Scratch」タグアーカイブ

小学校でScratchやってきた 2015年度2回目

プログラミングラボinケイヨウ
前回はLEDを光らせたので、今回はダンボールスイッチに挑戦だよ。
まずは前回の復習からな。

前回の復習 LEDを光らせる

やったのは

  1. LEDを光らせる
  2. スイッチでLEDを光らせる
  3. ScratchのプログラムでLEDを光らせる
  4. PWMでLEDの明るさを変える
  5. ScratchのプログラムでLEDの明るさを変える
  6. ここまでが前回やったこと。

    前回参加していない子もいるのでまずは、前回の復習から。
    上記の1から5までを一通りやってみる。
    3番目まではすんなりと問題なく。
    4番目のPWMあたりへ来ると、うまく動かない子が出てくるけど、とりあえずOK。
    プログラムからPWMを動かすにはネコのX座標をPowerに置き換える。

    今回の取り組み

    と、ここまで出来たら、今回やるのは

    1. 外部の回路からScratchに入力する
    2. ダンボールスイッチを作る
    3. ダンボールスイッチを使ってScratchに入力する
    4. のところね。
      プログラミングラボinケイヨウブレッドボード上に回路を組んだら、Scratchにプログラムを書く。
      これでスイッチを押すとネコが歩いてLEDの明るさが変わるはずなのだけど…、
      スイッチ押しても動かないとか、スイッチ離しても動きっぱなし、とか、まぁ、いろいろと問題続出。

      Scratch GPIOを再起動するとか、入力のピンを変えるとかして、全員動くことを確認したら、やっとスイッチ作りだよ。

      ダンボールスイッチを作る

      ここまでは結構ダラダラモードだったけど、やっとスイッチ入ったみたい。
      スイッチと云っても、ダンボールにアルミテープを貼ってワニグチクリップでくわえるだけなのでそんなに難しいものではないのだけど、ここでワニグチクリップのビニールを取っちゃう子がいたり、力がなくてうまく咥えられないという事案が発生。まったく想定外だわ。w

      スイッチができたら、ブレッドボード上のタクトスイッチと置き換えて動かしてみる。
      動いたところでみんな大喜びで良かったわ。

      この後は入力に使えるピンが複数あることを説明して、スイッチを追加したり、スイッチの入力を使ったプログラムを書いたり各自で自由に作業。
      最後に、それぞれがやったことをみんなに発表して、今日はおしまい。

      参加人数は少なかったけど、結果オーライで濃い内容となったよ。

      Scratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチ

      反省と今後の課題

      いろいろなタイプのスイッチを作ったりするような工作的な要素がもっとできれば良かったのだけど、途中でつまづいて、時間が取れなかったのが今日の反省だな。
      これを利用してロボット作りたい、という意見も上がってるのだけど、そのためにはモーターやモータードライバーが必要とか費用的な問題も出てくるしな、今後の課題と云うか楽しみと云うか、こちらも勉強しないといけないと思うわ。
      電源の問題とどうやってコントロールするか…、テンキーあたりがお手軽ではあると思うけど費用の問題があるし、無線でコントロールするにはVNCとかさらにハードルが上がっちゃうしな。
      まぁ、ゆっくり考えようと思う。

Scratch Day 2015 in Tokyo に行ってきた

Scratch Day 2015 in Tokyo今日はScratch Day 2015 in Tokyoだよ。
Scratch界隈の人にはもうお馴染みのイベントだし、「プログラミング教育」の流れに乗っかった人たちの来場も増えているんじゃないかと思う。
会場は去年と同じ本郷・東大の福武ホールな。
今回はメインのホールにほぼほぼ張り付いていたので見てきたこと、感じたことを記しておくわ。

オープニング

Scratch Day 2015 in Tokyo今年のオープニングは「Scratchだから緑の旗振ってスタートでしょ」ってことでリアルなグリーンフラッグが用意されたよ。
実行委員長の阿部さんがこれを振って今日のイベントのスタートが宣言された。
1発目はいつもの通り、阿部さんの最新のScratchの動向についての話。
Scratchの登録ユーザーは650万人、アップロードされたプロジェクトは928万件。近年の急激なユーザー、プロジェクトの増加は英語圏を中心とした世界中での「プログラミング教育」に関する関心の高さからきてる。
その中で日本の状況はどうか? というとユーザー数がもう少しで5万人とだいぶ少ないのだけど、フォーラムの活発さにかけてはずば抜けていて、これに関していうとちょっと特殊な状況。
その辺りも含めて、近年の日本のプログラミング教育に関してのレポートな。
で、この話はこの後の鼎談に続く訳だ。


