Scratch」カテゴリーアーカイブ

小学校でScratchやってきた 2014年度3回目

プログラミングラボinケイヨウ

今年度3回目のプログラミング教室

今年度の3回目、1学期最後のプログラミング教室だった訳だけど、いろんな意味で今日はきつかったわ。
まず、午前中はRaspberry Piのケースの組み立て。ケースの件はいろいろあったけど、最終的には完成品のケースを購入することに決着したのね。これが届いて、どうやって配布するかがこれまた問題だった。
Raspberry Piケースケースだけ渡しても組み立てられないのは予想がついたので、ケースだけ組み上がった状態でこどもに渡して、保護フィルムを剥がしたりRaspberry Piをおさめるのはそれぞれにお願いすればいいんじゃないの、と思っていたんだけど、何度もばらしたり組み立てたりしてるうちに破損する恐れがある、ってことと、最初に開封した時点で結構な数の不良があって、きちんと検品した上でRaspberry Piをケースに収めた状態で渡す、ということに。

Raspberry Piケースばらさない想定ってことは保護フィルムを全部はがして組上げないといけないし、それぞれの児童に1度渡したものを学校が預かる形で管理しているので、1台ずつ、これが誰の、って云うのをやり出すと結構な工数になって、ただ組んだものを渡すのとは大違いなんだけど。
当初は「楽勝でしょ」って思ってたんだけど、何が大変って、保護フィルム剥がすのがめっちゃ大変。大人が6人掛かりで2時間半掛けて100個組上げられなかったのよ。orz
とりあえず、今日のノルマ分は終えられたのと、当初云われていたより不良率が高くなかったのでまぁ、よかったわ。

今回は反省ばかり

それはさておき、午後がメインイベントなんだけど、今回は児童の申し込みが23名、大半が保護者同伴ってことで総勢40名だよ。
何度も来てくれているこどもたちは自由にやってくれるだろうから、1-2年生と初めて参加のこどもたちに何をしてもらうかが問題で、普通に「ねこ逃げ」でもよかったんだけど、毎回同じことやるのは性に合わないが、前回から2週間しか立ってなくていろいろ忙しくて準備もできなくて、いい訳ばっかですまん。ごめんなさい。
そもそも、メディアルームの席数を勘違いしてて40人ならギリ全員座れると思ってたら8席x4列の32しかスペーズがなくて、急遽大人には席を替わってもらったり、いやぁ、バタバタで、自分でもオーガナイズされてねーよ、って思った。

今後の課題

2週間後はもう夏休みなので、1学期は今回が最後なんだが、1-2年生に関して云うと飽きずに続けられるようなプログラムを考えないといけないのと、保護者に対しても何のためにやっているのか、ということをもっと説いていかないといけないよねと思うわ。
きちんと説明すれば最低限同じことはできる様になるのだけど、そこから次を考えることがまだできないので、親も含めてどうやって次のことに誘導していくかが課題だな。

プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

今のところは、「ほぼ初めて」の初心者チームと「勝手」にやってくれるチームとに2分されているのだけど、「勝手」チームもこのまま放置では何のために来てるのか判らなくなっちゃうし、毎回ゲームっぽいなにかを作って終わりにならない様にしないとイカンよね。
参加者の人数が増えてきたこともよいことではあるのけど、今の体制ではこれ以上は受けられないだろうし、かといってなにかの条件を設けて人数を制限するようなことはしたくないのだけど、正直きついわ。
とりあえずの型はできたけど、課題は山積みなので、今後どうしていくかはこの夏の間に考えなくちゃいけない。

学校側の体制は整ってきた

フリースペース学校側の体制としては、校舎の一画にモニターとキーボード、マウス一式を設置して、こどもたちが自由にRaspberry PiやScratchができるスペースが設けられたし、メディアルーム内ではサーバーを立ててローカルのネットワークが組まれることになったので徐々に体制は整いつつある。
来週の研究授業には外部のいろいろな人が見学に来る予定だし、ここはひとつ踏ん張りどころだよ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年6月編

迷路抜けチビロボカー

えーっと、実はScratchではないのよね、今回のメインのお題。
6月のOtOMOのワークショップはこどもに大受けの「迷路抜けチビロボカー」と「全部寺子屋」な。

迷路抜けチビロボカーまずはロボットの組み立てから。
今回は面倒な半田付けは予めされたキットを用意してもらったのでドライバーを使って各パーツをネジ止めしていく訳だ。
と、簡単そうに書いているけど、このロボット手のひらに乗る位コンパクトなサイズなので、それぞれの部品が非常に小さい。ネジとか落っことしたらすぐどっか行っちゃうんじゃないか、っていうくらい小さい。
電池ボックスがそのままシャーシになり、まずはメインの基盤の取り付け。
これまた小ちゃいんだけどそりゃそうだちびでぃ~のPROと呼ばれるArduino互換基盤。
次にモーターとホイール。まずホイールをモーターに取り付けてからシャーシにモーターを取り付ける。
ホイールを取り付けるところは慎重にまっすぐ付けないとね、真っ直ぐ走らなくなっちゃうよ。
次にロボットの顔みたいに見える超音波センサーを取り付けて配線をすれば出来上がりだ。
ここまで大体1時間。参加者は4年生と5年生ということで細かい作業はちょっと難航していたけど、ロボットの組み立ては全員完了。

