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Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その5

Raspberry Pi Robot

経験は糧になる

TA7291Pを基盤に半田付けしてモジュールにしてGPIOに直接刺さるようにしたぜ。
ずーっと放してあったのを探してきて、なんとか線を繋いでみたけどなぜか動かず。
ここ最近、こういう細かい作業すると、目は見えないし、背中は痛いくなるし、きついんだけど楽しいよね。
電子回路の知識とか全くないからデータシートとか、いろいろなウェブサイトを参考にしてちまちま半田付け。
動かないから、1回付けた線を全部外して初めからやり直したよ。
ダメでも1回やると、どういう順番で進めたら作業しやすかとか分かるようになるので、初めのは動かなくてもそんなに無駄な感はないわな。経験は糧になるんだよ。
やっぱりやってみないと解らない事があるし、とりあえずやってみるっていうのは重要だと思うわ。
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot

モジュール化できたので、ブレットボードは取り払ってめっちゃすっきりしたわ。
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot
Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot

妄想山盛り

いろいろと納得のいかなところも残ってはいるけど、きりがないのでとりあえずこれで良いか、という感じ。
一番最初に、こんな風にしてて、終わったタスクは消し込むと、

  • Raspberry Piで動かす
  • Arduinoもありかも?
  • Scratchで動かす
  • 汎用性のあるパーツを使う
  • 誰でも組み立てられる
  • なるべく安価に
  • 無線で
  • センサー類は別途後付け

という感じで、Arduinoの件は置いておいて、センサー云々以外は達成した感じだろ。

この先の課題としてはだな、

  • 無線LANのない所でもiPhoneのテザリングでなんとかする方法
  • Scratch GPIOと制御用プロジェクトが自動で立ち上がるようにする設定
  • 諸々のセンサーをつなげるにはどうしたらよいか
  • ゲーム機用コントローラーで動かすにはどうしたらよいか
  • サーボでごにょごにょ
  • タートル化するにはどうすればよいか
  • 量産化
  • Romoと対決

Raspberry Pi Robotなどなど、どこから手をつけるかは別にして、これ以外のプロジェクトも並行して取り組んでくからね、と云うか妄想山盛り。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その4

Raspberry Pi Robot
よく見るとうちの散らかり具合が写り込んでるけど見なかったことにしてくれ。

とりあえず動いたので動画


ざっくり云うと、Raspberry PiにモータードライバーTA7291Pを2個ブレッドボードに積んでモーターを動かしてる。
駆動系はタミヤのもの、シャーシは3mmのアクリルから手で切り出した。
電源はモバイルバッテリー。
Raspberry PiのScratch GPIOをMBAのVNCで覗いて制御、って感じ。
ブレッドボードはとりあえずって思ってて、今日もTHSでごにょごにょやってきたけどまだ動かないわ。

新たなライバルの出現

これはこれでうまい具合に動いているので、打倒kogameにもうちょいのところまできたぜ、と思っていたら、新たなライバルが出現したよ。

Scratchでロボットを動かせるiOS用アプリ「Scratch2Romo」登場

おいおい、マヂかよ、って、石原さんがごにょごにょやってたのは知ってたけどRomoって教育用ロボットなの?
もうちょっとで、クリアってとこまできたら、ボスキャラが出てきた感じか。
昨日Facebookに動画上げたら、Mozillaの清水さんに「Scratchでロボットを制御している動画。これでペンを上げ下げできるようになると、LOGOが実空間で動いてる感じになりますね」って云われてて、サーボつければいいんだよねって、それは次の課題だよ。
ペンの上げ下げとか、位置とか考えないとねー。

Raspberry Pi2を手に入れた

って、まだだけど、入手の手筈は整ったのであとは時間の問題。
今積んでるRPiは”B”なんだけど、当然B+とかA+積むことも考えてるんだけどさ、USBのコネクタの位置が微妙なんだよね。つまり、基盤の横側についていて普通のUSBケーブルだとおもいっきしコネクタが飛び出しちゃう訳よ。
なもんだからいろいろ調べたらL型のケーブルとかあるんだよ、これが。まぁ、それはそれで別の問題があって綺麗に解決って事にはならないんだけどな。
A+だと横向きになんとか積めるか? とも思ったんだけど、今のサイズだとちょこっとだけはみ出しちゃうんだよね。
とかなんとか、少しずつだけど前には進んでいる感じなのと、訳わかんなくなってきたので、今日はここまで。
Raspberry Pi Robot RPiRobot_20150202-02
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Scratchワークショップに行ってきた 2015年1月編

