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Maker Faire Tokyo 2015に行ってきた 2日目

Maker Faire Tokyo 2015
MFT2015、2日目な。

(ここから追記)
昔のMakeの方が良かったよね、みたいなことを昨日書いたんだけどね、色々と整理できたので記しておく。
濃い人は濃い人で以前とは変わらない。何故に薄くなったと感じるのか考えたんだけど、スポンサーブースが増えてビジネスライクなイベントに傾いてきたからじゃいかと思う。会場も大きくなったし来場者が増えてもね。

個人や、仲間内で出展してるところは、結局のところ自分たちのやりたいことを、好き勝手にやってるやってる訳よ。
それを見て、スゲーって思う人は、同じようなものを欲してるとか、それをすることの難しさとか、そういうことが解ってるってことだろ。何やってるか解らないとか、興味を示さないっていうのは、ある意味次元の違う人たちだから放っておけばいいのよ。

企業出展の場合はそうはいかないわな。どうやって自社製品に興味を持ってもらうとか、買ってもらうとか、そこんとこが焦点だから。少なくともかけた費用分は回収しなきゃいけない。
好きなことを好きにやる、っていうのは自分との戦いだから、他人がどう思おうがそんなことはどうでもいいのよ。自分の納得できるものができればそれでいいし、出来上がらなくてもそこから得られるものがあるだろ。結果よりもそこに至るプロセスが重要。

ものを創る、っていう行為は、まず自分が何を欲しいのか明確にならないといけないし、頭のなかでぼやっとしているものを一つずつ形にしなくちゃいけない訳だ。寸法や形は? 材料は何がいいのか? どうやって加工するのか? そういうことを一つずつ積み上げていって、思い通りのものにするところまで持っていくことができるっていうのは、それだけで凄いことなんだよ。

要は、嫌々やってるようなことはとっとと止めて、本当にやりたいって思うことをやるべきだ、ってこと。
自分自身が、本当にやりたいことなら、問題が起きても、うまくいかないことがあってもそれは糧になるだろって。
でも、それが「本当にやりたいこと」なのかどうかは真剣に考える必要があるぞ。

とかなんとか、そんなことを思いついたので、まずは自分自身から有言実行に移す。
(ここまで追記)

OtOMOの大人

まず、昨日画のなかった大人ブース。キッズ/教育エリアだけど大人ブース。
石原さんのChampierreに間借りしてる。

Maker Faire Tokyo 2015DJ石原の図。

Maker Faire Tokyo 2015じゃなくて、Mind2Scratchのヘッドセットをしつつ、Home2Scratchのサーミスタの調子をチェックしてるところ。
Mind2Scratchはα波でScratchを動かすっていう、これまでにないプロジェクトな。
センサーの付いたヘッドセットは市販されてるらしい。おでこに当てたセンサーでα波を測定してScratchに送る。
設定した値を超えるとスプライトが動くっていうやつ。集中することでα波の値が上がるんだけど、すぐにできる人とそうでない人がいて、やってみてる人の様子を見てるのが結構面白かったわ。
もう一つはHome2Scratchは色々なセンサーとScratchを繋ぐやつね。今回持ってきてたのはセンサーの値をリモートセンサープロトコルでScratchに送るってやつ。
これを使うと温度センサーだけでなく色々なものをScratchとつなげることができる。
Scratchは知っての通りこども向けなのでプログラムを書くのも、デバッグも簡単にできるっていうのが利点だよ。

Maker Faire Tokyo 2015塩野さんの持ち込んだArtecブロックの自動ドア。
Mindstormsは高くて手が出せないっていう人にはArtecブロックはいいかもしれない。スタディーノっていう基盤には色々なモーターやセンサーが使えてScratchベースのプログラミングソフトやArduino IDEも使える。

Scratchは「こども向け」だけど、こんな風にいろんなことができるんだぜ、っていうのが見せたいところだな。

OtOMOのこども

で(オリジナルの?)OtOMOブースはどうなってるかというと、昨日に引き続き「ワリバシティ鋭意建設中」だよ。
Maker Faire Tokyo 2015Maker Faire Tokyo 2015Maker Faire Tokyo 2015