迷路抜けチビロボカーロボットができたらコントロールするためのプログラムを書いていく。ここはScratchではなくArdueblockという、Scratchのようなビジュアルプログラミングツール。プログラムはScratch同様にブロックを繫げる様に書いていくんだけど、裏側ではArduinoのIDEに変換してくれる。
変換したスケッチをPCに繋いだちびでぃ~のPROに書き込んで、ロボットはスタンドアローンで動くっていう仕組みだ。

迷路抜けチビロボカー超音波センサーで前方の障害物を感知して自分で方向を変える、っていうプログラムを書く訳ね。

迷路抜けチビロボカー最終的には全員がゴールまで完走、という訳には行かなかった様だけど、とりあえず自分で組み立てたロボットが動く様子にはご満悦の様で何よりだわ。普段使い慣れたScratchではなく違う環境でのWSだったけど小学校の高学年になればこのくらいのことにチャレンジできる様になるって判ったのはよかったね。

ちっちゃいものくらぶこの記事を呼んで、「俺もロボット作りたい」っていう人は「ちっちゃいものくらぶ」で頒布されていつの是非チャレンジして欲しい。

OtOMO Scratch WS 全部寺子屋会場のもう半分では粛々とScratchにいそしむ集団。
こちらの参加者もレベルが高く計算機とか時計とかがで来てたわ。

OtOMO Scratch WS OtOMO Scratch WS

小学校でScratchやってきた 2014年度2回目

プログラミングラボinケイヨウ4月に続いての今年度年間10回予定しているうちの2回目の小学校でのWSな。
参加者はこどもが12名、大人が7名で全部で19名。こどものうち5名が1年生って云うことでどうするかな?って云うのと、もっと来るんじゃないか? って正直思っていたのだけどね。その訳は後述するわ。

全校児童にRaspberry Piが配られた

こどもの通う小学校がPEGのパートナーになっているのは前にも書いたと思うけど、5月の後半に全校児童にRaspberry Piが配布されたのね。今年度は1年生から6年生まで全員がRaspberry Piをいろいろな授業の中に取り組んでいく訳だ。
Raspberry Piが配布され、それを使った授業が始まったと云うことで、もっと多くの申し込みがあるんじゃないかと思ってたんだけどね、前回より少し増えただけという結果には、半分がっかり、半分ほっとした感じ。
1年生の保護者を含めた5組10名以外はほぼリピートしてきてくれているこどもたちなので、彼等、彼女等はある意味ほおっておいても好きに進んでくれるだろうから、1年生に集中できたのはよかったよ。

とは云え1年生だからな、授業で何回かやったとは云え何がどの位できるか全く未知数なので、考えても無駄と云うかいつも通りの行き当たりばったりな作戦だよ。(それは作戦じゃないだろ)

小学校1年生でも使いこなせるRaspberry PiとScratch

今日は丁度学校公開の日だったので時間割をチェックすると1年生はRaspberry Piを使った授業の様なので知ってる先生のクラスを勝手に覗きに行ってきたよ。
いやぁー、1年生ちびっこいわ。それでも授業の中では全員が自分でRaspberry PiにSDカードとケーブルを差して起動するところまでは問題なく行えていて「ほほー」という感じ。その後は先生の作ったプロジェクトで「クリック」「ドラッグ」を繰り返し練習させるんだけど、その中には「言語教育」が盛り込まれていて画面上のさるにバナナを決まった回数ドラッグすると言葉を話す。言葉はひらがなをクリックして自分で決められるというもの。
1年生が1人でRaspberry Piを起動させるって云うのも驚いたけど、授業用のプロジェクトを先生自ら作って、それがよくできてることにさらにビックリだわ。

そんな訳で、Raspberry Piを起動させる、マウス操作は基本問題ない、って云うのが確認できたのと、保護者と一緒ということで、結局「ねこ逃げ」することになった。
1年生に関していうと、こども本人よりも親のRaspberry PiやScratchへの興味関心の方が大きいのだろうね。

「ねこ逃げ」は1年生ということでとても素直な反応。勝手なことをやり出す子もおらず1時間半ほどで基本的なところはできたけど、その後が続かなかった。
高学年になると、この後あれしたい、これしたいっていうのがどんどんでてくるのだけど、集中力持続しないし、次のことまで考えられない、っていうのは経験値も少ないし仕方がないところだと思うわ。

