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PEGのキックオフイベントに行ってきた

PEG
幾度となく話題に上がっている「コンピューターに親しもう」プログラムが正式に「PEG」になって、キックオフイベントが開かれたので行ってきた。

「PEG」ってなに?

PEGProgramming Education Gatheringの頭文字を取ってPEGな。
PEGの主旨についてはPEGのサイトに書いてるので飛ばすけど、重要なのは次の2点だと思うわ。


すべての子どもたちに創造表現の場を提供する
創ること・工夫すること・協動することは、これからの時代においてより一層必要とされます。世界中のすべての子どもたちに、彼・彼女たちの力が花開く場を提供します。

すべての子どもたちの情報リテラシーを育む
コンピュータサイエンスをはじめとする技術の面白さや仕組みを理解し、それらを使いこなすリテラシーを育みます。課題や問題を分解し、手順を創り出し形にしていく物事のとらえ方は、子どもたちの汎用的な力を育むことにつながります。

トークリレーを圧巻した12歳

PEGトークリレーこのイベントのメインはトークリレーでPEGのパートナーとなっているいろいろな団体のプレゼンテーションの場だった訳だけど、ワークショップの手伝いをしていたのでリアルには見ていないのね。
あとから断片的に入ってくる情報からだけの話だけど山内君の話が一番インパクトあったみたいだよ。

親が教育熱心かどうか、また親の所得などでチャンスが制限されているのが現状です。ぜひ、新しい世界へのチャンスを義務教育の中にちりばめてほしい。こういう場、こういう世界がありますよ。やってみたい場合はこのようなチャンスがありますよ、という情報があるだけでも世界が変わります。プログラミング、語学、マスコミ、ロボット製作、経営学、・・・いろんな世界に続くドアを開けてみたい。また、子どもたちには平等にドアを開けてほしい。

んー。PEGの関係者をはじめ世の中の大人はこのことを真剣に受け止めなければいけないよ。
USTREAMの中継があったのであとで見られるかと思ったんだけど、パーティーの様子しかないのね…。残念だ。


ワークショップも盛りだくさん

PEGワークショップトークリレーと平行してワークショップも行われていたのだけど、これがまた豪華な内容だったよ。

  1. Rasbpberry Piのセットアップ
  2. Scratchの基本動作
  3. ScratchGPIOでLチカ
  4. 段ボールインターフェイス

この内容をを3時間半でやって最後にシアターで発表する、って云うんで卒倒しそうになったけど、やってみたら何とかなったんでこれまたビックリだよ。


Scratchはやったことのある子が多かったのだけど、Raspberry Piなんて初めてだしブレッドボードとかGPIOとか見たことも聞いたこともないこどもが、LEDがつくと大喜びだよ。
この先、こういうことがどんどん広まって行くとしたらすごいことだと思うし、今回のワークショップはこちらとしてもとても参考になったわ。
参加者にとって今回は無料のワークショップにも関わらず、Raspberry Piお持ち帰りと云うものすごいお得で為になるワークショップだったこと間違えない。

「Raspberry Piではじめるどきどきプログラミング」も先行発売

Raspberry PiではじめるどきどきプログラミングRaspberry Piではじめるどきどきプログラミング (はじめるプログラミング シリーズ)もイベント会場で先行発売されてたわ。
ワークショップでやったようなScratchGPIOの使い方や、GPIOとモータードライバーを使ってモーターを回す方法とか、Minecraftとの連携とか、こども用とは云いがたい内容盛りだくさんだよ。
Amazonで予約してるし、一般の来場者が優先だろうと思ったけど、遠慮しないで1冊買っておくべきだったわ。
おまけにAmazonではいつの間にか「シリーズ」化されてるし。w 今後に期待する。

世の中を変えるムーブメントにしたい

あの大雪の中来てくれた来場者や、ずーっと準備をしてきた関係者の皆さん、お疲れ様でした。
結果としてこのようなことになったのは、やっぱり日々の積み重ねだと思う。
花火を上げたのだから山内発言の様に世の中を変えるムーブメントになって欲しいし、微力ながらも関わりが持てて(この先もきっと)良かったわ。
今回のイベントをきっかけに、より多くのこどもたちがいろいろな可能性に触れるとこができる様になればいいと思う。