鼎談「日本のプログラミング教育に物申す!ソフトウェア開発の現場から」

Scratch Day 2015 in Tokyoえーっとね、この話、難しくってよく解らなかったっす。ごめん。
その中で「役立つ「ものや仕組み」が作られる仕組み」っていう話は面白かったわ。
考える → 作る → 使う → 問題の発見、解決 っていうのがぐるぐる回って「役立つ「ものや仕組み」が作られる」っていうことなんだけど、要は何をやるにしても楽しくないとね、ってことよ。
楽しいことを考えるのは楽しいのね。人にやらされることは楽しくないのかなぁ、とか、いろいろ考えさせられるわ。


プログラミングバトル

Scratch Day 2015 in Tokyo去年も大好評だったプログラミングバトルな。
今年は予選会を行って選ばれた4人が対決したよ。
1回戦目のお題は「スネーク」 いやぁ、いきなり難しいよね、って思ったわ。
今時のこどもが知ってるとは思えないから。案の定、対戦した2人はその場の説明でしかどういうゲームかわからなかった様子で、明確なイメージが湧かなかったんじゃないかな。
結局、2人とも制限時間内に動くものを作り上げることができず、1回戦目は引き分けな。

時間をおいて午後に行われた2回戦目。
2回戦のお題はマルバツ、3目並べな。しかも、対戦相手はコンピューターというこれまた難題。
これはルールも知ってるだろうけど、相手は自動で動かさないといけない、いうところがミソだな。
で、それぞれ、コンピューター同士を戦わせて勝敗を決めよう、っていうんだから、大人厳しすぎ。
1人はとりあえず動くものが出来上がったけど、もう1人は動くものができなかったってことで勝敗がついたわ。
とはいえ、最初の2人も、後の2人もよくやったよ。


Show & Tell

Scratch Day 2015 in TokyoShow & Tellは小学校の1年生から中学校3年まで幅広い年齢層ですごい作品がたくさん集まったね。
プログラミングバトルもそうだけど、年々レベルが上がってて、もうね、ついていけません。
今日発表された作品は下記にリンクが貼ってあるので、それぞれ確認してくれ。


座談会「わくどきすくうき!プログラミング教育本著者大集合」

Scratch Day 2015 in Tokyoごめん、この辺りになると、だいぶ疲れてきた。
まだ読んでない人は買って読んでね。
これを読んだからって、優秀なプログラマーに育つ訳ではありません、だって。
いやいや、こどもたちにプログラミングっていうものが世の中にはあるんだよ、って知らしめたってことで十分だろ。




参加者全員ワークショップ

Scratch Day 2015 in Tokyoちょっと目を離した隙にワークショップの進行はほとんど終わってしまったよ。戻ってきたときにはじゃんけん大会の真っ最中だったわ。


クロージング

いやー、1日長かったわ。
クロージングでは各セクションの振り返りと、恒例のリフレクションビデオね。

Scratch Day 2015 in Tokyoという訳で、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
緑の旗で始まったんだから、最後は赤いボタンだろ、っていうツッコミもあったけど、最後までハイテンションでいられるっていうのはいいよね。これは来年へ向けての緑の旗が振られた、ってことらしいですよ。


ご協力いただいたスポンサーの皆さん、ありがとうございます。

今日の様子はニコニコ生放送でタイムシフト視聴ができるよ。

Scratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in TokyoScratch Day 2015 in Tokyo


小学校でScratchやってきた 2015年度1回目

プログラミングラボ in ケイヨウ
今年もやるよ。年度が変わって1回目な。
なんだかんだ、3年目に突入だよ。
昨年度の1年間はプロパーの授業でもRaspberry Piが導入されたり、通常の授業の中でもScratchを使ったりと、大きな波が来た訳だよ。
その波に乗りつつ、3年目に突入するんだけど、今年度を始めるにあたり何の「意義」があるのか考えてみた。

そもそも何のためにやるのか?

