」で頒布されていつの是非チャレンジして欲しい。

OtOMO Scratch WS 全部寺子屋会場のもう半分では粛々とScratchにいそしむ集団。
こちらの参加者もレベルが高く計算機とか時計とかがで来てたわ。

OtOMO Scratch WS OtOMO Scratch WS

小学校でScratchやってきた 2014年度2回目

プログラミングラボinケイヨウ4月に続いての今年度年間10回予定しているうちの2回目の小学校でのWSな。
参加者はこどもが12名、大人が7名で全部で19名。こどものうち5名が1年生って云うことでどうするかな?って云うのと、もっと来るんじゃないか? って正直思っていたのだけどね。その訳は後述するわ。

全校児童にRaspberry Piが配られた

こどもの通う小学校がPEGのパートナーになっているのは前にも書いたと思うけど、5月の後半に全校児童にRaspberry Piが配布されたのね。今年度は1年生から6年生まで全員がRaspberry Piをいろいろな授業の中に取り組んでいく訳だ。
Raspberry Piが配布され、それを使った授業が始まったと云うことで、もっと多くの申し込みがあるんじゃないかと思ってたんだけどね、前回より少し増えただけという結果には、半分がっかり、半分ほっとした感じ。
1年生の保護者を含めた5組10名以外はほぼリピートしてきてくれているこどもたちなので、彼等、彼女等はある意味ほおっておいても好きに進んでくれるだろうから、1年生に集中できたのはよかったよ。

とは云え1年生だからな、授業で何回かやったとは云え何がどの位できるか全く未知数なので、考えても無駄と云うかいつも通りの行き当たりばったりな作戦だよ。(それは作戦じゃないだろ)

小学校1年生でも使いこなせるRaspberry PiとScratch

今日は丁度学校公開の日だったので時間割をチェックすると1年生はRaspberry Piを使った授業の様なので知ってる先生のクラスを勝手に覗きに行ってきたよ。
いやぁー、1年生ちびっこいわ。それでも授業の中では全員が自分でRaspberry PiにSDカードとケーブルを差して起動するところまでは問題なく行えていて「ほほー」という感じ。その後は先生の作ったプロジェクトで「クリック」「ドラッグ」を繰り返し練習させるんだけど、その中には「言語教育」が盛り込まれていて画面上のさるにバナナを決まった回数ドラッグすると言葉を話す。言葉はひらがなをクリックして自分で決められるというもの。
1年生が1人でRaspberry Piを起動させるって云うのも驚いたけど、授業用のプロジェクトを先生自ら作って、それがよくできてることにさらにビックリだわ。

そんな訳で、Raspberry Piを起動させる、マウス操作は基本問題ない、って云うのが確認できたのと、保護者と一緒ということで、結局「ねこ逃げ」することになった。
1年生に関していうと、こども本人よりも親のRaspberry PiやScratchへの興味関心の方が大きいのだろうね。

「ねこ逃げ」は1年生ということでとても素直な反応。勝手なことをやり出す子もおらず1時間半ほどで基本的なところはできたけど、その後が続かなかった。
高学年になると、この後あれしたい、これしたいっていうのがどんどんでてくるのだけど、集中力持続しないし、次のことまで考えられない、っていうのは経験値も少ないし仕方がないところだと思うわ。

その間、上級生たちは何をしているかと云うと前回も参加している女子2人は何がしたいか明確に持っている様子で黙々と取り組んでいる感じ。その他の男子は半分遊んでるのかふざけてるのかよく分からない感じだけど、最終的には皆にちゃんとできたものの説明ができてたので、少しずつでも前に進んでるのは判る。

プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

今後の課題と反省

次回はもう1学期最後の回になるんだけど、夏休みにはRaspberry Piは家に持ってかえってよしとするそうだし(現在は全て学校管理)、今日、授業の合間に行われた学校からのICT教育に関する取り組みの説明会は盛況だったと聞いているので、また、参加者が増えるだろうし後半へ向けての指針も示さないと行けないよね。
高学年に対してはなのぼとか、GPIOとかのネタも少しずつ出していこうと思うわ。
低学年は集中力が持続する様に進行しないと行けないのと、それにあわせたネタを用意しておかないといけなくて「どうぞ、好きにやってね」というわけにはいかんわな。

Raspberry PiでPWMを使う方法

Raspberry Pi 自作ケース

その前に

小学校のRaspberry Piのケースの件だけど、暗礁に乗り上げてるよ。
PPシートのケースのサンプルをこどもにこどもに持たせたのだけどどうもレスがない。
まぁ、ものだけ持たせたこっちにも問題があるのだろうね。
その後の話で、アクリルのケースをなんとかしたかった様だけど、結局予算的なものと業者とのやり取り、部材の手配が上手くいかないらしく、どうもこの線は消えそうらしい。
でもって、校長先生からは、

  • 安い材料で工作として子どもでも作れること
  • プラ板・ストロー・釘・瞬間接着剤を使ってできる

というオーダーがでてるらしく、プラ板・ストローはいいとして釘と瞬間接着剤って云うのはどうしたものね。
余計なお世話ばかりで混乱を招いてしまったのではないかと反省しつつ、これ以上踏み込まない方がよいのかとも思ってしまうよ。

こっちはこっちで問題山積み

まぁ、こっちはこっちで色々手を出したはいいがどれも中途半端な状態な訳で、このところ忙しさにかまけてさぼりがちなプールにでも行こうかと思ったんだけど、ホームのプールは設備点検で開いておらず、遠征するにしても自転車はパンクしたままだし、こんな天気なものだから完全休養日としたわ。
朝一まず手をつけたのは、新しいRaspberry Piのケース。これをケースと呼んでいいのかどうかちょいアレだけど、GPIOをごにょごにょしたり、新しいガジェットも入手したりしてるので、とりあえず底だけ覆うものが欲しかった訳。
Raspberry Pi 自作ケースそう云やぁ、THSでもらってきたゴム足がどこかにあっただろ、って探してたら、前に切り損なったアクリルもでてきて、切り損じのところを3mm位落として穴空けて出来上がりって、あー、適当だけどそういうものだよね。
裏から見るとこんな感じね。

clixx巷ではLittleBitsのArduinoモジュールが話題だけど、最近こんなものも入手したので上側は全然なくていいんだよ。
これはこれで、そのうちね。
がんばるわ。

モータードライバ使わねぇとダメじゃね?

さてさて、ここからが本題だぜ。
前に作ったRaspberry Pi Robotなんだけど結局上手く動かず、やっぱモータードライバ使わねぇとダメじゃね? と云うことになってさんざんトライしてる訳だ。
最終的なゴールはこどもでもCodeを書かずに動かせるって云うところだからScratch GPIOって云うのは真っ当な方法だと思うのだけど、こいつがなかなか云うことを聞いてくれずに悶々としてる。
どきプロにもTA7291Pを使ってモーターを回すのと、PWMでLEDの明るさを変えるチュートリアルがあるんだけど、こいつがまたずーと長い間動かせなかったのね。
なんで動かないのか判らないものだから、Web上の情報をさんざん読みまくったけど原因判らないし、Raspberry Pi自体が壊れてるんじゃないか、って話にもなったんだけど、PWM以外は問題なく動いてるしさ、ハードに問題が無けりゃソフトだろ、ってことでSDカード焼き直してやったら動いたんだよ、数日前は。
でも、今日同じことをやってみたら、やっぱりPWMだけ動かない。
んー、このあいだ動いたと思ってるのは、なにかの勘違いかなぁ、そんな訳ないよなぁ、なにが違うのかなぁ、とさんざん考えた挙句、そう云やぁあの後色々いじくってるわ、と云うのを想いだし、もう一度素の状態から、日本語フォントとScratch GPIOだけインストールしてやったら動いたわ。
 