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キッズクリエイティブ研究所 プログラミングラボに行ってきた 2014年2月デジハリ編

長いものには巻かれろ(ちょっと違うけど)

プログラミングラボ デジハリタイトル長いな。
今日はCANVASの

キッズクリエイティブ研究所 プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ

のお手伝いに行ってきたよ。あー、タイトル長いわ。
要はScratchのワークショップだよ。
CANVASのキッズクリエイティブ研究所ではいろいろなこども向けのワークショップをやってるんだけど、その中のデジタル分野ってことでScratchのワークショップも以前からやってるのね。
過去にも東北でのワークショップScratchとKinectを使ったワークショップなんかのお手伝いをしてきたんだけど、2/8(土)にはPEGのキックオフイベントも控えてるし、今後絡むことが増えるんだろうと思ってる。

プログラミングラボって何?

プログラミングラボ

  • ベーシックコースinデジハリ
  • アドバンスコースinGREE
  • チャレンジコースin赤坂

の3コースでやるってことだから、それぞれレベルに合わせて行ってみるといいんんじゃない。

今日のワークショップの流れは、

  1. ファシリテーターのミーティングでスケジュールと担当の確認。
  2. こどもはファシリテーターの話を聞くエリアとPCで作業するエリアが明確に分かれてる。
  3. 基本的なところを一通りやったら、このどうしたらより良いものになるか皆でブレスト。
  4. 目標ができたらひたすら作ってデバグ。
  5. 最後は皆で発表会

という感じ。
プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ
プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ programing_lab_dhu_20140202-09 programing_lab_dhu_20140202-13programing_lab_dhu_20140202-11 programing_lab_dhu_20140202-10 programing_lab_dhu_20140202-07
プログラミングラボ ベーシックコースinデジハリ programing_lab_dhu_20140202-12

こどもは侮れない

まぁ、ベーシックコースってことで初心者が対象な訳だけど、なかなか「ドキッ」とするようなことを聞かれたり、こどもは侮れないのよ。
小学生でも低学年の子が多かったので、少し難しい話が多かったかもしれないし、じかんも短かったけど、皆よくできたよ。
俺としては「プログラミングができること」じゃなくてプログラミングを通じて「ものごとの考え方」を学んで欲しいと思ってる。
今日話したことは、今は難しくて理解できなくても大きくなるまで忘れないでくれたら、いつか目の前の霧がパッと晴れる様に解る日がきっと来るから。

Raspberry Pi本の宣伝をしてみる

ドキドキしてきた

いきなり宣伝だぜ。
小学生からはじめるわくわくプログラミング」が去年の7月に出て、第2弾がもうすぐっていうのは知ってるんだけどね、ここへ来てRaspberry Piと共に急激に盛り上がってる訳よ。
つい先日、阿部さんがTwitterで#dokiproを連発してたのを石原さんがTogetterにまとめたら、Gunosyに流れてくるわ、ネタフルで紹介されるわ、これは便乗しない書かない訳にはいかないわな。