その間、上級生たちは何をしているかと云うと前回も参加している女子2人は何がしたいか明確に持っている様子で黙々と取り組んでいる感じ。その他の男子は半分遊んでるのかふざけてるのかよく分からない感じだけど、最終的には皆にちゃんとできたものの説明ができてたので、少しずつでも前に進んでるのは判る。

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今後の課題と反省

次回はもう1学期最後の回になるんだけど、夏休みにはRaspberry Piは家に持ってかえってよしとするそうだし(現在は全て学校管理)、今日、授業の合間に行われた学校からのICT教育に関する取り組みの説明会は盛況だったと聞いているので、また、参加者が増えるだろうし後半へ向けての指針も示さないと行けないよね。
高学年に対してはなのぼとか、GPIOとかのネタも少しずつ出していこうと思うわ。
低学年は集中力が持続する様に進行しないと行けないのと、それにあわせたネタを用意しておかないといけなくて「どうぞ、好きにやってね」というわけにはいかんわな。

Raspberry PiでPWMを使う方法

Raspberry Pi 自作ケース

その前に

小学校のRaspberry Piのケースの件だけど、暗礁に乗り上げてるよ。
PPシートのケースのサンプルをこどもにこどもに持たせたのだけどどうもレスがない。
まぁ、ものだけ持たせたこっちにも問題があるのだろうね。
その後の話で、アクリルのケースをなんとかしたかった様だけど、結局予算的なものと業者とのやり取り、部材の手配が上手くいかないらしく、どうもこの線は消えそうらしい。
でもって、校長先生からは、

  • 安い材料で工作として子どもでも作れること
  • プラ板・ストロー・釘・瞬間接着剤を使ってできる

というオーダーがでてるらしく、プラ板・ストローはいいとして釘と瞬間接着剤って云うのはどうしたものね。
余計なお世話ばかりで混乱を招いてしまったのではないかと反省しつつ、これ以上踏み込まない方がよいのかとも思ってしまうよ。

こっちはこっちで問題山積み

まぁ、こっちはこっちで色々手を出したはいいがどれも中途半端な状態な訳で、このところ忙しさにかまけてさぼりがちなプールにでも行こうかと思ったんだけど、ホームのプールは設備点検で開いておらず、遠征するにしても自転車はパンクしたままだし、こんな天気なものだから完全休養日としたわ。
朝一まず手をつけたのは、新しいRaspberry Piのケース。これをケースと呼んでいいのかどうかちょいアレだけど、GPIOをごにょごにょしたり、新しいガジェットも入手したりしてるので、とりあえず底だけ覆うものが欲しかった訳。
Raspberry Pi 自作ケースそう云やぁ、THSでもらってきたゴム足がどこかにあっただろ、って探してたら、前に切り損なったアクリルもでてきて、切り損じのところを3mm位落として穴空けて出来上がりって、あー、適当だけどそういうものだよね。
裏から見るとこんな感じね。

clixx巷ではLittleBitsのArduinoモジュールが話題だけど、最近こんなものも入手したので上側は全然なくていいんだよ。
これはこれで、そのうちね。
がんばるわ。

モータードライバ使わねぇとダメじゃね?

さてさて、ここからが本題だぜ。
前に作ったRaspberry Pi Robotなんだけど結局上手く動かず、やっぱモータードライバ使わねぇとダメじゃね? と云うことになってさんざんトライしてる訳だ。
最終的なゴールはこどもでもCodeを書かずに動かせるって云うところだからScratch GPIOって云うのは真っ当な方法だと思うのだけど、こいつがなかなか云うことを聞いてくれずに悶々としてる。
どきプロにもTA7291Pを使ってモーターを回すのと、PWMでLEDの明るさを変えるチュートリアルがあるんだけど、こいつがまたずーと長い間動かせなかったのね。
なんで動かないのか判らないものだから、Web上の情報をさんざん読みまくったけど原因判らないし、Raspberry Pi自体が壊れてるんじゃないか、って話にもなったんだけど、PWM以外は問題なく動いてるしさ、ハードに問題が無けりゃソフトだろ、ってことでSDカード焼き直してやったら動いたんだよ、数日前は。
でも、今日同じことをやってみたら、やっぱりPWMだけ動かない。
んー、このあいだ動いたと思ってるのは、なにかの勘違いかなぁ、そんな訳ないよなぁ、なにが違うのかなぁ、とさんざん考えた挙句、そう云やぁあの後色々いじくってるわ、と云うのを想いだし、もう一度素の状態から、日本語フォントとScratch GPIOだけインストールしてやったら動いたわ。
 
という訳でPWMの問題と云うかScratch GPIOに関する不具合はVNCが原因だった訳だな。
VNCが使えないってことは毎回モニタに繋がないといけなくて、それはそれで面倒なんだけどしょうがないわな。
おそらくVNCをインストールしたのが問題難じゃなくて、Raspberry Piの起動時にVNC Serverも勝手に立ち上がる様に設定してるのが問題なんだと思うわ。検証してないけど。
もう、なんなのー、って感じなんだけど、とりあえず1歩前に進んだわ。
Raspberry Pi GPIO motor controlモーターを2個にしてそれぞれをコントロールするところまでできたので、こんどTHSに行った時にはモジュールを作らねば。
余談だが、THSにレーザーカッターが導入されました、っと、報告だけしとくわ。
って、全然使い方書いてないじゃん。