今年の注目ブース

あとは空いた時間に見て回って、興味を引いたところの画を置いておくわ。
ちっちゃいものくらぶ青葉山技研
前田 武志株式会社コルグ・littleBits
東京都市大学小池研究室高エネルギー技術研究室
鳥取大学×鳥取城北高校 STUDENT MAKERSMasayuki Goto
信州大学・村松研究室メントス×コーク大噴水ショー

新たに興味を引くものもあれば、現状の改善に役立ちそうなもの、刺激を与えてくれたもの、いっぱいあったぜ。
んー、色々と思い直す濃い2日間だったわ。

Maker Faire Tokyo 2015に行ってきた 1日目

Maker Faire Tokyo 2015

Makeって秋の一大イベントだったはず

なんかね、全然Makeって気分じゃないんんだけどね。気が付いたら8月だし、今日と明日はMFT2015って、スゲーびっくりだよ。
7月はゲロゲロ月間で休み少ないし、毎日遅いし、おまけに昨日は月末だよ。まぁ、普通に考えたら朝早くに起きられる訳もなく、悪いけど午前の準備は遅れて行くつもりだったんだけどね。なのに5時に目がさめるわけだ、これが。
遠足の日の小学生みたいだよ、まったく。
そんな訳で、9時には会場に着いたはいいんだけどさ、インビテーションのハガキだと一般の来場者の扱いだから12時じゃないと入れませんよ、って、固いこと云うなよ、って思ったけど、しょうがないからMakerパス買ってもらったよ。

今年のテーマは「ワリバシティ」

Maker Faire Tokyo 2015Maker Faire Tokyo 2015
今回のOtOMOのテーマは「ワリバシティ」だよ。つまり、そのままってことだよ。判るだろ。
背の高いのはあの伝説のキリンの首だよ、LEDの光る風車が回るんだよ。光る風車が回るのか、V3みたいだな。
仮面ライダーもいいけど、9月に五反田でやる「五反田宇宙ミュージアム」っていうイベントスゴイんだよ、アンヌが来るんだよ。
「トークイベント終了後、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンエースとのゲーム大会・握手会を実施します」って、アンヌとの握手会はないのかよ。その方が絶対需要があるはずなんだけど。
Maker Faire Tokyo 2015Maker Faire Tokyo 2015
Maker Faire Tokyo 2015まぁいい、MFTの話な。画にするこういうことだよ。
これね、なかなかよくできてるよ、うん。

大人の世界もあるよ

Maker Faire Tokyo 2015大人は、大人でこんな感じだな、って自分の画しかないわ。明日とって載せるね。

1日目のまとめ

ビックサイトに移って2回目のMakeだし、去年までは11月の開催だったのが8月の頭っていうのもあり、まぁ、だんだん大きなイベントになってるんだけどね、これは去年も書いたと思うけど、東工大でやってた頃とは違うイベントになっちゃたな、って思う訳。
俺にしてみれば大きくなりすぎちゃったなぁ、って思う。今の内容が薄いって訳じゃないけど、昔の方が濃かったというか、小慣れてきたせいでバカっぽいネタは少なくなってきてるんじゃないかと思うわ。
このことに限らず、ここ最近狙いは間違ってないんだけど、届かねぇなって思うことが度々あって、いろんなことに手を出しすぎなのかもね、って。
的を絞って集中しなくちゃいけなんだろうね。
ってことは、アレと、アレは、アレだよ。そういうことだよ。いよいよ飛び降りる時が来たか。
虚業からの脱却だな。
明日も頑張るわ。

小学校でScratchやってきた 2015年度3回目

プログラミングラボinケイヨウ

学校公開日

今日は学校公開の日なので、朝から盛り沢山だよ。
まずは授業の様子を覗いてきたけど、今回もRaspberri Piを使った授業が3コマあって、一つはLibre Office Impressを使って、移動教室のまとめを作る、っていう授業。これは6年生ね。
もう、模造紙に写真貼って感想を書く、とかいう世界じゃないわけよ。んー。

飯盒炊爨実習

飯盒炊爨実習5年生は来月行く林間学校の飯盒炊爨実習。
自分たちで火を起こして飯盒でご飯炊く、っていうのの手伝いをちょっとだけしてきたけど、最近の子は火遊びとかしないのかね? ライターで火つけるのもおぼつかないし、蒔き焼べるのとかもかなり腰が引けてる感じ。
まぁ、何でもかんでも危ないからってやらせない大人が多くなってるんだろうけど、もうちょっとワイルドに行った方がいいんじゃね? と思ってるのは俺だけかなぁ?