Raspberry Piは確かに楽しいんだけど、こどもが「楽しい」ところに到達するにはだいぶハードルが高いんじゃね、と正直思ってる訳。


なんて、本当にできたら、俺の今までの苦労はなんだったんだ、ってことになるんだよ。

そんな訳で、ここまでの道のりについてちょっと記しておくわ。

Raspberry Piが起動しない

Raspberry Pi USBケーブルRaspberry Piを最初に買ったのはたぶん2012年の夏前だね。RSコンポーネンツが取り扱いのアナウンスしてるのが2012年の5月で速攻オーダーしてるはず。ものがいつ届いたか覚えてないや。
で、最初の壁は起動できなかったんだよ。
SDカードにOSをインストールして、キーボードとマウスはその昔のグレープのiMacのヤツを引っ張り出してきて繋いだんだけど起動画面の途中で止まっちゃう、っていうのがづーっと長い間解決できなかったのよ。
始めはOSのインストールが上手く行ってなんじゃないかと思ってやり直したり、キーボード取り替えてみたりしたけどやっぱり立ち上がらなくて、結局何が問題だったかっていうとUSBケーブルだったんだよね。
どうも電源に付属していたUSBケーブルが粗悪品だったらしく、別のケーブルにしたら何事も無かったかの様に立ち上がったわ。
なので、起動画面の途中で止まってしまう場合はUSBケーブルを取り替えてみるといいよ。それと、100均で売ってるUSBケーブルはやめた方がいいかもしれない。

無線LANに繋がらない

Raspberry Pi 無線LAN設定2つ目の壁は無線LANだな。
最初の頃のRaspbianにはWiFi Configが無かったから無線LANに繋ぐにはごにょごにょしなくちゃならなかったんだけど、今のバージョンには最初からWiFI Configがあるからね、PCで設定したことある人は見れば判るでしょ。

  1. WiFi Configを立ち上げる
  2. Manage NetworkのタブでScan
  3. 繋ぎに行くAPをダブルクリック
  4. PWDを入力してAddする
  5. 設定したSSIDをEnableにしておくのを忘れない様に
  6. Current Statusのタブに戻ってConect
  7. 一度繋がれば次からは自動で繋がるはず


コマンド? なにそれ、おいしいの?

Raspberry Pi元々プログラマーじゃない人や、コンピューターに深く関わってない人が一番苦労するのはここだと思うよ。
最初からパッケージに入っているアプリケーション以外のことをやろうとすると避けては通れない。
モニター繋がないでVNCで見たいとか思ったらとりあえずググる。そうすると、どうしたらそれができるかはほとんどの場合すぐ見つかるよ。そこに書いてることを忠実にやれば大抵のことは解決できる。
ただ、そこに入力したコマンドの意味とか、上手く行かなかったときの対処方法は書いてないので未だに苦労してる。
リファレンスとか見ながらでも、コマンドの意味が分かってくるとだいぶ違うと思うんだけどね。
もう歳なので、ちょっとやらないとみんな忘れちゃうんだよ。困ったもんだ。

そんなことも含めて、「小学生」でもできちゃうんだったら、やっぱすごいよねー、という感じで以上宣伝でした。

Scratchワークショップに行ってきた 2013年12月編

Scratchとなのぼ~どをつかって「いたずら」してみませんか?

OtOMO Scratch WSあー、のっけから訳解んない画だね、これ。
そもそもWSのお題が「Scratchとなのぼ~どをつかって「いたずら」してみませんか?」だからね。

でもね、よく見るとこの人達、どっかで見たことあるよね。
左は最近こどもがこぞってサインをねだってる人だし、右はMTFで「醤油かけすぎ機」やってた人じゃない?
「!」
良い子のみんなはここで何が起きたか、もう判ったかな?
プログラミングっていうのはゲームを作ったり、世の中を便利にすることだけに使われるものじゃないんだよ、ってことだ。いきなりダークサイドの入り口みたいな滑り出しだな。

それってフィジカルコンピューティングじゃね?

OtOMO Scratch WSそんな訳ですごく良く云うとフィジカルコンピューティングなワークショップな訳さ。
Scratchとセンサーボード、モーターを繫げて世の中のためになるものを作るのよ「いたずら」するんだよ。

Scratchとなのぼ~どを繋ぐ

OtOMO Scratch WS「いたずら」とはいえ、作る方は真剣さ。
机の上にわくプロがさりげなく置いてあるのがポイントだね。
前半はScratchとなのぼ~どの接続の仕方や、センサーやモーターの動きについての説明を聞いて、しっかりメモを取ったりさすがだね。

動かしてみる

OtOMO Scratch WS後半戦は実際に動くものを作ってみたよ。
お正月の飾りが上下したり、旗を上げ下げしたり、振り子を動かしてみたり、それぞれ思い通りのものができたみたいだ。
これでみんな将来はSCHAFTみたいにグローバルに活躍できるぞ。