プログラミングラボinロッポンギに行ってきた 2014年5月編

プログラミングラボinロッポンギ今日は六本木ヒルズ、GREEでプログラミングラボinロッポンギな。

ラボinロッポンギは中級者向け

「プログラミングラボinロッポンギ」は、Scratchの基本操作を習得した方を対象とした、さらに発展・応用させたプログラミングに挑戦するコースです。ここでは前コースで生まれた「もっと作りたい!」「こんな工夫をしてみたい!」といった想い・アイディアを形にしていく方法だけでなく、アイディアの作り方・広げ方などといった内容も楽しく学んでいきます。また実際にゲームを作っている会社であるグリーとも協力し、ゲーム作りはもちろん、プログラミングにまつわる様々なカリキュラムを実施していきます。

GREEで行われるこのクラスはラボinオチャノミズOtOMOのワークショップを経験したScratchの基本を解っている子というのが参加条件になっているので、ワークショップのお題も基本から一歩進めた内容になってるのね。
で、今日の内容は「ネコが巨大化?電流イライラ棒」あの昔懐かしいイライラ棒をコンピューターの中だけじゃなくなのぼ~ど(センサーボード)とブレッドボードを使ってリアルに作ろう、って云う企画ね。

センサーボードってなに?

プログラミングラボinロッポンギセンサーボードってなに? っていう人もいるかもしれないから障りだけ書くわ。
なのぼ~どには、スイッチ、スライダー(可変抵抗)、マイク(音センサー)、Cds(光センサー)の他に4つの外部センサーを繫げられるポートとモータードライバーがつかえるのでScratchと繋いでLEDを光らせたりモーターを回したり色々な値を調べたりできるのね。
今日のワークショップでは、外部センサーポートとブレッドボード、針金を繋いでリアルなイライラ棒を作っちゃう訳。

プログラミングラボinロッポンギ プログラミングラボinロッポンギ プログラミングラボinロッポンギまずはScratchとなのぼ~ど、外部センサーポートにジャンパーワイヤーを繋いで、ジャンパーワイヤー同士を繋ぐとセンサーに値が変化することを確認したよ。
次に身近にあるいろいろなものにジャンパーワイヤーを当ててセンサーの値がどうなるかを実験。
ここでは「金属製」のものは電気を通すのでセンサーの値が変化することを確認。

今度はブレッドボードのいろいろなところにジャンパーワイヤーを差してみてブレッドボードの中がどういう構造になってるかをみんなで調べた。

ここまでできたら、ブレッドボードにいろいろな形に曲げた針金を立てて、ゲームになる様にスクリプトを書いたよ。
基本的な内容はさすがにすらすら書けて、早く自由にやらせろ、って感じであまり手もかからなかったね。

大人の役目はこどもの発想を形にしてあげること

その後はそれぞれ、好きに進めるんだけど、「Game Over」と表示させたり、棒が振れるとLife Pointが減ったり、制限時間を設けたり工夫してたよ。
こういうことができる様になると、次になにがしたいとかアイデアもどんどん湧く様になって面白いんだろうね。

大人としてはこどもの発想を実際の形にしてあげる手助けができればいいと思ってるのよ。
内容的にはなかなか良いワークショップだったと思うのだけど、終わった後の反省会では、結構手厳しい意見があがっていてちょっと驚いたわ。
まぁ、なぁなぁになるより全然良いのだけど、ファシリテーターとして参加する人にも、いろいろなモチベーションがあるのだなぁとちょっと前から感じていて、大人もこどもも、いぁ、面白いわ。

Raspberry Piのケースを作ってみた PPシート版

Raspberry Pi 自作ケース

デジタルテクノロジーの「書き手」を育てる

先日、こどもの通う小学校でRaspberry PiとScratchを使って行う研究授業の1回目があって参観してきた。
この学校は東京都の「言語能力向上拠点校」って云うのになってるらしく「言葉による発進力を高める」って云うのと「美しい日本語を身に付ける」って云うのが重点課題なんだってさ。
そこにICT教育が絡んできて、プログラミングと云うかRaspberry PiとかScratchとかを授業の中に取り組んで活用していきましょうね、ことな訳よ。
この日の授業では同音異義語の中からどれが語彙にあってるか選ぶクイズ形式のプロジェクトを5年生が作ったのね。
いきなりリストとか使ってて「おーっ」って思ったけど、みんなそれなりにできてたわ。