OtOMO Scratchワークショップ
昨日も小学校でScratchやってきたけど、今日も三茶でOtOMOのワークショップだよ。
今回も豪華2本立て。まず1つ目が「iPadでScratchプログラミング
もう1つが「なんとなくフラクタル」な。

iPadでScratchプログラミング

OtOMO Scratchワークショップこちらはピョンキーを使ってのワークショップね。
ピョンキーはScratch1.4をベースにiPad上で動くようにしたやつね。見た目も操作方法もScratch1.4とほぼほぼ変わらないし、タブレット状で動かせるっていうのはよりお手軽でいいよね。
ワークショップ自体は阿部さんの進行なので、こちらは手出しするところはないよ。

なんとなくフラクタル

OtOMO Scratchワークショップ なんとなくフラクタルまぁ、分かる人にしか解らないタイトルだよね。今読むとだいぶ甘酸っぱい内容だと思うけど芥川賞候補だからな。最近続編が出たって聞いてなおさらびっくりだよ。

フラクタルを定義する際の問題には次のようなものがある。


「不規則すぎること」に正確な意味が存在しない。
「次元」の定義が唯一でない。
物体が自己相似である方法がいくつも存在する。
全てのフラクタルが再帰的に定義されるとは限らない。

実際にワークショップに参加したこどもたちにはこの辺りの概念はちょっと難しいよね。ペイントツールでお絵描きじゃなくって、数学的に描くって感じは伝わったのかな?
個人的にもとても興味のあった内容だよ。
いろいろな図形がどうやって成り立っているか、まだ学校で習っていない子にはとてもいい勉強になっただろうし、図形の授業をやった子にとっても理解を深めることのできるとてもいい内容だったよ。
ゲームばかりじゃなくてこういうのに興味を持つこどもが増えると、日本の未来も面白いことになると思うんだけどねぇ。

otomo_scratch_workshop_20150125-06 otomo_scratch_workshop_20150125-05
今日参加してくれたこどもたちは小学校の低学年の子が中心だったけど、彼らはすごいわ。
小学校でやってると、1−2年生はどうやっても1時間ぐらいしか集中してられないけど、中にはものすごい集中力を発揮する子がいて、普通のこと何が違うのかな? と考えることが多いけど、やっぱりその家の環境に左右されることが大きいんだろうと言わざるを得ないわな。
だからと言って、皆同じ環境にぶち込んだとしても同じようにはいかないだろうしねぇ…。
このネタはちょと頂戴して、今度の小学校でもやってみたいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度8回目

プログラミングラボ in ケイヨウ

今年初めてのプログラミング教室

年が明けて今年初めての小学校でのプログラミング教室な。
12月はスケジュールの都合で授業のない日の開催にしたら、全然人が集まらなくて「なんだー」という感じだったのだけど、今日は12組の申し込みとまぁまぁだね。
最終的には2組欠席で10組、うち3組が初めての参加で、1組が1年生、残りの2組が3年生という状況。

始まる前からヘロヘロだよ

これは全くもってこちら側の都合だけど、年明け4日が仕事始めで、この3週間の間休みが1日だけというクソみたいな状況でヘロヘロな訳。ネタを練る時間もなくなんとか告知だけはしたという感じ。
そんなグダグダなまま始まったけど、顔のわかっている子たちはとりあえず自分がやりたいことが分かっているので「わからないことがあったら云ってね」ととりあえず置いておいて、初参加の3組に集中。
まぁ、初めてと云ってもRaspberry PiもScratchも受業で何度も使ってるので、放っておいてもRaspberry Pi繋げて、Scratch立ち上げてサーバーに入っているプロジェクトを開くとか普通にやってるのでここまでは楽チンだよ。