フルカラーLEDで自分だけのイルミネーションを作ろう♪

OtOMO Scratch WS今回はもう1本、「フルカラーLEDで自分だけのイルミネーションを作ろう♪」っていうのもやったのね。
こっちはScratchではなくよく似たArdublockというのを使ってイルミネーションLEDをコントロールするWSね。

OtOMO Scratch WS OtOMO Scratch WS

最後はサイン会

OtOMO Scratch WSWS終了後は最近定番のサイン会な。
今回の参加者は既にScrtachのアカウントを持って自分のプロジェクトをサイトに上げたりしてるみたいだから、なにげにレベル高かったんじゃないかと思うわ。参加者同士でアカウントの交換とかプロジェクトの見せ合いとか、素晴らしい交流が図れたんじゃないか。

サイトの上では単にアカウントをフォローし合ってるだけなのに、いきなりリアルで顔を合わせるってすごいことだと思うんだけど、そういうことが実際に起きてるっているのはScratchが着実に広がってるってことなんじゃないかと思うわ。
今まではこう云うのってあまりなかったからね。いやぁ、素晴らしい。
良いWSで今年の最後を締めくくりで来てよかったわ。

小学校でScratchやってきた 特別編

諸事情により画像はありません

今日はね、諸事情により画無しね。決して撮るの忘れてた訳じゃないよ。

なんで画がないかと云うとだね、プロパーの授業だから。授業なんだよ、今日は。

あー、授業だからね、課外のイベントじゃないから、お手伝いはしたけどおまけみたいなもんだね、今日は。

なんでそういうことになったかと云うとだね、ちょっと遡るけど過去に3回課外活動として「プログラミング教室」をやった訳だけど、ある日突然学校から電話がかかってきて、阿部さんを紹介したことは3回目の時にちょっと書いたよね。

その後に、阿部さんと学校とでMTGがあったのは聞いていたけどね、問題はその後なんだよ。

え? Raspberry Piもらえるの?

アレだよ、アレ。いきなりGoogle x Raspberry Pi祭りが降ってきたんだよ。いやぁ、驚いた。

だって、いつの間にか「パートナー」になってるんだよ。「えぇっ! Google後援ってまぢか。Raspberry Piもらえるの? 俺の分は?」 って感じ。
発表の直後は断片的な情報しかなくてね、まぁ、無料で貰うっていっても右から左にはいどうぞ、って訳にはいかないんだって。
結果的には校長先生はじめ、関係者の努力が実って来年度からの導入が決まったらしい。んー、素晴らしいね。

そんな訳で、今日はまず手始めに既存環境の授業の中でやってみよう、っていうのの1回目な訳さ。
今日は6年生で、来週もう1回5年生と教職員向けの勉強会があるんだよ。
今日の感触としては、みんな楽しんでもらえたようでよかったんじゃないか。「いつもは出来上がったゲームばかりやってるけど、作ってる人の苦労が解った」とかありがたい感想も聞けたしね。
2クラスそれぞれ2コマずつの授業だったんだけど、クラスが違うとあーも違うのかって、やっぱりキャラが出るもんだね。

世の中はアルゴリズムでできている

授業の後は校長室で給食ごちそうになったんだけど、給食とか食べるのx5年ぶり位かなぁ。当時はアルマイトのお盆にメラミンの器で先割れスプーンだよ。最近はご飯も出るし箸も使うしだいぶ変わったよね。そんな昔と比べるなっていう話もあるか。

給食食べながら「今後」の話に当然なったんだけど、俺としては「授業でやるなら出る幕ないでしょ」って思ってたんだけどね。今後も何らかの形で関わって行くことになりそうだね。おそらく土曜日の午後とかに教室を開放してもらって寺子屋みたいなふうになるのかな、って思ってる。

Raspberry Piの活用の件もWeDoが何もしなくても動くとか、純正のカメラモジュールよりUSB接続のWebカメラが超かんたんとか、可能性が広がる話がいろいろあるし、「世の中はアルゴリズムでできている」っていうのが解っちゃうらしいよ。やらなくちゃいけないことがまた増えた感じだけど、Raspberry Piに関していうとドンドンやりたいことが増えちゃって大変だわ。春までにいろいろ仕込まなくちゃね。
膨らむ一方のアイデアを具現化してくれる優秀なエージェントを募集してますよ、っと。