公はいろいろ面倒

まぁ、そうなった経緯は話すとすごーく長くなっちゃうんだけど、ちょっと片棒担いでいて、これまでも先生たちといろいろな話をしてるんだけど、基盤むき出しのRaspberry Piを小学生がちゃんと扱えるのか? って云うのは初期の頃からの課題としてあがってるのね。なもんだから牛乳パックケースとか作って見せてみたんだが非常に受けが悪いんよ。
で、校長先生の意向としてはアクリルのケースをなんとか手配したいらしく、寸法渡してるんだけど、図工の授業で作るとか、保護者と一緒にワークショップとか云う話も出てきて、材料から切り出したらいくらとか見積もりまで取ってて、これがビックリする位高くてさ、その金額出すなら製品になってるヤツ買えちゃうじゃん、とか思ったりもしてるのね。
とは云え、公のお金を使ってものを買うのは大変らしく、インターネットで一番安いの探してポチッと買うわけにはいかないんだって。だからこの見積もりも、たぶん出入りの教材屋さんに聞いてその教材屋さんは卸元に聞いて卸元は加工できる業者を捜してって間のマージンがどんどん膨らんじゃうんじゃないのかね。
まぁ、学校が持ってる予算の中でなんとかしようって云うんだから、それはそれなんだけど、一保護者としてはその金額出すなら他の使い道があるでしょ、スイッチサイエンスの「どきプロ 電子部品キット」とかにしようよ、とか思っちゃうよ。

牛乳パックRaspberry Piケースの作り方 Raspberry Piケース

小学生にはこれで十分

例えばの話だけどMakers’ Base借り切って皆で作るとかさ、もしかしたらそのお金でレーザーカッター買えんじゃね? とかね。
かといって、全校児童分保護者と先生たちでアクリルから手で切り出すなんて現実的じゃないし、なんかいい手はないものか考えたさ。
で、塩ビ板とかだったら、厚みによってはカッターできれそうだし、どうよと思ってダイソー行ったらいいのがあるじゃん。
Raspberry Pi 自作ケースPPシート。
これならカッターで切れるししかも安い! 400 x 570mmで¥100(税別)って、このサイズなら16個分取れるじゃん! スペーサーとネジをあわせても材料費だけで¥100ちょいだよ。
0.75mmだと、ちょっと心許ない感じだけど、小学生にはこれで十分だと思うわ。

これ、調べたら1.2mmmとかもあるみたいなので、コストはちょっと上がるけど結構いい線行ってると思うわ。月曜日にこどもにサンプル持っていてもらおう。
Raspberry Pi 自作ケース Raspberry Pi 自作ケース Raspberry Pi 自作ケース

Scratch Day 2014 in Tokyo に行ってきた

Scratch Day Tokyo 2014
今日は5/17だからな、Scratch Dayだよ。
今年は会場が変わって本郷の東大キャンパス、福武ホールだ。
朝から準備に行く訳だが、五月祭とぶつかってるということで早い時間から人がいっぱいだわ。
と云うことで、今年のWell come videoからな。

Scratch Day 2014 from Lifelong Kindergarten on Vimeo.

Scratch Day Tokyo 2014まず、会場入り口に設置されたカウンター。どの位の来場があったかは後でね。
右手がシアター、左手がワークショップ会場な。

オープニング

Scratch Day Tokyo 2014オープニングの1発目はいつも通り阿部さんの「Scratchの最新動向」
まずビックリなのは、この1年でユーザー数も、アップされたプロジェクトも倍になったってこと。
これはアメリカも日本も「プログラミング教育」に関する関心が一気に高まったことと、これまでのScratch1.4からブラウザベースのScratch2.0へ移行したことが要因だそう。

この後、シアターではパネルディスカッションがあるんだけど、ワークショップの手伝いに移動。

ワークショップ

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
このワークショップ、Raspberry Piを使ってScratchやMainCraftを動かすワークショップなのだけど、午前中は「そうしたワークショップを運営したい」大人向け。午後はこどものワークショップで、実際にファシリテーターになってもらう、って云うなかなかイカした企画だよ。
しかも、こどもはRaspberry Piお持ち帰りだからね。

プログラミングバトル

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
これが今回、見てる側からすると一番盛上がった企画だね。
2人が同じお題でスクリプトを書いていく。与えられた時間は20分。
午前と午後にそれぞれ1回ずつあったんだよ。
午前に行われた1回目、aktsky vs medakakunのお題は「PON」
うんうん、2人共良くやったよ。最後の最後にミスが出て逆転された感じだけど、いやぁ、面白いわ。

午後に行われた2回戦。
mikoto vs takumi2000
お題は「インベーダー」 1回戦の「PON」に比べいろいろと制約が多いので、これを20分で作り上げるって云うのはかなり大変だと思う。
実際、2人とももう少しのところで完全に動作するまでには至らず、大人の采配で引き分け、ってことになったけど、ぜひとも続きをWeb上でやって欲しい。