という訳でPWMの問題と云うかScratch GPIOに関する不具合はVNCが原因だった訳だな。
VNCが使えないってことは毎回モニタに繋がないといけなくて、それはそれで面倒なんだけどしょうがないわな。
おそらくVNCをインストールしたのが問題難じゃなくて、Raspberry Piの起動時にVNC Serverも勝手に立ち上がる様に設定してるのが問題なんだと思うわ。検証してないけど。
もう、なんなのー、って感じなんだけど、とりあえず1歩前に進んだわ。
Raspberry Pi GPIO motor controlモーターを2個にしてそれぞれをコントロールするところまでできたので、こんどTHSに行った時にはモジュールを作らねば。
余談だが、THSにレーザーカッターが導入されました、っと、報告だけしとくわ。
って、全然使い方書いてないじゃん。

プログラミングラボinロッポンギに行ってきた 2014年5月編

プログラミングラボinロッポンギ今日は六本木ヒルズ、GREEでプログラミングラボinロッポンギな。

ラボinロッポンギは中級者向け

「プログラミングラボinロッポンギ」は、Scratchの基本操作を習得した方を対象とした、さらに発展・応用させたプログラミングに挑戦するコースです。ここでは前コースで生まれた「もっと作りたい!」「こんな工夫をしてみたい!」といった想い・アイディアを形にしていく方法だけでなく、アイディアの作り方・広げ方などといった内容も楽しく学んでいきます。また実際にゲームを作っている会社であるグリーとも協力し、ゲーム作りはもちろん、プログラミングにまつわる様々なカリキュラムを実施していきます。

GREEで行われるこのクラスはラボinオチャノミズOtOMOのワークショップを経験したScratchの基本を解っている子というのが参加条件になっているので、ワークショップのお題も基本から一歩進めた内容になってるのね。
で、今日の内容は「ネコが巨大化?電流イライラ棒」あの昔懐かしいイライラ棒をコンピューターの中だけじゃなくなのぼ~ど(センサーボード)とブレッドボードを使ってリアルに作ろう、って云う企画ね。

センサーボードってなに?

プログラミングラボinロッポンギセンサーボードってなに? っていう人もいるかもしれないから障りだけ書くわ。
なのぼ~どには、スイッチ、スライダー(可変抵抗)、マイク(音センサー)、Cds(光センサー)の他に4つの外部センサーを繫げられるポートとモータードライバーがつかえるのでScratchと繋いでLEDを光らせたりモーターを回したり色々な値を調べたりできるのね。
今日のワークショップでは、外部センサーポートとブレッドボード、針金を繋いでリアルなイライラ棒を作っちゃう訳。

プログラミングラボinロッポンギ プログラミングラボinロッポンギ プログラミングラボinロッポンギまずはScratchとなのぼ~ど、外部センサーポートにジャンパーワイヤーを繋いで、ジャンパーワイヤー同士を繋ぐとセンサーに値が変化することを確認したよ。
次に身近にあるいろいろなものにジャンパーワイヤーを当ててセンサーの値がどうなるかを実験。
ここでは「金属製」のものは電気を通すのでセンサーの値が変化することを確認。

今度はブレッドボードのいろいろなところにジャンパーワイヤーを差してみてブレッドボードの中がどういう構造になってるかをみんなで調べた。

ここまでできたら、ブレッドボードにいろいろな形に曲げた針金を立てて、ゲームになる様にスクリプトを書いたよ。
基本的な内容はさすがにすらすら書けて、早く自由にやらせろ、って感じであまり手もかからなかったね。

大人の役目はこどもの発想を形にしてあげること

その後はそれぞれ、好きに進めるんだけど、「Game Over」と表示させたり、棒が振れるとLife Pointが減ったり、制限時間を設けたり工夫してたよ。
こういうことができる様になると、次になにがしたいとかアイデアもどんどん湧く様になって面白いんだろうね。