Maker Faire Tokyo 2013に行ってきた 2日目

Maker Faire Tokyo 2013
ちょっと時間が空いてしまったけど、MFTの2日目のことを書くわ。
いやぁ、2日も立て続けにイベントに参加するともうへろへろな訳よ。もの凄く体力の衰えを感じてる訳。
なので、帰ってきてからこれを書こうとか思っても体がついてこないと、何とも情けない状況なのよねー。
で、火曜日はTHSに行って、結局昨日もTHSに行って、今日に至る訳だ。

そうこうしている間にいろいろと他からも情報が上がってきてるので、その辺りも絡めながら書くわ。

Makerとこども

居並ぶブースに並ぶのは、どうしてこんなの作ったの!?なんて聞くのも野暮なアイテムから、宇宙に届くDIYまで実に様々でしたが、今年は特に、子どもの知育に役立ちそうなアイデアが数多く発表されていたようでした。小さい頃から物づくりやプログラミングに興味を持ってもらう、しかも楽しく、親と子で、なんてノリを観じましたよ。

と記事にしてるのはLifehackerな。
確かにこどもが多かったと思うんだよね。MFTってこんなにこども多かったっけ? って。
こどもを意識したネタが多いからこどもがたくさんきてるのか、こどもがたくさん来る様になったから、こども向けのネタが増えてるのかよう判らんけどね。
1日目のところにも書いたけど東工大でやってる時よりも「一般的」なイベントになったんだろうね。

Makerと企業

かと思えばこう云う話もあって、


まぁ、個人的にはどこかで歯止めをかけて以前のような偏ったイベントにもう少し戻した方がいんじゃね? と思うんだけどね…。
あぁ、littlebitsは良いよ、欲しいよ。ちょっと高いけど、99USDが¥11,000だからとても良心的な値段設定だよ。

MakerとしてのOtOMO

OtOMOのこどもたちのことも記事になってるね。

Maker Faire Tokyo 2013いやぁ、これってさ、明和電機なんじゃね? って思った訳。
どうっすか、土佐さん? 明和電機xOtOMO WSとか。うちからも近いしなぁ。

MakerとTokyo HackerSpace

今回はTokyo HackerSpaceの手伝いもできるかな、と思ってたけど、始まってみたらそれどころではなかったわ。
幸いなことにTHSのテーブルは既存のメンバーだけでも十二分に盛り上がってたので、俺の出る幕はなかったのだけど、それよりMFT後のMTGがどうなるかの方が気になってたのね。

MFT明けの火曜日のオープンミーティングには香港と中国から来たっていうゲストが来てて、後で彼らはなかなかイカした奴らだってことに気がついたのね。

Seeed Studioさんたちが遊びに来てくれました!
Seeed StudioのLeslieとHao、Looking GlassのShawn、DoraBotのHaoが遊びに来てくれました!

スイッチサイエンス マガジン

昨日は昨日で、日本人がいっぱい来てて正直驚いた。いやぁ、MFT効果抜群だわ。
でね、ちょっと疑問が生じててさMaker Faireの「Faire」なんだけど、博覧会の意味でのフェアならスペルは「fair」だろ、って。Google先生に聞いても解んないし。なのでネイティブイングリッシュスピーカーに訊きました。
Richardさん曰く、「”e”が入るのは昔の綴り」だそうで、その方が何となくかっこいいらしい。
そうか、エヴァンゲリオン‎が‎ヱヴァンゲリヲンになったのと同じようなものか。

まとめ

そんな訳で、またいつもの様にグダグダになってきたので、今年のMFTを総括するとだな、やっぱりものを作れる奴は偉い、ってことだな。「バカ、バカ」云ってごめんよ。本当にバカにしてる訳じゃないから許してくれ。俺も早くそっち側に行ける様がんばるわ。
それと、もう少しだけもとに戻ることを期待してる。

