小学校でScratchやってきた 2014年度4回目

プログラミングラボinケイヨウ
今年度の4回目、夏休みが開けて初めてのプログラミング教室をやってきたよ。

使途襲来

でもその前にKickstarterで出資していたKANOが届いたので準備の時間にセットアップしてみた感想をちょっと書くわ。
KANO KANO
まず、パッケージはかわいい。これはこども向けという意味では重要なファクターだと思うよ。
最初にKickstarterで見た時もオレンジ色のキーボードはインパクトあったし、それだけのために出資しちゃった人も少なくないんじゃないか。
いろいろなものが箱にきれいに収まってるのはいいんだけど、一部で指摘のあった様に附属のケースに収めたまましまえないとか問題がない訳じゃないけどまぁいいや。
ひとつひとつのパーツに関しては、キーボードは予想通りでかわいい。大きすぎず、小さすぎず、手頃なサイズでトラックパッドがついてたりBluetoothで接続できるのも素敵。
ケースもよいよ。ケースと一体になるスピーカーもなにげによいのだけどピンジャックがL時型だったらケーブルの治まりももっとかっこ良かったのにと思うわ。
Wi-fiのドングルはでかくて安っぽいので、これはちょっとマイナスポイント。
SDカードは予めKANO OSのイメージが焼かれたトランセンドのクラス10、8GBのマイクロSDが附属してた。
電源用のUSBケーブル、HDMIケーブルはしっかりしたものがついてた。
Early birdyで99$(これとは別にInternatinal shippingってことで20$プラス)って云う金額はその当時のRaspberry Piの値段を考えるとちょっと微妙な感じがしてたけどキーボードとパッケージのおかげで大分お得な気分になれるよ。
Kickstarterで出資するってこと自体が「がんばってね」って意味合いだからどうでもよいのだけどね。
要になるのはこうしたハードじゃなくてソフトウェアの方だね。
Raspberry PiはNOOBSになってから大分ハードルを下げられたけど、これからコンピューティングやプログラミングを学ぼうっていう層にはかなり手厳しくてKANOはそこを更に下げることがで来たのと「こどもが使う」前提だから見た目もよく考えられてるんじゃないかな。そんな訳でまぁ、満足してる。
本体はRaspberry Piそのまんまだし、KANO OSも附属してるチュートリアルもKANOのサイトからダウンロードできるので興味のある人は触ってみればいいと思うわ。

目新しいものを見せてあげよう

さてさて本題の方だけど、前回は1-2年生が大勢来てそれはそれで大変だったんだけど、今回は15組の申し込みで内5組が初めてってことで結果的はちょうど良い感じだったわ。
1学期にRaspberry PiとScratchを使った授業は全児童が経験してて、夏休みはそれぞれが家に持って帰っているので、これまでとは少し違う雰囲気になるのかなと思っていたけどあまり変わらなかった。
これはまた後でも書くけど、主催する側としては参加してくれるこどもたちが自主的に取り組んで欲しいということで「今回はこれをやります」的な告知も募集もしていないのね。ただ、いろんなことが一周しただろうと思ってちょっと目新しいものを見せてあげよう、ってことでいろいろなものを持ち込んでみた。
meArm なのぼロボ
meArmもなのぼロボもScratchで動いてるんだぜ、ってことを云ってるんだけど、ロボット自体には興味を示して「作りたい」とか「やってみたい」とかは云うけどそれをどうやって動かしてるとかはどうでもいい感じの反応だった。
これ以外にもなのぼ~ど単体だったりUSBカメラだったりGPIOでLED点けたりとか一通り見せてみたんだけど全くと云っていいほど食いつかないんだわ、これが。
結局、それが何なのか? それを使って何ができるのか? ってことがまだ理解できないってことなんだろうなというのが今日のところ結論。
「家でもやってます」的な子は目的もしっかりしてて放っておいても自分で進められるし、一部の毎回来てくれる子も同様。
参加したことで、家でやってるのとは違うなにかを得て帰ってもらわないといけないし、初めての子や低学年の子には興味を持って続けてもらえる様にしなくちゃいけないと思うのだけどね。
プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
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終わった後に先生とも話をしたのだけど低学年のこどもには3時間というのは長過ぎる、なにかお題を持って取り組まないと、何ができるのか解らないこどもには解らないまま、というようなことを云われたよ。
毎回決まった子が来るのであれば、全体が少しずつレベルアップすることができるんじゃないかとは思うけど、1人でも進められる子と、初めて来る低学年の子ではレベルに差がありすぎて同じ課題に取り組むのは無理だと思う。仮にそうした場合にはどうしても低い方に合わさざるを得ないし、怠慢と云われればそうなのだけど、ネタを吐き出し続けるのはさらに厳しいと思ってる。
参加資格を制限したくはないし、どうやったら興味を持ち続けてくれるのか、って前回の反省から何一つ改善してねぇじゃん。
もので釣る作戦は失敗したので、さて、次はどうしたものか。

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