うちのこどもたちは小学校の3年生ぐらいからScratchをやり始めて、OtOMOのワークショップやMakeやらなんやらを経験してきた訳だけど、世間一般に云われる「論理的思考」が着いた、っていうのは事実だわな。
そこに辿り着くまでの経緯は前にも書いているのでここでは省略するわ。そういうものがある、っていうことに気がついたのはまさに偶然だったけど、良い結果になった、と云うか、まだ向かってる途中だとは思う。
たまたま、うちのこどもは噛み合っただけかもしれないけど、そういうものがある、ってことは多くのこどもが知るべきなんじゃないかと思うし、1人の大人としては色々な可能性があることを知ってほしいのね。
なので、「プログラミングを学ぶと理論的思考が身につきますよ」とか、そういうことではなく、1人でも多くの子に「機会を与えてあげたい」と思ってるのよ。来るものは拒まず、ってことな。

これまでの課題

これまでやってきて一番の課題はマウスの操作もおぼつかない1年生から6年生までを一緒にやる、何回も来てくれてること、初めて参加する子を一緒にやる、っていうところで、低学年の子なんかは1時間もしたら、何をやってもたいてい飽きちゃうし、それなりに出来る子達は、好きなこと始めちゃうし(まぁ、それはそれでいんだけど)レベルの違うこどもたちを同じ課題で取りまとめるのは非常に困難だ、ってことなんだよね。(そういう意味においてはMinecraftは神だわ)
かといって、課題を設けない、っていう乱暴なやり方もしてみたけど、どうもしっくりいかないので、レベルごとに区切るしかないのかとは思うけど、参加資格を設けるのは当初の理念から外れるよね、って思ってる。

いろいろ悩んだ挙句、今回に限っては3年生以上に制限を設けさせてもらって、さらに人数も絞って告知したんだけど、蓋を開けてみたら募集に対して1.5倍の申し込みがあって、当初の予定通り一部はお断りをすることもできたんだけど、結局全員受け入れることにしたわ。

今日は何やるの?

今日はMinecraft禁止だぜ。(Minecraftやらせろ、ってうるさいのは相変わらず)
で、何をやったかって云うと、昨年度1年間の授業やこの活動を通して基礎的なRaspberry Pi、Scratchの使い方は解ってるってことで、Scratch GPIOを使ってLEDを光らせる、っていうのをやってみた。
ブレッドボードやジャンパーワイヤ、LEDなどの手配の都合もあって、人数を制限しなくちゃならない、っていうのもあったんだけど、その辺はなんとかギリギリ手配がつけられたわ。

Scratch GPIOでLEDを点ける

最初に、ブレッドボードやLEDの説明をしてから、ブレッドボードにLED、抵抗をさして、GPIOと繋ぐのだけど、このあたりの順番はもうちょっとやりようがあったなと反省。

とりあえず、3.3VとGNDを繋いで、LEDを点けてみる。ここまではわりと順調。
次に、タクトスイッチをかませて、押せば光る、っていうの。
3番目に1番ピンを11番ピンにつなぎかえて、Scratch側でON、OFF。この辺りから遅れる子が出始める。やっぱりキーボードからの入力はボトルネックだわ。
続いてPWMでLEDの明るさを変える、っていうところまで来ると、きちんとできる子と、なぜか動かない子がでてきて、今日はここでタイムアップ。
この後、スクリプトでLEDの明暗を変えたり、Scratchへの入力までやる予定だったんだけどね。
PWMが動かない子の対応に追われている間、理解の早い子は勝手にどんどん進んでて、複数のLEDを光らせたり、スクリプトを書いたり、できる子はできるんだよね、って当たり前か。まぁ、手書きのインチキっぽいドキュメントでもそこまでできるのか、って感じ。

次回もこのパターンでダンボールインターフェイスやってみよ。
そんな感じで1回目終了だよ。
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ

Scratchワークショップに行ってきた 2015年4月編

OtOMO Scratch workshop

午前中は戸越銀座

今日はダブルヘッダーだよ。
今日はOtOMOのワークショップに行ってきたけど、その前にもう一つScratch関連のイベントがあったのね。
プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング」というイベント。

プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング
街中のカフェでお茶しながらScratchで楽しくプログラミング体験しましょう、というイベント。
参加者は小学生から大人まで、昨今話題のプログラミングってどいういうことよ? ゆるーく始めたい、交流したい、っていう人には丁度良いと思うわ。
「4つのクリエイティブP」で云うと「Peers」と「Play」だな。
GWにも開催の予定があるとのことなので、お知らせしておく。

午後は三軒茶屋

戸越銀座のイベントが終わって、その足で三茶へ移動。
OtOMOのワークショップは前回お知らせした様にしばらくは寺子屋、ってことだからね。
今日も半分は知ってる顔だし、こっちはこっちで別の意味でゆるくやる感じ。
とは云ってもね、レベル高いのよ、これが。
Kinectやアーテックブロックは持ち込むは、弾幕系シューティングゲームや3Dなどなどよくやるよ、本当に。
こっちは「Project」と「Passion」って感じか。

OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop

4つのP

さてさて、ここで話題になってる「4つのP」とは何よ?
4月の頭にScratchの開発者であるMITメディアラボのミッチェル・レズニック教授が来日して公演があったのね。
その中で出てきたのが「クリエイティブな思考を育む4つのP」という話で、

  • Project
  • Peers
  • Passion
  • Play

の4つのキーワードの話な。
この話は色々なところで取り上げられているので、もっと詳しく知りたい人はググってね。
主だったところのリンクだけ貼っとくわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2015年3月編

OtOMO Scratch Workshop
OtOMOのワークショプに行ってきた。
今回から、いろいろなことが大きく変わったのと、激動のこの1年半ぐらいのことも含めてちょっと書いとくわ。

この1年半の出来事

一昨年の10月の終わりに「コンピューターに親しもう」っていうプログラムがGoogleとCANVASから発表されてからというもの、それまで少しづつ盛り上がってきたこども向けのプログラミング教育(OtOMOが「教育」に注力してるわけじゃない、ってことは一応断っておく)が一気に火がついた感があって、OtOMOだけに限らず、いろいろなところでワークショップや教室の類が増殖してるのはみんな知っての通りなのだけど、この1年半の間は、個人的にもOtOMOだけじゃなくて子供の通う小学校では全校児童にRaspberry Piが配られ授業に用いられたり、この授業とは別に月一でプログラミング教室をやったり、CANVASさんのプログラミングラボを手伝ったり、休みの日は何かしら予定が入ってるっていう、とにかく忙しいのよ。
毎週行ってたプールもしばらく行ってないし、カレーも作ってないじゃん。

今後の方針

OtOMOの他のメンバーももちろん、それぞれがいろいろな活動をしていてPEGプログラミングラボを書いたり、俺以上にいそがしいわな、そりゃ。
まぁ、ちょっとしたきっかけでOtOMOの活動自体も大きく舵を切ることになって、ウェブサイトも新しいものが立ち上がったし、ワークショップの募集の方法も変わったりして、もちろんワークショップの中身自体も今までのように毎回お題を決めてやるという事はしない、ってことなんだよね。
で、3月はその1回目で「寺子屋」的にそれぞれが自分の課題を持ってきて取り組んでください、初心者には基本的なことは教えますよ、ってどっかで聞いた感じなんだけど…。

今日のところはソフトランディング

10名の募集の所、土壇場のキャンセルがでて9名の参加だったのだけど、蓋を開けてみたらほとんどがこれまで参加してきている所謂上級者、だな。初めて参加の子はScratch自体もほぼ初めて触るような感じ。
所謂上級者たちは自分のやりたいことが明確になっているので問題無いと思うわ。初めて参加してくれる子や、何をしたら良いかわからない子には「本日のおすすめ」てきなカリキュラムを用意しておいたほうが良いよな、と思ったり。

先日のプログラミングラボ in アカサカがある意味衝撃的で、「なんだ、できるじゃん」って。
ただ、アカサカも最初からあんな風にうまくいってた訳じゃない、って話もあるので、徐々に良い方向へ向かえば良いよね、ってことで、今日のところは。
あぁ、それから「OtOMO+」っていうプログラミングよりもどちらかというとハードウエアというかFabぽい活動も始まるらしいので、このことは追い追いな。

Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた
Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた

プログラミングラボinアカサカに行ってきた 2015年3月編

プログラミングラボ in アカサカ
プログラミングラボinロッポンギに行ってきた。
会場はin アカサカなのになぜか本郷の東大、福武ホール。まぁ、細かいことは気にするなよ。
やっとアカサカにも参戦したけど今回が最後だよ。

あのね、ここには俺がやりたいことがあったよ。小学校でもこういうことがしたいんだよ、本当は。
でも、そうするには切り捨てないといけないことも出てくるしハードル高いわ。どうしよう?