Google x Raspberry Pi祭りに思うこと

Google x Raspberry Pi祭り

10/29(火)に「コンピューターに親しもう」っていうプログラムがGoogleCANVASから発表になったになったのは知ってるよね。

このプログラムは平たく云うと、

「コンピューターに親しもう」プログラムは、6 才~15 才の児童生徒を対象に、コンピューターやプログラミングの基礎を学んでもらう取り組みです。

ってことで、こどもとこどもを取り巻く教育関係者や保護者にもっとプログラミングやコンピューティングのことを知ってもらおう、って云う取り組みだと理解してる。
細かい内容はまだよく解らないけど、今の時点ではっきりしているのは、

  • Googleが支援してRaspberry Piを5000台配布する
  • こども向けにはCANVASが中心になって指導
  • プログラミングの教材はScratch

って感じか。
もっと詳しく知りたい人は、下記のリンクをみてね。

いやいや、大変なことになったと思ってる。
ワールドビジネスサテライトで「これからは読み書きプログラミングだ」発言があったのが2年前の夏だ。CoderDojo Tokyoが始まったのが2012年の春で、去年のMFTではキリンタワーを作って、年が明けたあと、春位からかなぁ、プログラミング教育云々の話が何となく出てきて、アベノミクスで義務教育になんていう話が出たかと思いったら、小学生からはじめるわくわくプログラミングがでて、あちこちでプログラミング教室みたいのがにょきにょきでてきたなぁ、とか思ってたら、今回のGoogle x RPi祭りだからね。ここ1、2年の間にものすごい勢いで環境が変わってきてる。

Raspberry Piは確かに楽しい

自分でもRaspberry Piは楽しいと思うよ。でもね、最初から楽しい訳じゃなく、ここにも書いてある様に、

Raspberry Pi 標準の OS の Raspbian に始めから入っている Scratch とセットで語られているので、よくわかっていない人には「簡単に始められる」という印象を与えてしまいがち。しかし「簡単にできますよ」とはどこにも書かれていないし、実際簡単ではない。

「あー、これ面白いね」って思える様になるまではだいぶ距離があった。
Raspberry Pi自体は¥3,000ちょっとという値段でこどもの小遣いでもがんばれば買えちゃう位の値段っているのはとてもすばらしいよね。ただ、これにOSを入れたSDカードを用意したりモニタやキーボード繋いだりLANに繋いでインターネットするなんて云うのは普通うちじゃできないだろうねって思う。

そんなこともあるし、ここ数日Raspberry Piっていうキーワードで見に来る人が増えてるので、コンピュータのことをあまり知らない人でもどうやったらRaspberry Piが動かせるか書こうと思うけど、今日は眠いのでここまで。

「スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~」を見てきた

スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~今日は雨のおかげで予定狂いまくりなんだが、出かけたついでに「スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~」を見てきたよ。
今日、10/5はJobsの命日ということで一般¥1,500のところが¥1,000、学生¥1,200のところが¥500とお得でした。ラッキー。(ごめんよJobs)
こどもと一緒に行ったんだが、学生証か通学定期を提示してもらえば学割になる、って云われたんだけどどっちも無くて、「どう見ても中学生でしょ」って云ったらフロントのお姉さん「じゃぁ、今回だけ特別に」って学割してくれたよ。ありがとう、お姉さん。

肝心の内容なんだけどね、んー、正直かなり微妙です。
事前に本読んじゃってたからね、内容一緒だし…、もの凄く眠かったわ。
「動いてる若かりし頃のJobsが見たいとか」「Jobsの声が聞きたい」っていう人にはいいと思うよ。そうでなければ本買って読んだ方がいいかな、と思うわ。
始めから終わりまでインタビューしてるところを映してるだけなので、ほとんど動きがないんだわ。ひたすらJobsとインタビュアーの受け答えだけだしね。
映画だと思って見に行くと後悔するかもしれないけど、信者の人は見た方がいいですよ。

映画も本も内容は同じ、ってことで話し進めるけど、一番心に刺さるのは、

Should learn a computer language because it teaches you how to think.