大人としてはこどもの発想を実際の形にしてあげる手助けができればいいと思ってるのよ。
内容的にはなかなか良いワークショップだったと思うのだけど、終わった後の反省会では、結構手厳しい意見があがっていてちょっと驚いたわ。
まぁ、なぁなぁになるより全然良いのだけど、ファシリテーターとして参加する人にも、いろいろなモチベーションがあるのだなぁとちょっと前から感じていて、大人もこどもも、いぁ、面白いわ。

Raspberry Piのケースを作ってみた PPシート版

Raspberry Pi 自作ケース

デジタルテクノロジーの「書き手」を育てる

先日、こどもの通う小学校でRaspberry PiとScratchを使って行う研究授業の1回目があって参観してきた。
この学校は東京都の「言語能力向上拠点校」って云うのになってるらしく「言葉による発進力を高める」って云うのと「美しい日本語を身に付ける」って云うのが重点課題なんだってさ。
そこにICT教育が絡んできて、プログラミングと云うかRaspberry PiとかScratchとかを授業の中に取り組んで活用していきましょうね、ことな訳よ。
この日の授業では同音異義語の中からどれが語彙にあってるか選ぶクイズ形式のプロジェクトを5年生が作ったのね。
いきなりリストとか使ってて「おーっ」って思ったけど、みんなそれなりにできてたわ。

公はいろいろ面倒

まぁ、そうなった経緯は話すとすごーく長くなっちゃうんだけど、ちょっと片棒担いでいて、これまでも先生たちといろいろな話をしてるんだけど、基盤むき出しのRaspberry Piを小学生がちゃんと扱えるのか? って云うのは初期の頃からの課題としてあがってるのね。なもんだから牛乳パックケースとか作って見せてみたんだが非常に受けが悪いんよ。
で、校長先生の意向としてはアクリルのケースをなんとか手配したいらしく、寸法渡してるんだけど、図工の授業で作るとか、保護者と一緒にワークショップとか云う話も出てきて、材料から切り出したらいくらとか見積もりまで取ってて、これがビックリする位高くてさ、その金額出すなら製品になってるヤツ買えちゃうじゃん、とか思ったりもしてるのね。
とは云え、公のお金を使ってものを買うのは大変らしく、インターネットで一番安いの探してポチッと買うわけにはいかないんだって。だからこの見積もりも、たぶん出入りの教材屋さんに聞いてその教材屋さんは卸元に聞いて卸元は加工できる業者を捜してって間のマージンがどんどん膨らんじゃうんじゃないのかね。
まぁ、学校が持ってる予算の中でなんとかしようって云うんだから、それはそれなんだけど、一保護者としてはその金額出すなら他の使い道があるでしょ、スイッチサイエンスの「どきプロ 電子部品キット」とかにしようよ、とか思っちゃうよ。

牛乳パックRaspberry Piケースの作り方 Raspberry Piケース

小学生にはこれで十分

例えばの話だけどMakers’ Base借り切って皆で作るとかさ、もしかしたらそのお金でレーザーカッター買えんじゃね? とかね。
かといって、全校児童分保護者と先生たちでアクリルから手で切り出すなんて現実的じゃないし、なんかいい手はないものか考えたさ。
で、塩ビ板とかだったら、厚みによってはカッターできれそうだし、どうよと思ってダイソー行ったらいいのがあるじゃん。
Raspberry Pi 自作ケースPPシート。
これならカッターで切れるししかも安い! 400 x 570mmで¥100(税別)って、このサイズなら16個分取れるじゃん! スペーサーとネジをあわせても材料費だけで¥100ちょいだよ。
0.75mmだと、ちょっと心許ない感じだけど、小学生にはこれで十分だと思うわ。

これ、調べたら1.2mmmとかもあるみたいなので、コストはちょっと上がるけど結構いい線行ってると思うわ。月曜日にこどもにサンプル持っていてもらおう。
Raspberry Pi 自作ケース Raspberry Pi 自作ケース Raspberry Pi 自作ケース