CANVASさんのプログラミングラボ、オチャノミズ、ロッッポンギ、アカサカとそれぞれ1年間走って、この3月で一区切りなんだよ。
初心者が対象のオチャノミズ、中級者が対象のロッポンギはScratchでのプロジェクト作成がメインだけど、アカサカではRaspberry Piが参加者全員に配布されて、ScratchだけじゃなくてMinecraftだったりPythonをやってる子もいれば、Rapiroや自作のロボットを動かしてる子もいて、それぞれが自分のやりたいことに取り組んでるのね。
毎回何かテーマがあって、ファシリテーターが「教える」っていうスタンスじゃないから、分からないことがあれば、何ができなくて、どうしたいのか、ってことをきちんと相手に説明できないといけない。そういうコミュニケーションを取るための場所にもなっているし、自分が取り組んでいることを発表する場所でもある訳よ。
そりゃ1年やったら鍛えられるよ。
小学校の3-4年生でも、やる気があればここまで出来るのね、っていうとてもいいサンプルだわ。んー、もっと早くから絡んでおきたかったわ。

レゴ製モニタ、キーボード一体ケース 自作ロボット
RapiroをScratchで操作 リモコンタンク
ラズパイカー ScratchをAndroidでコントロール

参加回数によって若干のレベル差はあったけど、それぞれ自分のやりたいことに向かって真剣に取り組んでるって、すごいなこども。
プログラミングラボ in アカサカは今回で終わりってことだけど、これと同様の活動を引き継ぐってことにどうもなりそうなので、まぁ、4月以降も忙しいってことだな。
関係者の皆さん、お疲れ様でした。
こどもたちはここで学んだことはとても良い経験になったと思うので、この先もそのことを生かしてほしいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度9回目

プログラミングラボinケイヨウ

またしてもMinecraft大会

んー、またしてもMinecraft大会になってしまったよ。
2月に予定はしていたのだけど、諸事情により直前になってキャンセルになってしまったので今年度は今回の9回目で最後だよ。
まぁ、相変わらずのグダグダ運営な訳だけど、今回は石原さんを招集してScratch2MCPIの事を話してもらおうというのは当初からのプランで、ただ、「Minecraftやりますよ」という告知はしなかったのね。
それでも13組の申し込みと、当日追加の計14組の参加とまぁまぁの状況。うち4組が初めての参加というのがどう出るかな? とは思ったけど、後述するが全くもって問題なかったね。

プログラミングラボinケイヨウ学校で使っているRaspberry PiにはMinecraft Piはインストールされているけど、表には出ていない状態で、それでも在処を知っている一部のこどもが放課後とかにやっているのは周知のことで、学校には事前にこういうことやりますけどいいですよね? と断りを入れておいた。
なんだけど、昨日の夜になって、Scratch2MCPIは入ってるのか? って思って、入ってなければ学校のサーバーから落として貰えばいいか、って考えてたんだけど、石原さんに確認したらインターネットにつながった環境じゃないとインストールできないって。なもんだから、最悪iPhoneのテザリングでやるか、って話になったんだけど、一応阿部さんに聞いてみたら、「表にはなってないけど入ってるはず」ということで今日の午前中に確認しに行ったわ。

「マインクラフト」日本の小学生にブームの兆し

Raspberry2MCPI先生からRaspberry Pi借りて確認したら阿部さんの云う通り入ってたわ。
起動してどんなものかなーといじってたら、休み時間にやってきた1年生に「うわっ、なんでMinecraftやってんの?」「僕にもやらせて」とか云ってあっという間に奪われてしまったよ。挙げ句の果てには奪い合いまで始まる始末だ。

仮想世界の中で冒険やもの作りが自由に楽しめるゲーム「マインクラフト」(Minecraft)が日本の小学生の間でブームの兆しを見せている。

って記事が10日ぐらい前にあったけど、ここでは兆しどころかがっつり浸透してる訳だ、これが。
それがいいのか悪いのかは置いておいて単純にMinecraftスゲーって話なんだよね。