プログラミングラボ in ケイヨウ3年生の中では夏休みの自由研究でScratchで作ったゲームがフューチャーされているらしく、2人ともそれに近しい物が作りたい様子で、自分たちで考えるというのでしばらく手出しぜずに見てたけど、変数とかメッセージとか普通に出てきて、「ほほー」って思ったわ。
これは彼らが優れているのか、今年度の学校の取り組みの成果なのか、後者だとしたらそれはそれですごいことだよね。

結局何が重要なのか

プログラミングラボ in ケイヨウ1年生の女の子もなんだかんだよくできたし、キーボードからの入力ができるっていうのがよかったわ。
Scratchでゲームを作るっていう作業はまず最初にゲーム全体のストーリーを考えられるかどうかが一番重要で、いろいろ見てきたけどできる子は最初にどうしたいか明確になってるんだよね。
もちろん、やりながらいろいろなアイデアが湧いては来るんだけど、はじめに何をどうしたらいいかわからない子は全然前に進まない。
今日来てたこどもたちはそのあたりが割と明確になっていたので、ノープランな内容でもあまりグダグダにならなかったのは助かったわ。本来やりたいのはこの延長上にあると思うんだけど、その反面、来るものは拒まずという体制をとるには、誰が来てもとっかかりになるネタを常に用意しておかなくちゃいけないと、自戒を込めて記しておくわ。
今年度は2月と3月それぞれ1回ずつ予定しているし、来年度どうするかも考えないとね。

バーチャル鬼ごっこ

そんな訳で放置していた5年生はいるの間にかMinecraft始めて、何やってんだよって思ったけど、3人でMinecraftの中で鬼ごっこしてんだよね。
放課後のメディアルームを開放している時間もMinecraft目的に来る子が結構いるらしく、あれ、サーバーどうなってんだろう?
おまえら鬼ごっこ、外でやれよ。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その2

RPiRobot

鬱憤晴らしにTHSへ

このところ曜日の感覚もなくなるくらい忙しくて、なんなんだよ、もー、って感じで、週末とか、祝日とかクリスマスとか全く関係のない日々を送ってるのよね。
おかげでPEGのイベントにも行けないし、このまま年末年始に突入なんだけど、これまた、なんだかなー、っていうスケジュールな訳さ。
ドライブも見てないのが何話も溜まってて、このままだと凱武の二の舞だよ。
まぁ、むしゃくしゃすることは山ほどあって、鬱憤晴らすにはやりたいことに没頭するのがいいよね、って水曜日だけどTHSに行ってきたよ。
Tokyo Hackerspaceの事は最近書いてないけど、ほぼ毎週火曜日には顔を出すようにしてる。
THS自体は相変わらずで、人がいっぱいいたり、いなかったりその日によって違うけど、いつもいるメンバーの顔ぶれはあまり変わらないかな。
今日はほぼほぼ誰もいないっていうのが予測できたけど、案の定Richardさんと二人っきりで黙々と作業に取り組めたよ。

大人だからね

シャーシは先週ほぼできたので、RPi乗っけてGPIOとモータードライバーをつなぐところを作らないといけないのだけど、ユニバーサル基板を切ってTA7291PまでくっつけたけどGPIOの足とつなぐのが面倒でどこかに放置されてる。これはこれでそのうち完成させるとして、とりあえず動くようにするというのが今回の作戦な訳よ。
大人としては見栄えや出来上がりにこだわりたいのだけど、そっちに比重が傾くとこどもと対等に渡り合えないからさ、今回はとりあえず動くものを作って後からアップグレードすることにしたわ。
RPiRobotなので肝心なところはkogameを見習ってブレッドボードだよ。とはいっても大人だからちゃんと作っちゃうよ。
ということで、今日はRPiにブレッドボードを乗っけるところをわざわざアクリルで作ったわ。
なるべく高さを低く抑えたいので、いろんなポート、コネクタを避けながらマウントさせるのに凸凹に切らないといけないので、アクリルカッターだけじゃ加工できないんだよね。なのでノコで不要なところを切り落としてヤスリで仕上げるって、大人だろ。