Scratchで時計を作る

プログラミングラボinケイヨウで、午後はScratchな。
このところ無駄に忙しくて、ネタを考える暇もなくどうしたものかと思っていたんだけど、ネタなし寺子屋っていうのはどうしても避けたかったので、過去のOtOMOのワークショップから時計のネタを借りてきたよ。
とはいえ、準備不足は否めない状況で、ちょっと申し訳ないなぁとも思ったりもしたけど、今日集まったこどもたちは優秀だったわ。

まず、一番最初に「1秒ごと」に何かを動かすにはどうしたらいいか? ってことで、ネコのスプライトを1秒ごとに次のコスチュームにするっていうのね。まぁ、これはチョロいよね。

次に秒針だ。「1秒ごと」に何かするのはできてるので、針のスプライトを書いて決まった角度進めるんだけど、1周は360度、12時から始まって6時だと180度、3時だと90度。この辺りまでは問題なく。じゃぁ1時は? 1分は? ってなると即答できる子は限られてくるけど1目盛6度というのはすぐに出てきた。
秒針は1秒ごとに6度進む。

次は長針。これ、みんなどうやって計算するかな? って思ってたんだけど、長針は1時間で1周するでしょ、1分は60秒だから3600秒で1周する、って話になった。
3600秒で360度、1秒で0.1度だ、と。ほぅ。

最後は短針。短針は1時間で30度進む、って。つまり、30/3600、1秒間に進むのは1/120度、っていうことになったんだけど本当にこれがあってるのか? って話になった。
じゃあどうやったら検証できるか? 1時間待って本当に30度進むのか? って。
で、1/120度を3600回繰り返したら、本当に30度進むかどうかわかるだろ、っていう話になり、やってみたらほうんとうに30度進んだ。
いやいや、賢いね。

あとは文字盤を作ればとりあえず時計の体になるだろ。
正円を書くには、シフトキーを押しながら書くと正円になる、っていうのと、正確に目盛を振るにはスクリプトで回してスタンプする、っていう方法を教えて、ここまで1時間半とちょっと。

例のごとくマイクラやっていいか? って言い出したので、いやちょっと待て、この時計時間合わせられないと正確に動かないよね、と。
12時には針がぴったり重ならないとダメなんだよ、とか、アラームつけたいとか、残りの時間はそれぞれがやりたいことに費やして、出来上がったのはスタジオ作ってアップしといたよ。

今日は、こちらの準備不足にもかかわらず、思いの外食いつきがよく楽しかったわ。
こどもたちも「これ、算数でしょ」とか云いつつも、それぞれ賢いところを発揮してくれてよかったわ。

さて、7月はどうも時間取れそうもないので、次は夏休み明けの2学期ってことなんだけど,1-2年生対象に人間プログラミングやったらいいんじゃないかと思ってるのね。
まぁ、幸いにして時間があるのでじっくり考えることにする。
Scratch clockScratch clockScratch clockScratch clock

小学校でScratchやってきた 2015年度2回目

プログラミングラボinケイヨウ
前回はLEDを光らせたので、今回はダンボールスイッチに挑戦だよ。
まずは前回の復習からな。

前回の復習 LEDを光らせる

やったのは

  1. LEDを光らせる
  2. スイッチでLEDを光らせる
  3. ScratchのプログラムでLEDを光らせる
  4. PWMでLEDの明るさを変える
  5. ScratchのプログラムでLEDの明るさを変える
  6. ここまでが前回やったこと。

    前回参加していない子もいるのでまずは、前回の復習から。
    上記の1から5までを一通りやってみる。
    3番目まではすんなりと問題なく。
    4番目のPWMあたりへ来ると、うまく動かない子が出てくるけど、とりあえずOK。
    プログラムからPWMを動かすにはネコのX座標をPowerに置き換える。

    今回の取り組み

    と、ここまで出来たら、今回やるのは

    1. 外部の回路からScratchに入力する
    2. ダンボールスイッチを作る
    3. ダンボールスイッチを使ってScratchに入力する
    4. のところね。
      プログラミングラボinケイヨウブレッドボード上に回路を組んだら、Scratchにプログラムを書く。
      これでスイッチを押すとネコが歩いてLEDの明るさが変わるはずなのだけど…、
      スイッチ押しても動かないとか、スイッチ離しても動きっぱなし、とか、まぁ、いろいろと問題続出。