Scratch Day 2014 in Tokyo に行ってきた

Scratch Day Tokyo 2014
今日は5/17だからな、Scratch Dayだよ。
今年は会場が変わって本郷の東大キャンパス、福武ホールだ。
朝から準備に行く訳だが、五月祭とぶつかってるということで早い時間から人がいっぱいだわ。
と云うことで、今年のWell come videoからな。

Scratch Day 2014 from Lifelong Kindergarten on Vimeo.

Scratch Day Tokyo 2014まず、会場入り口に設置されたカウンター。どの位の来場があったかは後でね。
右手がシアター、左手がワークショップ会場な。

オープニング

Scratch Day Tokyo 2014オープニングの1発目はいつも通り阿部さんの「Scratchの最新動向」
まずビックリなのは、この1年でユーザー数も、アップされたプロジェクトも倍になったってこと。
これはアメリカも日本も「プログラミング教育」に関する関心が一気に高まったことと、これまでのScratch1.4からブラウザベースのScratch2.0へ移行したことが要因だそう。

この後、シアターではパネルディスカッションがあるんだけど、ワークショップの手伝いに移動。

ワークショップ

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
このワークショップ、Raspberry Piを使ってScratchやMainCraftを動かすワークショップなのだけど、午前中は「そうしたワークショップを運営したい」大人向け。午後はこどものワークショップで、実際にファシリテーターになってもらう、って云うなかなかイカした企画だよ。
しかも、こどもはRaspberry Piお持ち帰りだからね。

プログラミングバトル

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
これが今回、見てる側からすると一番盛上がった企画だね。
2人が同じお題でスクリプトを書いていく。与えられた時間は20分。
午前と午後にそれぞれ1回ずつあったんだよ。
午前に行われた1回目、aktsky vs medakakunのお題は「PON」
うんうん、2人共良くやったよ。最後の最後にミスが出て逆転された感じだけど、いやぁ、面白いわ。

午後に行われた2回戦。
mikoto vs takumi2000
お題は「インベーダー」 1回戦の「PON」に比べいろいろと制約が多いので、これを20分で作り上げるって云うのはかなり大変だと思う。
実際、2人とももう少しのところで完全に動作するまでには至らず、大人の采配で引き分け、ってことになったけど、ぜひとも続きをWeb上でやって欲しい。

これを見てて思ったのは、できる子はいちいち動作確認とかしないでどんどんブロックを積み上げていくのね。これって、書いてる本人はどういう風に動くか解ってるんだよね、と思うと頭の中どうなってんの? って思う。MineCraftとかもそうなんだけど、頭の中では全体像が見えてて自分が今何処にいるとか解ってるんだろうか?
大人になるとそういう感覚ってどんどんなくなっていく様に思うんだけど、それ以外のどうでもいいことがことがいっぱい入ってくるからかね? それを邪念っていうのか。
どうですか? 大人の皆さん。

実際のバトルの様子はUSTREAMに上がってるのでこっちを見てくれ。

パネルディスカッション

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
今回のパネルディスカッションのお題は3つ用意されていて、

  1. 「学校とプログラミング」
  2. 「課外活動とプログラミング」
  3. 「僕たちとプログラミング」

という感じで、公教育の中でのプログラミング、課外活動の中でのプログラミング、最後に実際にその対象となっているこどもたちの話。
最初の2つはちゃんと聞けていないので、ここでは書かないけど、3つ目のこどもたちの話な。