これを見てて思ったのは、できる子はいちいち動作確認とかしないでどんどんブロックを積み上げていくのね。これって、書いてる本人はどういう風に動くか解ってるんだよね、と思うと頭の中どうなってんの? って思う。MineCraftとかもそうなんだけど、頭の中では全体像が見えてて自分が今何処にいるとか解ってるんだろうか?
大人になるとそういう感覚ってどんどんなくなっていく様に思うんだけど、それ以外のどうでもいいことがことがいっぱい入ってくるからかね? それを邪念っていうのか。
どうですか? 大人の皆さん。

実際のバトルの様子はUSTREAMに上がってるのでこっちを見てくれ。

パネルディスカッション

Scratch Day Tokyo 2014 Scratch Day Tokyo 2014
今回のパネルディスカッションのお題は3つ用意されていて、

  1. 「学校とプログラミング」
  2. 「課外活動とプログラミング」
  3. 「僕たちとプログラミング」

という感じで、公教育の中でのプログラミング、課外活動の中でのプログラミング、最後に実際にその対象となっているこどもたちの話。
最初の2つはちゃんと聞けていないので、ここでは書かないけど、3つ目のこどもたちの話な。

こどもたちとか云っても山内君は中2と云ってもずば抜けて頭も切れるし優れているし、以前から聞いていた会社起こす話は6/15に登記するって云うから「雇ってくれ」と云ってある。
宮島君は山内君と並ぶと3倍くらいあるんじゃないかと思うけど、高校生なのにCoedrDojo Kashiwaを立ち上げたり、いろいろなイベントを催したりして、とりあえずはじめちゃう行動力は一番だね。
原君は「こども」の枠に入れていいのかどうかちょっと疑問だが、(公に酒飲んでいいことになったのはつい数日前だからまぁいいか)高校生の頃からKinect2Scratch4Macとか作ったり、バシバシコード書いてるし、いや、凄い顔ぶれだよ、と云うかそういうこれからを背負って立つ人材がScratch回りに集まってるって云うのが凄いことだと思うわ。

今となってはこども向けの「プログラミング教育」環境はいろいろと増えてるけど、これは本当にここ最近のことで、それ以前は限られた中で地道に活動してた結果だと思うわ。
んー、なんだろう、これは土地を耕すことから始まって、土を作って種蒔いてコツコツと育てることが大事なことだったんだろうけど、最近は重機持ってきてガーッとやって、化学肥料バラ撒いたり、遺伝子組み換えとかで大量生産みたいな、そんな風に見えるわ。
いろいろと環境が変わったり整ったりしていくのは悪いことじゃないけど、本質が何処にあるのかは常にきちんと考えていないといけないと思うわ。気をつけてないと金儲けのネタにされてるだけみたいになっちゃうよね。

クロージング(振り返り)

Scratch Day Tokyo 2014当日朝の準備からクロージングまであっという間でスゲー楽しかったわ。
エントランスの脇に設置した来場者数カウンターは最終的に1,728名の来場と云うことで去年の約3倍。五月祭効果があるんじゃね? って云う話もあるけど、見てる限り来てる人は皆Scratch Day目当てに来てて、ついでに入ってきたふうの人はほとんどいないと思うのね。
それだけScratchとかPEGをはじめとするプログラミング教育と云うことへの関心が大きくなってるんだと思うけど、前述したようにただ流れに乗っかてるだけ見たいなことだけにはしないといけないと思うわ。

恒例のリフレクションビデオはこれね。


プログラミング教育を取り巻くこどもたちの話

Scratch Day Tokyo 2014一般の来場者が帰った後に関係者の懇親会があったんだけど、ここで阿部さんはじめ大人を取り囲んだこどもたちの話が、実はこの日のハイライト。

こういう処ではお菓子食いまくって、DSとかゲームやって、「あー、疲れた、早く帰ろう」とか云うのが普通なんじゃないかと思うけど、彼らは特別意識高いのかね? 多少話を振ってる大人がいるのは事実だけど、Scratchの次にどの言語に取り組めばいいのか、とか、プログラミングってどういうこと? とか、それを仕事にするにはどうしたらいいのか、とか。
この先の自分たちが於かれている状況をしっかり理解して、どうすればいいのかそれぞれがきちんと考えてる感じがするわ。

まぁ、人生を半分以上終えた大人の意見としては、所詮10年とか20年とかしか生きてない訳で、世の中にはまだ沢山の君たちが知らないことがあるんだよ。今から、将来ああしたい、こうしたい、って考えることは悪いことではないけど、まだ見たことも聞いたこともない可能性がいろいろなところにあることを忘れないでね。

個人的には大きな山を1つ乗り越え(次がすぐ迫ってくるんだけど)一息つけるかな(いや、そんな暇はない)
Scratch Dayへの参加は4回目だけど、年を追う毎に内容が濃くなっていくので凄いよね。
関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