      Scratch GPIOを再起動するとか、入力のピンを変えるとかして、全員動くことを確認したら、やっとスイッチ作りだよ。

      ダンボールスイッチを作る

      ここまでは結構ダラダラモードだったけど、やっとスイッチ入ったみたい。
      スイッチと云っても、ダンボールにアルミテープを貼ってワニグチクリップでくわえるだけなのでそんなに難しいものではないのだけど、ここでワニグチクリップのビニールを取っちゃう子がいたり、力がなくてうまく咥えられないという事案が発生。まったく想定外だわ。w

      スイッチができたら、ブレッドボード上のタクトスイッチと置き換えて動かしてみる。
      動いたところでみんな大喜びで良かったわ。

      この後は入力に使えるピンが複数あることを説明して、スイッチを追加したり、スイッチの入力を使ったプログラムを書いたり各自で自由に作業。
      最後に、それぞれがやったことをみんなに発表して、今日はおしまい。

      参加人数は少なかったけど、結果オーライで濃い内容となったよ。

      Scratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチScratch GPIO ダンボールスイッチ

      反省と今後の課題

      いろいろなタイプのスイッチを作ったりするような工作的な要素がもっとできれば良かったのだけど、途中でつまづいて、時間が取れなかったのが今日の反省だな。
      これを利用してロボット作りたい、という意見も上がってるのだけど、そのためにはモーターやモータードライバーが必要とか費用的な問題も出てくるしな、今後の課題と云うか楽しみと云うか、こちらも勉強しないといけないと思うわ。
      電源の問題とどうやってコントロールするか…、テンキーあたりがお手軽ではあると思うけど費用の問題があるし、無線でコントロールするにはVNCとかさらにハードルが上がっちゃうしな。
      まぁ、ゆっくり考えようと思う。

Scratch Day 2015 in Tokyo に行ってきた

Scratch Day 2015 in Tokyo今日はScratch Day 2015 in Tokyoだよ。
Scratch界隈の人にはもうお馴染みのイベントだし、「プログラミング教育」の流れに乗っかった人たちの来場も増えているんじゃないかと思う。
会場は去年と同じ本郷・東大の福武ホールな。
今回はメインのホールにほぼほぼ張り付いていたので見てきたこと、感じたことを記しておくわ。

オープニング

Scratch Day 2015 in Tokyo今年のオープニングは「Scratchだから緑の旗振ってスタートでしょ」ってことでリアルなグリーンフラッグが用意されたよ。
実行委員長の阿部さんがこれを振って今日のイベントのスタートが宣言された。
1発目はいつもの通り、阿部さんの最新のScratchの動向についての話。
Scratchの登録ユーザーは650万人、アップロードされたプロジェクトは928万件。近年の急激なユーザー、プロジェクトの増加は英語圏を中心とした世界中での「プログラミング教育」に関する関心の高さからきてる。
その中で日本の状況はどうか? というとユーザー数がもう少しで5万人とだいぶ少ないのだけど、フォーラムの活発さにかけてはずば抜けていて、これに関していうとちょっと特殊な状況。
その辺りも含めて、近年の日本のプログラミング教育に関してのレポートな。
で、この話はこの後の鼎談に続く訳だ。


鼎談「日本のプログラミング教育に物申す!ソフトウェア開発の現場から」

Scratch Day 2015 in Tokyoえーっとね、この話、難しくってよく解らなかったっす。ごめん。
その中で「役立つ「ものや仕組み」が作られる仕組み」っていう話は面白かったわ。
考える → 作る → 使う → 問題の発見、解決 っていうのがぐるぐる回って「役立つ「ものや仕組み」が作られる」っていうことなんだけど、要は何をやるにしても楽しくないとね、ってことよ。
楽しいことを考えるのは楽しいのね。人にやらされることは楽しくないのかなぁ、とか、いろいろ考えさせられるわ。


プログラミングバトル

Scratch Day 2015 in Tokyo去年も大好評だったプログラミングバトルな。
今年は予選会を行って選ばれた4人が対決したよ。
1回戦目のお題は「スネーク」 いやぁ、いきなり難しいよね、って思ったわ。
今時のこどもが知ってるとは思えないから。案の定、対戦した2人はその場の説明でしかどういうゲームかわからなかった様子で、明確なイメージが湧かなかったんじゃないかな。
結局、2人とも制限時間内に動くものを作り上げることができず、1回戦目は引き分けな。