こどもたちとか云っても山内君は中2と云ってもずば抜けて頭も切れるし優れているし、以前から聞いていた会社起こす話は6/15に登記するって云うから「雇ってくれ」と云ってある。
宮島君は山内君と並ぶと3倍くらいあるんじゃないかと思うけど、高校生なのにCoedrDojo Kashiwaを立ち上げたり、いろいろなイベントを催したりして、とりあえずはじめちゃう行動力は一番だね。
原君は「こども」の枠に入れていいのかどうかちょっと疑問だが、(公に酒飲んでいいことになったのはつい数日前だからまぁいいか)高校生の頃からKinect2Scratch4Macとか作ったり、バシバシコード書いてるし、いや、凄い顔ぶれだよ、と云うかそういうこれからを背負って立つ人材がScratch回りに集まってるって云うのが凄いことだと思うわ。

今となってはこども向けの「プログラミング教育」環境はいろいろと増えてるけど、これは本当にここ最近のことで、それ以前は限られた中で地道に活動してた結果だと思うわ。
んー、なんだろう、これは土地を耕すことから始まって、土を作って種蒔いてコツコツと育てることが大事なことだったんだろうけど、最近は重機持ってきてガーッとやって、化学肥料バラ撒いたり、遺伝子組み換えとかで大量生産みたいな、そんな風に見えるわ。
いろいろと環境が変わったり整ったりしていくのは悪いことじゃないけど、本質が何処にあるのかは常にきちんと考えていないといけないと思うわ。気をつけてないと金儲けのネタにされてるだけみたいになっちゃうよね。

クロージング(振り返り)

Scratch Day Tokyo 2014当日朝の準備からクロージングまであっという間でスゲー楽しかったわ。
エントランスの脇に設置した来場者数カウンターは最終的に1,728名の来場と云うことで去年の約3倍。五月祭効果があるんじゃね? って云う話もあるけど、見てる限り来てる人は皆Scratch Day目当てに来てて、ついでに入ってきたふうの人はほとんどいないと思うのね。
それだけScratchとかPEGをはじめとするプログラミング教育と云うことへの関心が大きくなってるんだと思うけど、前述したようにただ流れに乗っかてるだけ見たいなことだけにはしないといけないと思うわ。

恒例のリフレクションビデオはこれね。


プログラミング教育を取り巻くこどもたちの話

Scratch Day Tokyo 2014一般の来場者が帰った後に関係者の懇親会があったんだけど、ここで阿部さんはじめ大人を取り囲んだこどもたちの話が、実はこの日のハイライト。

こういう処ではお菓子食いまくって、DSとかゲームやって、「あー、疲れた、早く帰ろう」とか云うのが普通なんじゃないかと思うけど、彼らは特別意識高いのかね? 多少話を振ってる大人がいるのは事実だけど、Scratchの次にどの言語に取り組めばいいのか、とか、プログラミングってどういうこと? とか、それを仕事にするにはどうしたらいいのか、とか。
この先の自分たちが於かれている状況をしっかり理解して、どうすればいいのかそれぞれがきちんと考えてる感じがするわ。

まぁ、人生を半分以上終えた大人の意見としては、所詮10年とか20年とかしか生きてない訳で、世の中にはまだ沢山の君たちが知らないことがあるんだよ。今から、将来ああしたい、こうしたい、って考えることは悪いことではないけど、まだ見たことも聞いたこともない可能性がいろいろなところにあることを忘れないでね。

個人的には大きな山を1つ乗り越え(次がすぐ迫ってくるんだけど)一息つけるかな(いや、そんな暇はない)
Scratch Dayへの参加は4回目だけど、年を追う毎に内容が濃くなっていくので凄いよね。
関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

ここで紹介しきれなかったものに関しては画像とリンク張っとくのでそっちを見てね。

Smalruby

Smalruby

KORG:LittleBits

KORG:LittleBits

SWITCH SCIENCE:Rapiro

SWITCH SCIENCE:Rapiro


ArTec:ArTec Block

ArTec:ArTec Block

ScratchJr

ScratchJr

ちっちゃいものくらぶ

ちっちゃいものくらぶ

函館未来大学:物質プログラミング

函館未来大学:物質プログラミング

東京都市大学×山梨英和大学:Magbot

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