こどもスゲー

話が飛ぶけどさ、kogameのヤツ、いつの間にか「みんなのラズパイコンテスト」で学生賞とってるじゃん。スゲー。いいなぁ、賞金2万円だってさ。
masaishiも「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2014 in Mitaka」で2年連続の優秀賞でしょ、いやぁ、スゴいね。
それだけじゃなくて、大人の事情で煽られたりもして、本当に本気出さないといけない状況に追い込まれてる感じ。
自分で云うのもなんだけど、本気出したらスゴいよきっと。ただ本気出すまでの道のりがね…。まぁ、そういうことだ。ちょっと待っとけ。

とりあえずここまで

RPiRobotとりあえずここまでは来たけど、ネジとかスペーサーとか足りないものを買わないといかんのよ。廣杉さん見に行ったんだけど全部揃わないな。年末に買い出し行かないとダメっぽい。

うちのこどもとScratch界隈の話


石原さんからScratch Advent Calenderに「なんか書いてください」という指令が回ってきたので、なんか書くけど、崇高なことは書けないので、うちのこどもとScratchの関わりについて書いとくわ。

そもそも、自分自信がプログラマーでもエンジニアでもないし、そういう勉強をきちんとしてきた訳ではないのだけど、なぜか会社のサイトとかを管理していて、そういう人間がそういう仕事についていると、なにかある度に外の人にお願いをしなくちゃいけない訳だ。
基本的には自分勝手な人間なので、人にものを頼むとかはめんどくさいと思っていて、1人でピコピコできればいいよねと常々考えてる。
うちの親もあれ、相当変わり者で(あ、いや、尊敬してるけど)ある日突然PC-8001を買ってきたり、家にボール盤とか旋盤とかがあったり、本当は超合金とか少年サイボーグが欲しいんだけどレゴしか買ってもらえないとか、そういう家に育ったから、まぁ、しょうがないか。

あぁ、ゴメン、ちょっと長くなるかもしれん。
だけど、今思うと相当特殊な環境ではあったけど、基本やりたいようにやってきたと云うか、何かをやらされたと感じることはなかったわ。
小さい頃はいろいろな所に連れて行ってもらった様だけど、あまり一緒に遊んでもらったって云う思い出はないな。親は親でひたすら自分のやりたいことをやってた感じかな。
そういうのがうちの文化と歴史なんだよね。

そういう環境で育ったヤツにもこどもができる訳だ。やることやればできるんだな、これが。
で、自分ができなかったことをこどもに期待しちゃう。
まず、Mindstormsだ。最初の黄色いRCXのヤツね。これはどうしても欲しくて自分用に買ったんだけど結局まともに動かせなかった。
後にNXTも買うんだけど、こっちは動いたけどあまりがっつりは遊ばなかったな。

そうこうしているうちに、たまたま本屋で見つけたのがこれ。よく分からんけどアラン・ケイとか書いてあるし、かろうじてこどもでも読めそうだし。


こどもが小学校の3年生位の時。とりあえず「こんなのあったよ」と渡しておいたら何日日後に「ほら、できたよ」って見せられて正直びっくりした。
何でもこどもができるところをみるのは親としてはうれしいんだよ。それで、もっとネタがないものかウェブ上を探してたら突き当たったのがScratch。
東工大でのMTM04のワークショップに参加したのが最初じゃないかと。2009年の11月だね。
そのあとも、Scratchのワークショップっていうと出かけて行って、行く場所が違うのに、ワークショップやってる人がなぜか毎回同じで、そのうちの1人が阿部さんっていう人で、どうもスクイークの本書いてるのも阿部さんっていう人らしいとか、なんだかんだそんな感じでいろいろなものが繋がり始めたのがこの頃。

2010年の夏にはOtOMO(当時はまだ「プログラミングサークル’スクラッチ’」だけど)の第1回目の寺子屋があって、Scratch@MITの写真とか見せてもらってた頃。その年の11月からは今と同じキャロットタワーの生活工房でのワークショップが始まってる。

2011年の春にはScratch Day 2011 in Tokyoに呼ばれて、この辺りまでは1参加者みたいなスタンスなのでなんだかよく分かってないんだけど、このあと位からかな、がっつり絡むようになったのは。
8月にはWBSの取材が入って、例の「これからは読み書き、プログラミング」発言が出るんだよ。
んー、2011年かー。
安価なセンサーボードとして「なのぼ〜ど」が登場したのもこの年かな?