コンピューター言語を学ぶことによって、考え方を学べるからだ。

ってところだよ。

昨今話題になっているプログラミングとこどもの教育の関連性を20年前から謳ってるっていうのはさすがだぜ。

最近読んだ記事では、

プログラミングを教えること、生徒がプログラミングについて熟知すること自体を目的としているわけではなく、それを使って何をするかという目的を生徒にしっかりと意識させようとしているところに大きな価値があると思います。

なんてことが書かれてだな、こうしたムーブメントは日本でもどんどん広がりを見せ、

ただコードが書けるようになるだけではなく、コードや新しいテクノロジーを使って何ができるかを考えられる生徒を育てることを主眼においています。

といった学校も開講準備を進めてるらしい。
こう云う謳い文句も良いんだけど、ここの学校のサイト、tumblrじゃん。教育機関がtumblrでサイト開くのか! って素敵だよ。

うちのこどもたちが通う小学校もだな、この流れに乗っかって授業の中でプログラミングをやって行くらしい。
今のところの構想としては「各教科の学習に取り組む」って云うのが目標らしいので、こっちも楽しみにしてる。

小学校でScratchやってきた 3回目

小学校でScratchやってきた 3回目
小学校でやるScratchも3回目。今回から、学校のパソコン教室が使えることになったのね。この話はまたあとで書くわ。
夏休みの前からスケジュールだけは決まっていたのだけど、どうにもこうにも準備が進まない。
そうこうしている間に夏休みも終わっちゃって、募集の告知も出さなくちゃいけなくて、とりあえずやることだけは告知だけはしたんだけどね、こちらの事情を見透かされてるのか、タイミングが悪いのか、申し込みはちょっと少ない感じ。
まぁ、3回目ともなるとね、「ゲームを作ろう」じゃ芸がネェよ、って感じで「Scratchってもっといろんなことができるんだぜ」ってことをさ、前に出したかったので、無い知恵しぼって「音の出るプログラム」ってことにした。

さてさて学校のPCだけど、こどもたちから聞く限りでは、限られたサイトしか見られない、って云うから事前に確認に行ったりでそれはそれで大変だった訳。ブラウザはIEだし、ソフトウェアはインストールできないって云うから、2.0がちゃんと動くのかって、事前に2回確認してたんだけど、今日になったらScratchのアカウントにサインインできなかったり(やり直したらできたけど)してちょっと焦ったわ。当然、自分のPC持って行ってもLANには入れなくて、そこにあるものだけでやらなくちゃいけないからね。

でもって、できたプロジェクトがこれ。大人もこどもも入り交じって、ひたすら音を並べるお母さんとか、相変わらずシュールな絵を書きまくる女の子とか、皆個性的。

けいようサポーターズ プログラミング教室 Vol.3

今回から、急に学校のPCが使える様にはなったのだけど、ある日、学校から電話がかかってきて、こどもがまた何かやらかしたのかと思ったら学校の授業でやりたいと。
まぁ、学校でも何かある度に「こどもとプログラミングの話」してた訳だけど、急に火がついた感じで、区から予算が取れるとか取れないとかそう云うことらしい。
そうは云ってもねぇ、課外授業ならアレなんだけど、さすがに授業ってことになると、手に負えないと思ったので阿部さんに振らせてもらいましたよ。

supporters_scratch_20130921-02 supporters_scratch_20130921-04 小学校でScratchやってきた 3回目
今日も校長先生筆頭に、先生方入れ替わり立ち代わりやってきて大変だったわ。

このタイミングで9/23(月)のスーパープレゼンテーションはMITのミッチェル・レズニック教授「子どもにプログラミングを教えよう」だよ。
Google+スーパーハングアウトも13:30からあるからね。

