今日はScratch Day 2015 in Tokyoだよ。
Scratch界隈の人にはもうお馴染みのイベントだし、「プログラミング教育」の流れに乗っかった人たちの来場も増えているんじゃないかと思う。
会場は去年と同じ本郷・東大の福武ホールな。
今回はメインのホールにほぼほぼ張り付いていたので見てきたこと、感じたことを記しておくわ。
オープニング
今年のオープニングは「Scratchだから緑の旗振ってスタートでしょ」ってことでリアルなグリーンフラッグが用意されたよ。
実行委員長の阿部さんがこれを振って今日のイベントのスタートが宣言された。
1発目はいつもの通り、阿部さんの最新のScratchの動向についての話。
Scratchの登録ユーザーは650万人、アップロードされたプロジェクトは928万件。近年の急激なユーザー、プロジェクトの増加は英語圏を中心とした世界中での「プログラミング教育」に関する関心の高さからきてる。
その中で日本の状況はどうか? というとユーザー数がもう少しで5万人とだいぶ少ないのだけど、フォーラムの活発さにかけてはずば抜けていて、これに関していうとちょっと特殊な状況。
その辺りも含めて、近年の日本のプログラミング教育に関してのレポートな。
で、この話はこの後の鼎談に続く訳だ。
鼎談「日本のプログラミング教育に物申す!ソフトウェア開発の現場から」
えーっとね、この話、難しくってよく解らなかったっす。ごめん。
その中で「役立つ「ものや仕組み」が作られる仕組み」っていう話は面白かったわ。
考える → 作る → 使う → 問題の発見、解決 っていうのがぐるぐる回って「役立つ「ものや仕組み」が作られる」っていうことなんだけど、要は何をやるにしても楽しくないとね、ってことよ。
楽しいことを考えるのは楽しいのね。人にやらされることは楽しくないのかなぁ、とか、いろいろ考えさせられるわ。
プログラミングバトル
去年も大好評だったプログラミングバトルな。
今年は予選会を行って選ばれた4人が対決したよ。
1回戦目のお題は「スネーク」 いやぁ、いきなり難しいよね、って思ったわ。
今時のこどもが知ってるとは思えないから。案の定、対戦した2人はその場の説明でしかどういうゲームかわからなかった様子で、明確なイメージが湧かなかったんじゃないかな。
結局、2人とも制限時間内に動くものを作り上げることができず、1回戦目は引き分けな。
時間をおいて午後に行われた2回戦目。
2回戦のお題はマルバツ、3目並べな。しかも、対戦相手はコンピューターというこれまた難題。
これはルールも知ってるだろうけど、相手は自動で動かさないといけない、いうところがミソだな。
で、それぞれ、コンピューター同士を戦わせて勝敗を決めよう、っていうんだから、大人厳しすぎ。
1人はとりあえず動くものが出来上がったけど、もう1人は動くものができなかったってことで勝敗がついたわ。
とはいえ、最初の2人も、後の2人もよくやったよ。
Show & Tell
Show & Tellは小学校の1年生から中学校3年まで幅広い年齢層ですごい作品がたくさん集まったね。
プログラミングバトルもそうだけど、年々レベルが上がってて、もうね、ついていけません。
今日発表された作品は下記にリンクが貼ってあるので、それぞれ確認してくれ。
座談会「わくどきすくうき!プログラミング教育本著者大集合」
ごめん、この辺りになると、だいぶ疲れてきた。
まだ読んでない人は買って読んでね。
これを読んだからって、優秀なプログラマーに育つ訳ではありません、だって。
いやいや、こどもたちにプログラミングっていうものが世の中にはあるんだよ、って知らしめたってことで十分だろ。
参加者全員ワークショップ
ちょっと目を離した隙にワークショップの進行はほとんど終わってしまったよ。戻ってきたときにはじゃんけん大会の真っ最中だったわ。
クロージング
いやー、1日長かったわ。
クロージングでは各セクションの振り返りと、恒例のリフレクションビデオね。
という訳で、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
緑の旗で始まったんだから、最後は赤いボタンだろ、っていうツッコミもあったけど、最後までハイテンションでいられるっていうのはいいよね。これは来年へ向けての緑の旗が振られた、ってことらしいですよ。
ご協力いただいたスポンサーの皆さん、ありがとうございます。
今日の様子はニコニコ生放送でタイムシフト視聴ができるよ。