さらに、大事件が起きたのが翌2012年の2月で、こどものプロジェクトが「注目のプロジェクト」に選ばれる。

その夏に彼はMITのカンファレンスに行って、秋のMFT2012(この年からMake Tokyo MeetingだったのがMaker Faire Tokyoになって会場も科学未来館に)ではキリンタワーだ。今思えば彼とScratchの関係はこの年がピークだね。

俺がアドバンテージを持っていたのは最初の1年だけだな。何処で、どうやって知識を得るのか、あっという間に追い越されてしまったよ。もちろん、OtOMOのワークショップや阿部さんはじめいろいろな人のバックアップがあったのは確かだけど、あの集中力はスゴいと思うわ。

いやいや、こどもの自慢話じゃなくてね、何が云いたいかと言うと、「こどもってスゲー」って思う訳。
だって、産まれた時はほぼ”0″の状態でしょ。それが1人で立って、歩けるようになって、ことばを話せる様になるのに3年位じゃない。8歳の時からScratchはじめて、親がぼーっとしてる感にバリバリできるようになって気がついたら全然先に行っちゃてるんだよ。俺はこの10数年の間何やってたんだ? って話なんだけど。
彼に限らず、全てのこどもはいろいろな可能性を持っていて、何処にチャンスがあるかは周りの大人によるところが大きいんじゃないだろうか? あぁ、それはこども限った話じゃなくて、何もできないダメなヤツ、みたいのは基本いないと思うんだよね。結局人生っていうのは、自分が何に向いているのか探し続けてるようなものだと思うのだよね。
基本的にはやりたいことをやればいいと思うけど、本人がやりたいって思うことがその人に向いているのか? っていうと必ずしもそうとは言い切れないところが人生の試練だよね。
なので、いろいろな選択肢を見せてあげる、チャンスを与える、っていうのは大人の役目だと思う。

話が逸れたので元に戻すよ。
そんな感じで親からみてもそこそこいい感じに育ってはいるのだけど、彼に学んで欲しいのは常に上には上がいるってことで、やっぱり常に謙虚な姿勢が必要だよね。彼が傲慢とか慢心してる、って訳じゃないけど、もうちょっとだけ視野を広げてくれたらもっといいと思うわ。
なんだかんだ、来年は高校受験って、どうしたもんだか。

「プログラミング教育」が世の中で盛上がっているここへきて、Scratchは飽きちゃったのか、やり尽くした感があるのか、ここ1年位はMinecraftにどっぷり浸かってるのね。
Scratchがそこそこできるようになったその先に何があるのか、っていうのはもの凄く興味があって、RubyだったりUnityだったりを始める子もいれば、彼自身はAndroidアプリ作るだArduinoだのって、なにやってるのかよく分からない時期もあったけど、最近はMinecraftのModdingにはまっているようで、まぁ、それはそれでいいんだけどね。
ひとつのことを突き詰めていけば、ある日突然見えるものがあるはずだから、とりあえずはそこまで突き進んでくれ。
それから、一発当てて楽させてもらえれば、いうことないんだが。

とか、なんとか、Scratchあんまり関係ないじゃん、とか思われないようにリンク張っておくので、皆さん買ってください。




Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その1

Raspberry Pi Robot

大人の底力を発揮すべし

Raspberry Piで動かすロボット、作ってみるね。
と云うか、過去にもトライしてるんだけど、まともに動いてない。orz だからこれは2号機ね。
ここ最近の、諸々の活動を通して、これはやっぱり俺がやらないといけない、大人の底力を発揮すべし。という結論に達した訳だ。
カレーより、プライオリティ高いかもしれん。