時間をおいて午後に行われた2回戦目。
2回戦のお題はマルバツ、3目並べな。しかも、対戦相手はコンピューターというこれまた難題。
これはルールも知ってるだろうけど、相手は自動で動かさないといけない、いうところがミソだな。
で、それぞれ、コンピューター同士を戦わせて勝敗を決めよう、っていうんだから、大人厳しすぎ。
1人はとりあえず動くものが出来上がったけど、もう1人は動くものができなかったってことで勝敗がついたわ。
とはいえ、最初の2人も、後の2人もよくやったよ。


Show & Tell

Scratch Day 2015 in TokyoShow & Tellは小学校の1年生から中学校3年まで幅広い年齢層ですごい作品がたくさん集まったね。
プログラミングバトルもそうだけど、年々レベルが上がってて、もうね、ついていけません。
今日発表された作品は下記にリンクが貼ってあるので、それぞれ確認してくれ。


座談会「わくどきすくうき!プログラミング教育本著者大集合」

Scratch Day 2015 in Tokyoごめん、この辺りになると、だいぶ疲れてきた。
まだ読んでない人は買って読んでね。
これを読んだからって、優秀なプログラマーに育つ訳ではありません、だって。
いやいや、こどもたちにプログラミングっていうものが世の中にはあるんだよ、って知らしめたってことで十分だろ。




参加者全員ワークショップ

Scratch Day 2015 in Tokyoちょっと目を離した隙にワークショップの進行はほとんど終わってしまったよ。戻ってきたときにはじゃんけん大会の真っ最中だったわ。


クロージング

いやー、1日長かったわ。
クロージングでは各セクションの振り返りと、恒例のリフレクションビデオね。

Scratch Day 2015 in Tokyoという訳で、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
緑の旗で始まったんだから、最後は赤いボタンだろ、っていうツッコミもあったけど、最後までハイテンションでいられるっていうのはいいよね。これは来年へ向けての緑の旗が振られた、ってことらしいですよ。


ご協力いただいたスポンサーの皆さん、ありがとうございます。

今日の様子はニコニコ生放送でタイムシフト視聴ができるよ。

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小学校でScratchやってきた 2015年度1回目

プログラミングラボ in ケイヨウ
今年もやるよ。年度が変わって1回目な。
なんだかんだ、3年目に突入だよ。
昨年度の1年間はプロパーの授業でもRaspberry Piが導入されたり、通常の授業の中でもScratchを使ったりと、大きな波が来た訳だよ。
その波に乗りつつ、3年目に突入するんだけど、今年度を始めるにあたり何の「意義」があるのか考えてみた。

そもそも何のためにやるのか?

うちのこどもたちは小学校の3年生ぐらいからScratchをやり始めて、OtOMOのワークショップやMakeやらなんやらを経験してきた訳だけど、世間一般に云われる「論理的思考」が着いた、っていうのは事実だわな。
そこに辿り着くまでの経緯は前にも書いているのでここでは省略するわ。そういうものがある、っていうことに気がついたのはまさに偶然だったけど、良い結果になった、と云うか、まだ向かってる途中だとは思う。
たまたま、うちのこどもは噛み合っただけかもしれないけど、そういうものがある、ってことは多くのこどもが知るべきなんじゃないかと思うし、1人の大人としては色々な可能性があることを知ってほしいのね。
なので、「プログラミングを学ぶと理論的思考が身につきますよ」とか、そういうことではなく、1人でも多くの子に「機会を与えてあげたい」と思ってるのよ。来るものは拒まず、ってことな。

これまでの課題

これまでやってきて一番の課題はマウスの操作もおぼつかない1年生から6年生までを一緒にやる、何回も来てくれてること、初めて参加する子を一緒にやる、っていうところで、低学年の子なんかは1時間もしたら、何をやってもたいてい飽きちゃうし、それなりに出来る子達は、好きなこと始めちゃうし(まぁ、それはそれでいんだけど)レベルの違うこどもたちを同じ課題で取りまとめるのは非常に困難だ、ってことなんだよね。(そういう意味においてはMinecraftは神だわ)
かといって、課題を設けない、っていう乱暴なやり方もしてみたけど、どうもしっくりいかないので、レベルごとに区切るしかないのかとは思うけど、参加資格を設けるのは当初の理念から外れるよね、って思ってる。

いろいろ悩んだ挙句、今回に限っては3年生以上に制限を設けさせてもらって、さらに人数も絞って告知したんだけど、蓋を開けてみたら募集に対して1.5倍の申し込みがあって、当初の予定通り一部はお断りをすることもできたんだけど、結局全員受け入れることにしたわ。

今日は何やるの?