「2Dから3Dへ」

Scratch2MCPIまぁ、今日のメインは石原さんのScratch2MCPIにお任せするとしてだ、そこまでの道筋はこちらで用意しなくちゃいけないだろ、ってことで「2Dから3Dへ」っていう強引なこじ付けで、Scratchで図形を描いてもらおうと。これまた、1年生もいるし、ネコ動かすところから説明しなくちゃダメだよね、って思ってたんだけど、ここは想定外にみんなサラリとこなしてこの活動も、学校の授業も1年積み上げたものは伊達じゃねぇな、って改めて思ったわ。
とはいえ、内角の和は360度なんだよ、とか云ってもやっぱり1−2年生には伝わらない訳で、もう誰でも来い的募集は厳しいのかな、とも感じてる。

今年1年の感想

プログラミングラボinケイヨウ今年度の最後ってことで、今日来た子たちに、今年1年の感想とこの先どうしたいか聞いてみたけど、これに関しては残念ながら、こうバシッとしたものは無かったわ。これは1年間のゆるくてグダグダの運営の後に、結果として形に残るものは無かった、ってことなんだろう。
ほぼ毎月、年会9回の開催で延べ100名を超える参加者がいたっていうのはよかったと思っているので、来年度は「Minecraft禁止宣言」もしたし、もうちょっと精度を上げるのとLED光らせたり、GPIO使ったりといったことにも挑戦してみるかってことで、とりあえず今年度の締めくくりとするわ。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その5

Raspberry Pi Robot

経験は糧になる

TA7291Pを基盤に半田付けしてモジュールにしてGPIOに直接刺さるようにしたぜ。
ずーっと放してあったのを探してきて、なんとか線を繋いでみたけどなぜか動かず。
ここ最近、こういう細かい作業すると、目は見えないし、背中は痛いくなるし、きついんだけど楽しいよね。
電子回路の知識とか全くないからデータシートとか、いろいろなウェブサイトを参考にしてちまちま半田付け。
動かないから、1回付けた線を全部外して初めからやり直したよ。
ダメでも1回やると、どういう順番で進めたら作業しやすかとか分かるようになるので、初めのは動かなくてもそんなに無駄な感はないわな。経験は糧になるんだよ。
やっぱりやってみないと解らない事があるし、とりあえずやってみるっていうのは重要だと思うわ。
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot

モジュール化できたので、ブレットボードは取り払ってめっちゃすっきりしたわ。
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot

妄想山盛り

いろいろと納得のいかなところも残ってはいるけど、きりがないのでとりあえずこれで良いか、という感じ。
一番最初に、こんな風にしてて、終わったタスクは消し込むと、

  • Raspberry Piで動かす
  • Arduinoもありかも?
  • Scratchで動かす
  • 汎用性のあるパーツを使う
  • 誰でも組み立てられる
  • なるべく安価に
  • 無線で
  • センサー類は別途後付け

という感じで、Arduinoの件は置いておいて、センサー云々以外は達成した感じだろ。

この先の課題としてはだな、

  • 無線LANのない所でもiPhoneのテザリングでなんとかする方法
  • Scratch GPIOと制御用プロジェクトが自動で立ち上がるようにする設定
  • 諸々のセンサーをつなげるにはどうしたらよいか
  • ゲーム機用コントローラーで動かすにはどうしたらよいか
  • サーボでごにょごにょ
  • タートル化するにはどうすればよいか
  • 量産化
  • Romoと対決

Raspberry Pi Robotなどなど、どこから手をつけるかは別にして、これ以外のプロジェクトも並行して取り組んでくからね、と云うか妄想山盛り。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その4

Raspberry Pi Robot
よく見るとうちの散らかり具合が写り込んでるけど見なかったことにしてくれ。

とりあえず動いたので動画


ざっくり云うと、Raspberry PiにモータードライバーTA7291Pを2個ブレッドボードに積んでモーターを動かしてる。
駆動系はタミヤのもの、シャーシは3mmのアクリルから手で切り出した。
電源はモバイルバッテリー。
Raspberry PiのScratch GPIOをMBAのVNCで覗いて制御、って感じ。
ブレッドボードはとりあえずって思ってて、今日もTHSでごにょごにょやってきたけどまだ動かないわ。