ここで紹介しきれなかったものに関しては画像とリンク張っとくのでそっちを見てね。

Smalruby

Smalruby

KORG:LittleBits

KORG:LittleBits

SWITCH SCIENCE:Rapiro

SWITCH SCIENCE:Rapiro


ArTec:ArTec Block

ArTec:ArTec Block

ScratchJr

ScratchJr

ちっちゃいものくらぶ

ちっちゃいものくらぶ

函館未来大学:物質プログラミング

函館未来大学:物質プログラミング

東京都市大学×山梨英和大学:Magbot

東京都市大学×山梨英和大学:Magbot

プログラミングラボinオチャノミズに行ってきた 2014年5月編

プログラミングラボinオチャノミズ
Canvasのプログラミングラボに行ってきたよ。今回もファシリテーターとしてお手伝い。
inオチャノミズと云いつつも今回はなぜか福武ホール。来週のScratch Dayの前哨戦みたいだわ。
家から本郷だと大門から大江戸線でぐるーっと回っていかなくちゃいけなくて、ちょっと不便に思ってたんだけど、お茶の水から歩くとか、御徒町から歩くとか時間のあるときはいいかもね。おまけにGoogle Mapみてたら東大のキャンパスないにでっかい池があるじゃん。あぁ、見逃してたわ。これそばまでいけるのかね?
来週はScratch Dayだし五月祭もやってるし大忙しだわ。

オチャノミズは初心者クラス

プログラミングラボは3クラスあるんだけど、オチャノミズは初心者を対象としたクラスなのね。
一応、初めてという前提で募集してるんだけど中にはやったことある子がいて、足並み揃えて進めるには難しいこともあるんだけど、今回の参加者は割とおとなしかったかな。

プログラミングラボinオチャノミズ プログラミングラボinオチャノミズ プログラミングラボinオチャノミズ

この日の参加者で気になったのは下記のプロジェクト。

タイマーを付けて60秒間逃げ切ったら「くりああ」、途中で捕まったら「げむおおばあ」と、どうしても出したかったのね。変数を使って1秒毎にカウントする方法を教えてあげたんだけど、「くりあ」と「げむおおばあ」を出す条件の切り分けが分からずに苦労してた。3年生だと思うけどがんばってたわ。

なぜか「ねこ逃げ」とは全然違うものを作り始めた女の子。はちと犬を競走させる。犬はスクリプトで動いて、はちはスペースキーを押すと進むのね。スタートとゴールをそれぞれスプライトにして、緑の旗を押す度にはちと犬をスタートラインまでドラッグしてるので、「~へ行く」を使って自動でスタートラインに着くようにするのを教えてあげた。旗を押してもすぐに動き出さない様に自分でちゃんと考えてた。

これまた、勝手にマリオを書き始めた男の子。残り時間お絵描きに費やすのか、と思ってたら、コスチュームを複数作ってカーソルキーで左右に移動しておまけにジャンプさせるところまでたどり着いてたのでたいしたもんだ。

なぜか大流行りの海の中シリーズ。サメに食べられると消えるところがだいぶ悩んでたけど、これが一番出来が良かったわ。

と、まぁ、そんな感じでその他の作品はこちら。
http://scratch.mit.edu/studios/428002/

オチャノミズを経験した子は次のステージ、ロッポンギへ。
さらにはアカサカへ、ってこれ自体RPGみたいだわ。
同日アカサカでもやっていて、こちらへのお誘いもあったんだけど、そっちはまた今度。
アカサカはなんでもありの自主的なクラスなので教える方も大変だよね、きっと。

Raspberry Piのケースを作ってみた、けど失敗

Raspberry Pi自作ケース

全校児童にRaspberry Pi配布

なんかおやつの話みたいだな。
こどもの通う小学校でRaspberry Piが全校児童に配布される話は何処までしましたっけね?

これまでは校長先生からは「まだ、表にしないでね」感がにじみ出ていたので、断片的な情報しか出せなかったんだけど、まぁ、保護者向けの説明会も終わったし、そろそろいいよね。
Raspberry PiとOSの入ったSDカードは既に学校に届いていて先生たちには配布済み。
モニタやらキーボードやらは、昨日学校に納品されてるはずで明日セッティングされる予定になってる。
Raspberry Piがいつこどもたちに配られるかは聞いてないけどGW明けてからだよね。

ケースはどうするの?