今日はMinecraft禁止だぜ。(Minecraftやらせろ、ってうるさいのは相変わらず)
で、何をやったかって云うと、昨年度1年間の授業やこの活動を通して基礎的なRaspberry Pi、Scratchの使い方は解ってるってことで、Scratch GPIOを使ってLEDを光らせる、っていうのをやってみた。
ブレッドボードやジャンパーワイヤ、LEDなどの手配の都合もあって、人数を制限しなくちゃならない、っていうのもあったんだけど、その辺はなんとかギリギリ手配がつけられたわ。

Scratch GPIOでLEDを点ける

最初に、ブレッドボードやLEDの説明をしてから、ブレッドボードにLED、抵抗をさして、GPIOと繋ぐのだけど、このあたりの順番はもうちょっとやりようがあったなと反省。

とりあえず、3.3VとGNDを繋いで、LEDを点けてみる。ここまではわりと順調。
次に、タクトスイッチをかませて、押せば光る、っていうの。
3番目に1番ピンを11番ピンにつなぎかえて、Scratch側でON、OFF。この辺りから遅れる子が出始める。やっぱりキーボードからの入力はボトルネックだわ。
続いてPWMでLEDの明るさを変える、っていうところまで来ると、きちんとできる子と、なぜか動かない子がでてきて、今日はここでタイムアップ。
この後、スクリプトでLEDの明暗を変えたり、Scratchへの入力までやる予定だったんだけどね。
PWMが動かない子の対応に追われている間、理解の早い子は勝手にどんどん進んでて、複数のLEDを光らせたり、スクリプトを書いたり、できる子はできるんだよね、って当たり前か。まぁ、手書きのインチキっぽいドキュメントでもそこまでできるのか、って感じ。

次回もこのパターンでダンボールインターフェイスやってみよ。
そんな感じで1回目終了だよ。
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ

Scratchワークショップに行ってきた 2015年4月編

OtOMO Scratch workshop

午前中は戸越銀座

今日はダブルヘッダーだよ。
今日はOtOMOのワークショップに行ってきたけど、その前にもう一つScratch関連のイベントがあったのね。
プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング」というイベント。

プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング
街中のカフェでお茶しながらScratchで楽しくプログラミング体験しましょう、というイベント。
参加者は小学生から大人まで、昨今話題のプログラミングってどいういうことよ? ゆるーく始めたい、交流したい、っていう人には丁度良いと思うわ。
「4つのクリエイティブP」で云うと「Peers」と「Play」だな。
GWにも開催の予定があるとのことなので、お知らせしておく。

午後は三軒茶屋

戸越銀座のイベントが終わって、その足で三茶へ移動。
OtOMOのワークショップは前回お知らせした様にしばらくは寺子屋、ってことだからね。
今日も半分は知ってる顔だし、こっちはこっちで別の意味でゆるくやる感じ。
とは云ってもね、レベル高いのよ、これが。
Kinectやアーテックブロックは持ち込むは、弾幕系シューティングゲームや3Dなどなどよくやるよ、本当に。
こっちは「Project」と「Passion」って感じか。

OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop

4つのP

さてさて、ここで話題になってる「4つのP」とは何よ?
4月の頭にScratchの開発者であるMITメディアラボのミッチェル・レズニック教授が来日して公演があったのね。
その中で出てきたのが「クリエイティブな思考を育む4つのP」という話で、

  • Project
  • Peers
  • Passion
  • Play

の4つのキーワードの話な。
この話は色々なところで取り上げられているので、もっと詳しく知りたい人はググってね。
主だったところのリンクだけ貼っとくわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2015年3月編

OtOMO Scratch Workshop
OtOMOのワークショプに行ってきた。
今回から、いろいろなことが大きく変わったのと、激動のこの1年半ぐらいのことも含めてちょっと書いとくわ。