新たなライバルの出現

これはこれでうまい具合に動いているので、打倒kogameにもうちょいのところまできたぜ、と思っていたら、新たなライバルが出現したよ。

Scratchでロボットを動かせるiOS用アプリ「Scratch2Romo」登場

おいおい、マヂかよ、って、石原さんがごにょごにょやってたのは知ってたけどRomoって教育用ロボットなの?
もうちょっとで、クリアってとこまできたら、ボスキャラが出てきた感じか。
昨日Facebookに動画上げたら、Mozillaの清水さんに「Scratchでロボットを制御している動画。これでペンを上げ下げできるようになると、LOGOが実空間で動いてる感じになりますね」って云われてて、サーボつければいいんだよねって、それは次の課題だよ。
ペンの上げ下げとか、位置とか考えないとねー。

Raspberry Pi2を手に入れた

って、まだだけど、入手の手筈は整ったのであとは時間の問題。
今積んでるRPiは”B”なんだけど、当然B+とかA+積むことも考えてるんだけどさ、USBのコネクタの位置が微妙なんだよね。つまり、基盤の横側についていて普通のUSBケーブルだとおもいっきしコネクタが飛び出しちゃう訳よ。
なもんだからいろいろ調べたらL型のケーブルとかあるんだよ、これが。まぁ、それはそれで別の問題があって綺麗に解決って事にはならないんだけどな。
A+だと横向きになんとか積めるか? とも思ったんだけど、今のサイズだとちょこっとだけはみ出しちゃうんだよね。
とかなんとか、少しずつだけど前には進んでいる感じなのと、訳わかんなくなってきたので、今日はここまで。
Raspberry Pi Robot RPiRobot_20150202-02
RPiRobot_20150202-03 RPiRobot_20150202-04

Scratchワークショップに行ってきた 2015年1月編

OtOMO Scratchワークショップ
昨日も小学校でScratchやってきたけど、今日も三茶でOtOMOのワークショップだよ。
今回も豪華2本立て。まず1つ目が「iPadでScratchプログラミング
もう1つが「なんとなくフラクタル」な。

iPadでScratchプログラミング

OtOMO Scratchワークショップこちらはピョンキーを使ってのワークショップね。
ピョンキーはScratch1.4をベースにiPad上で動くようにしたやつね。見た目も操作方法もScratch1.4とほぼほぼ変わらないし、タブレット状で動かせるっていうのはよりお手軽でいいよね。
ワークショップ自体は阿部さんの進行なので、こちらは手出しするところはないよ。

なんとなくフラクタル

OtOMO Scratchワークショップ なんとなくフラクタルまぁ、分かる人にしか解らないタイトルだよね。今読むとだいぶ甘酸っぱい内容だと思うけど芥川賞候補だからな。最近続編が出たって聞いてなおさらびっくりだよ。

フラクタルを定義する際の問題には次のようなものがある。


「不規則すぎること」に正確な意味が存在しない。
「次元」の定義が唯一でない。
物体が自己相似である方法がいくつも存在する。
全てのフラクタルが再帰的に定義されるとは限らない。

実際にワークショップに参加したこどもたちにはこの辺りの概念はちょっと難しいよね。ペイントツールでお絵描きじゃなくって、数学的に描くって感じは伝わったのかな?
個人的にもとても興味のあった内容だよ。
いろいろな図形がどうやって成り立っているか、まだ学校で習っていない子にはとてもいい勉強になっただろうし、図形の授業をやった子にとっても理解を深めることのできるとてもいい内容だったよ。
ゲームばかりじゃなくてこういうのに興味を持つこどもが増えると、日本の未来も面白いことになると思うんだけどねぇ。

otomo_scratch_workshop_20150125-06 otomo_scratch_workshop_20150125-05
今日参加してくれたこどもたちは小学校の低学年の子が中心だったけど、彼らはすごいわ。
小学校でやってると、1−2年生はどうやっても1時間ぐらいしか集中してられないけど、中にはものすごい集中力を発揮する子がいて、普通のこと何が違うのかな? と考えることが多いけど、やっぱりその家の環境に左右されることが大きいんだろうと言わざるを得ないわな。
だからと言って、皆同じ環境にぶち込んだとしても同じようにはいかないだろうしねぇ…。
このネタはちょと頂戴して、今度の小学校でもやってみたいわ。