先々週の土曜日に、今年度の1回目のワークショップがあって、その後にも先生たちと話をしてるんだけど、やっぱりむき出しって云うのが気になってるらしい。
牛乳パックケースアクリルのケースと両方見せて話したんだけど、牛乳パックケースはあまり気に入ってもらえてない様で、アクリルの方が「透明でカッコいいわよねー」って感じなんだけど、これすぐにできないでしょ。とりあえず寸法が欲しい、って云うので、いろいろ見てたら、オフィシャルの寸法がちゃんとあるのね、って当たり前か。

え、じゃぁ、やってみる

とかなんとか、そんな話を昨日のSmalltalkの勉強会の後で話をしてたら、「プラバン縮めて作ればいんじゃね?」って云う意見があって、ちょっと本当にできるかどうか考えてみた訳。

  • サインペンで絵とか名前とか書けていいじゃん
  • どのくらい縮むか分からないし、歪むんじゃね?
  • 材料代として安くてすむかも

と、云うことで早速調べて実験だよ。
プラバンケース

  • プラバンはタミヤ純正品じゃなくても100均で売ってる
  • 収縮率はものによって違うらしい
  • 縦横の収縮率も異なるらしい
  • 縮めた後に整形して穴を空ける


プラバンケースタミヤのウェブサイトには収縮率は約1/7って書いてあった。
1/7ってことは大体85%位ってことだから仕上寸法が100×70とすると120mmx85位にしとけばいいのか。って思ったんだけど、ダイソーで買って来たプラバンには「約4分の1の面積にちぢむ!」って書いてあるのよ。

あちこち、いろいろと調べた結果、目標とするサイズの倍のサイズ(この場合面積比じゃなくて一辺の長さね)位にしないとやはりいけないようなので140mm x 200mmにしないとダメっぽい。とりあえずその寸法分を確保して残ったところで実験してみよう。

Raspberry Pi プラバンケース残った切れ端の寸法は長い方が140mm、短い方が56.5mm、厚さが0.3mmね。これらを油性のサインペンで記してトースターで加熱してみた。
いやぁ、ビックリする位縮んだわ。この画像は加熱して、平らにした後サンドペーパーで整形してるけど、長い方が56mm、短い方が22mmってことは縦横ほぼもとの大きさの40%になったわ、1/4どころじゃねぇよ。

Raspbetty Pi プラバンケース厚さは2mm弱でこっちはいい感じだわ。
んー、しかし予想以上に縮むので加工前のサイズを250mm x 175mmくらいにしないといけないのと、結構歪むのでこの辺りの対策を練らんといかんわな。
まぁ、レーザーカッターでバンバン切り出せばいいんだろうけど、それだとネジで留めるだけになっちゃうからね、あまり「作った」感はなくなっちゃうよね、っと。
そんな訳でこの件は再考だよ。

小学校でScratchやってきた 2014年度1回目

プログラミングワークショップ 20140419

今年度は毎月開催

今日は小学校でのScratchワークショップ、去年から数えて4回目な。
紆余曲折あって、今年度は毎月開催だよ。
って、5月はScratch Dayのためできないのと、夏休みは1回飛ばして年間10回開催の予定だよ。
ここではあまり多くを語れないんだが、たぶん6月からは大忙しだよ。と、勝手に思ってる。

4月になってから告知をはじめたので、年度始めだしそんなにたくさんは来ないでしょ、と思ったけど、それでも9組の申し込みがあったからまぁまぁのスタートだと思うわ。
ワークショップと云っても、1年生から6年生までいて、中には家でScratchやってたり、これまでの回に来てくれてる子がいたりと同じレベルで進めるのは難しいと思ってたからね、最初から「今日はこれやります」みたいなワークショップ毎のお題は設けないことにしたのね。
とは云ってもだよ、はじめてくる子に「どうぞ、好きにやってね」じゃワークショップでも何でもなくなっちゃうので、一応「ねこ逃げ」をやるつもりではいたけどね。

実際のところScratchをやったことあると手を挙げた子が3人いたのだけど、結局皆と同じことをやる、ということになったので、最初の1時間はいつもの様にざーっと説明したさ。
みんな一緒にやる、って云ったのに、やったことある子はやっぱり好きなことはじめちゃうしとってもカオスだったわ。そんな状態で1時間でやろうと思うと相当端折らなくちゃいけないよね。

この活動を通してなにがやりたいか

休憩を挟んで、いつもの様に「もっと面白くするにはどうすればいいか?」考えてもらったよ。
ここで「考える」ことと、それを実際に具現化するところが一番の肝だと思うのね。
低学年の場合は「考える」ことにもあまり慣れていないようでなかなかアイデアが浮かばない。
高学年になってくると「あーしたい、こーしたい」って思いつく様にはなるんだけど、実際にどうすればいいか分からない。
これは当然経験値の大小の問題でもあるとは思うけど。

この活動を通してなにがやりたいかと云うとだな、

  • プログラミングを通じてものの「考え方」を学んで欲しい
  • こどもの選択しを増やしてあげたい

ってことなんだよ。
Scratchでただゲームっぽいものを作るだけのことじゃなくて、この先、LEDを光らせたり、モーターを回したり、ロボットを作ったりというところへも進んでいくかもしれないし、こどもたちから「あーしたい、こーしたい」という要求が出てくることを期待しているのだけど、まぁどうなることやら。
幸いにして、世の中の大人たちの目は何となくそちらへ向いてきてるし、ここの学校に関して云うと他よりはアドバンテージが取れたのは良かったよね。

この日みんなが作ったプロジェクトはこちら

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