「未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育」に行ってきた

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育昨今、話題になっているこどもとプログラミング教育云々の話な。
つい最近立ち上がったばかりのTech Kids CAMPのキックオフイベントってことで「未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育」というお題目のイベントがあったので行ってきた。
何年か前からLife is Techという中高生向けのプログラミングを教えるCAMPがあるのはしってたんだけど、いよいよ、小学生にまで対象が広がった、ってことなのかな? ここ最近の流れからすればごく自然で、今後増えて行くと思うし、今始めてるところは先行者利得に与れるんじゃないか。
しかしだ、いい値段するんだよね、これが。うちの経済力ではなかなか難しいので、半分興味を失っていたんだが、masaishiabeeも登壇するって云うので、応援しに行ってきたよ。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育
まずは大人チーム。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育トップバッターはabee
デジタルネイティブってどういうことよ、PCやITガジェットが使いこなせることがデジタルネイティブじゃなくて、そこから何かを想像できるのが本当のデジタルネイティブだろ、って云う深い話から始まって、コンピューターリテラシーを高めるには、それが楽しいことなんだって云うのを示唆してあげればこどもは勝手に育つよ、見たいな話は、いつもとちょっと違う切り口でとても良かったよ。
それともう1つ、ScratchにはRemixという仕組みがあって、人のプロジェクトに手を加えることはパクリではなく良いことだとしている、なおかつ元の作者をリスペクトしろ、と。
これもなかなか重要なことだと思うよ。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育途中スライドが度々変わって、本人は「バグです」と言い切ってってたけどねw。

小学生からはじめるわくわくプログラミング

プレゼン資料はこれね。(スペースキーで進む)

言い訳がこちら。


未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育 未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育
あとの2名は404 Blog Not Foundの人とドリコムの中の人ね。
小飼さんって正直なところよく知らなかったんだけど、結構面白かったよ。
天才ってどういうことだろう、みたいな話だったんだけど、俺が思うに、誰でも平等に資質を持っているはずなのね。
それを見出して、チャンスをものにできるかどうか、ってことろで、親の担っているところが大きいと思うんだ。
でも彼の話は、それは本人にしか分からないところが大きいので、まぁ、好きにさせろや、みたいな感じで、結局は本人次第、って云うことに関しては同意しとくわ。

人間って、やっぱり育った環境が凄く重要で、結局は自分の経験値でしか判断できないと思うのね。
だから、ちょっと話がそれるけど、ワタミの「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」って云う話でブラックだ、って叩かれてるけどさ、彼は彼なりにそう云う経験を積んできたがために発してる言葉だと思うのね。もの凄く善意を持って通訳すると、「決して諦めちゃいけない」ってことだと思うのだけど、それを誰にでも強要しちゃったり伝え方が上手くなかったんだと思う訳。こども良い方向へ導くのは親の役目だぞ。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育
さてさて、主役のこどもチームだ。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育Tehu(こどもというにはあまりにもでかい)は知ってる人が多いだろうから細かいことは書かないけど、彼は自分の持ってる武器を最大限に使いこなしてる感じだね。
そう云うこどもが好いか悪いかは別にして、世の中的にうけるのは事実だし、それを上手く使いこなしてるって云うのはやっぱり凄いってことなのかと。

パネルディスカッションに登場した3人は、それぞれ良い環境で育ったんだろうな、と思うと同時にやっぱり環境だよねー、と思わざるをえないのだが…。
まぁ、政府の指針通り、プログラミングが義務教育になったとして、彼らみたいな逸材が増えるのかどうかと云うとどうだろうね? 前にも云ってるけど、多くのこどもに新しいチャンスが増えるのはいいと思うんだけど、同時にそのことを好ましく思わないこどもも(大人も)いるだろうしね。

未来の天才を生み出す、次世代プログラミング教育masaishiもがんばったよ。いつもと違って少し緊張してたみたいだけど、最年少だしな。お疲れ様。

で、俺なりに取りまとめるとだな、今のこどもとプログラミング教育を取り巻く環境は、多くの大人にとってビジネスチャンスが広がってる。
こどもに対しても、すべてのこどもに平等にチャンスが広がって欲しい。
何を選んで、どう進むかは本人次第、だけど親の担う部分はやっぱりあって、それはそれで重要。でも、うちでは放し飼い。だよ。