この1年半の出来事

一昨年の10月の終わりに「コンピューターに親しもう」っていうプログラムがGoogleとCANVASから発表されてからというもの、それまで少しづつ盛り上がってきたこども向けのプログラミング教育(OtOMOが「教育」に注力してるわけじゃない、ってことは一応断っておく)が一気に火がついた感があって、OtOMOだけに限らず、いろいろなところでワークショップや教室の類が増殖してるのはみんな知っての通りなのだけど、この1年半の間は、個人的にもOtOMOだけじゃなくて子供の通う小学校では全校児童にRaspberry Piが配られ授業に用いられたり、この授業とは別に月一でプログラミング教室をやったり、CANVASさんのプログラミングラボを手伝ったり、休みの日は何かしら予定が入ってるっていう、とにかく忙しいのよ。
毎週行ってたプールもしばらく行ってないし、カレーも作ってないじゃん。

今後の方針

OtOMOの他のメンバーももちろん、それぞれがいろいろな活動をしていてPEGプログラミングラボを書いたり、俺以上にいそがしいわな、そりゃ。
まぁ、ちょっとしたきっかけでOtOMOの活動自体も大きく舵を切ることになって、ウェブサイトも新しいものが立ち上がったし、ワークショップの募集の方法も変わったりして、もちろんワークショップの中身自体も今までのように毎回お題を決めてやるという事はしない、ってことなんだよね。
で、3月はその1回目で「寺子屋」的にそれぞれが自分の課題を持ってきて取り組んでください、初心者には基本的なことは教えますよ、ってどっかで聞いた感じなんだけど…。

今日のところはソフトランディング

10名の募集の所、土壇場のキャンセルがでて9名の参加だったのだけど、蓋を開けてみたらほとんどがこれまで参加してきている所謂上級者、だな。初めて参加の子はScratch自体もほぼ初めて触るような感じ。
所謂上級者たちは自分のやりたいことが明確になっているので問題無いと思うわ。初めて参加してくれる子や、何をしたら良いかわからない子には「本日のおすすめ」てきなカリキュラムを用意しておいたほうが良いよな、と思ったり。

先日のプログラミングラボ in アカサカがある意味衝撃的で、「なんだ、できるじゃん」って。
ただ、アカサカも最初からあんな風にうまくいってた訳じゃない、って話もあるので、徐々に良い方向へ向かえば良いよね、ってことで、今日のところは。
あぁ、それから「OtOMO+」っていうプログラミングよりもどちらかというとハードウエアというかFabぽい活動も始まるらしいので、このことは追い追いな。

Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた
Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた

プログラミングラボinアカサカに行ってきた 2015年3月編

プログラミングラボ in アカサカ
プログラミングラボinロッポンギに行ってきた。
会場はin アカサカなのになぜか本郷の東大、福武ホール。まぁ、細かいことは気にするなよ。
やっとアカサカにも参戦したけど今回が最後だよ。

あのね、ここには俺がやりたいことがあったよ。小学校でもこういうことがしたいんだよ、本当は。
でも、そうするには切り捨てないといけないことも出てくるしハードル高いわ。どうしよう?

CANVASさんのプログラミングラボ、オチャノミズ、ロッッポンギ、アカサカとそれぞれ1年間走って、この3月で一区切りなんだよ。
初心者が対象のオチャノミズ、中級者が対象のロッポンギはScratchでのプロジェクト作成がメインだけど、アカサカではRaspberry Piが参加者全員に配布されて、ScratchだけじゃなくてMinecraftだったりPythonをやってる子もいれば、Rapiroや自作のロボットを動かしてる子もいて、それぞれが自分のやりたいことに取り組んでるのね。
毎回何かテーマがあって、ファシリテーターが「教える」っていうスタンスじゃないから、分からないことがあれば、何ができなくて、どうしたいのか、ってことをきちんと相手に説明できないといけない。そういうコミュニケーションを取るための場所にもなっているし、自分が取り組んでいることを発表する場所でもある訳よ。
そりゃ1年やったら鍛えられるよ。
小学校の3-4年生でも、やる気があればここまで出来るのね、っていうとてもいいサンプルだわ。んー、もっと早くから絡んでおきたかったわ。

レゴ製モニタ、キーボード一体ケース 自作ロボット
RapiroをScratchで操作 リモコンタンク
ラズパイカー ScratchをAndroidでコントロール

参加回数によって若干のレベル差はあったけど、それぞれ自分のやりたいことに向かって真剣に取り組んでるって、すごいなこども。
プログラミングラボ in アカサカは今回で終わりってことだけど、これと同様の活動を引き継ぐってことにどうもなりそうなので、まぁ、4月以降も忙しいってことだな。
関係者の皆さん、お疲れ様でした。
こどもたちはここで学んだことはとても良い経験になったと思うので、この先もそのことを生かしてほしいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度9回目

プログラミングラボinケイヨウ

またしてもMinecraft大会

んー、またしてもMinecraft大会になってしまったよ。
2月に予定はしていたのだけど、諸事情により直前になってキャンセルになってしまったので今年度は今回の9回目で最後だよ。
まぁ、相変わらずのグダグダ運営な訳だけど、今回は石原さんを招集してScratch2MCPIの事を話してもらおうというのは当初からのプランで、ただ、「Minecraftやりますよ」という告知はしなかったのね。
それでも13組の申し込みと、当日追加の計14組の参加とまぁまぁの状況。うち4組が初めての参加というのがどう出るかな? とは思ったけど、後述するが全くもって問題なかったね。

プログラミングラボinケイヨウ学校で使っているRaspberry PiにはMinecraft Piはインストールされているけど、表には出ていない状態で、それでも在処を知っている一部のこどもが放課後とかにやっているのは周知のことで、学校には事前にこういうことやりますけどいいですよね? と断りを入れておいた。
なんだけど、昨日の夜になって、Scratch2MCPIは入ってるのか? って思って、入ってなければ学校のサーバーから落として貰えばいいか、って考えてたんだけど、石原さんに確認したらインターネットにつながった環境じゃないとインストールできないって。なもんだから、最悪iPhoneのテザリングでやるか、って話になったんだけど、一応阿部さんに聞いてみたら、「表にはなってないけど入ってるはず」ということで今日の午前中に確認しに行ったわ。

「マインクラフト」日本の小学生にブームの兆し

Raspberry2MCPI先生からRaspberry Pi借りて確認したら阿部さんの云う通り入ってたわ。
起動してどんなものかなーといじってたら、休み時間にやってきた1年生に「うわっ、なんでMinecraftやってんの?」「僕にもやらせて」とか云ってあっという間に奪われてしまったよ。挙げ句の果てには奪い合いまで始まる始末だ。

仮想世界の中で冒険やもの作りが自由に楽しめるゲーム「マインクラフト」(Minecraft)が日本の小学生の間でブームの兆しを見せている。

って記事が10日ぐらい前にあったけど、ここでは兆しどころかがっつり浸透してる訳だ、これが。
それがいいのか悪いのかは置いておいて単純にMinecraftスゲーって話なんだよね。

「2Dから3Dへ」

Scratch2MCPIまぁ、今日のメインは石原さんのScratch2MCPIにお任せするとしてだ、そこまでの道筋はこちらで用意しなくちゃいけないだろ、ってことで「2Dから3Dへ」っていう強引なこじ付けで、Scratchで図形を描いてもらおうと。これまた、1年生もいるし、ネコ動かすところから説明しなくちゃダメだよね、って思ってたんだけど、ここは想定外にみんなサラリとこなしてこの活動も、学校の授業も1年積み上げたものは伊達じゃねぇな、って改めて思ったわ。
とはいえ、内角の和は360度なんだよ、とか云ってもやっぱり1−2年生には伝わらない訳で、もう誰でも来い的募集は厳しいのかな、とも感じてる。

今年1年の感想

プログラミングラボinケイヨウ今年度の最後ってことで、今日来た子たちに、今年1年の感想とこの先どうしたいか聞いてみたけど、これに関しては残念ながら、こうバシッとしたものは無かったわ。これは1年間のゆるくてグダグダの運営の後に、結果として形に残るものは無かった、ってことなんだろう。
ほぼ毎月、年会9回の開催で延べ100名を超える参加者がいたっていうのはよかったと思っているので、来年度は「Minecraft禁止宣言」もしたし、もうちょっと精度を上げるのとLED光らせたり、GPIO使ったりといったことにも挑戦してみるかってことで、とりあえず今年度の締めくくりとするわ。