で、何がしたいかと云うと、

  • Raspberry Piで動かす
  • Arduinoもありかも?
  • Scratchで動かす
  • 汎用性のあるパーツを使う
  • 誰でも組み立てられる
  • なるべく安価に
  • 無線で
  • センサー類は別途後付け

このくらいにしておくか。

ということで、とりあえずシャーシを作ってみた。
その前に、これまでの振り返り。

これまでにやったこと

Raspberry Pi Robotこれはかれこれ2年半前だな。なのぼ積んでScratchから動かしてる動画が残ってた。


その後に、同じシャーシになのぼをRPiに載せ変えて動かそうとしたんだけど、上手く動かなくてモータードライバー積まないとダメだってことになってる。

まずはシャーシから

まず、手始めにシャーシの作り直しな。今回はちゃんとアクリルで作るよ。
とりあえず寸法だして、切って、穴開けて、組み立てた。
Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる
Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる
Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる
あぁ、なんかバランス悪くてかっこ悪いわ。
なるべくコンパクトにしたいんだけど、長さの割に幅が広いからだな。
タミヤのギヤボックス2種類あって、取り付け幅が違うんだよね。どっちも乗っけられる様に幅の広い方にあわせてシャーシの幅を70mmにして、Raspberry Pi載せた時に前後左右のマージンを同じ様に取ったら全長100mm位でいいかと思たんだけど、これもう20mm位延ばさないとかっこ悪いね。ユニバーサルプレートと10mmしか幅変わらないのに、チキショー。
一応、Raspberry PiもBとB+どっちも行ける様に穴開けといたぜ。
ついでにいうと、RSコンポーネンツでA+が換える様になったので、速攻オーダーしたわ。ただし、穴開け直しだわ。

まぁ、ちょっとかっこ悪いけど、これはこれでよしとして、次はRaspberry Piにモータードライバー載せるところ作るわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

OtOMO Scratchワークショップ

LEDテープでイルミネーション

えーっと、11月はMFT2014があったのでいつものワークショップはお休みだったので2ヶ月ぶりな。
あぁ、今日はScratchじゃなかったわ。今日のお題は「12月定期ワークショップ"自分だけのイルミネーション"づくり」ってことで、ともさんのところのLEDフルカラーテープをなのぼ基盤をごにょごにょしたヤツとArdublockで制御しよう、ってことね。
ともさんのハードウェア系のワークショップはちょっと俺の範疇を超えているので黙って見てるだけ。
普通に応募してくれた5名とよく参加してる"上級者"5名+大人1人の6名の2チーム構成。
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編色の概念というか、値に置き換えた時にどうなるか、みたいな話があって、こどもには難しいだろ、と思ったけど、こういうのは重要だと思うし中には理解できてる子もいる様子。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編こっちはArduino云々の話。

実際にどうやって光らせるのかっていうのはちっちゃいものくらぶのサイトにしっかり書いてあるのでそっちを見てね。
こどもたちとワークショップの様子はこんな感じ。
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

おっと、光ってる画が何もないじゃないか。
言い訳する訳じゃないけどね、今日、とても印象的だったのは大人の行動。

そろそろ大人の底力を見せないといけない

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編
大人の参加者が居たり、保護者以外にも科学未来館のスタッフや学校の先生、研究者の方などいろいろな人が来たのと、そうした人と保護者とが何やら深い話をしたり、今までとはちょっと違う雰囲気だったわ。
OtOMOのワークショップはこどもよりも大人が先に情報を収集してこどもに「こういうのがあるけど行ってみない?」的なのが多いのではないかと勝手に思っているのだけど、それ以前にMindstormsに触っていたりだとか、こどもから親に対してプログラミングやりたいとか、ロボット作りたいとか、そういう要望があがっているらしく、以前とは流れが変わってきたのかね?
ここ最近のこどもとプログラミング教育みたいな話の盛上がり方からすれば、そんなに不思議な話でもないのかもしれないけど、お母さん中心ていうのは、こどもへの関心が父親より母親に偏ってるってことなのかなぁ、とか。

ワークショップの後は、MFTの反省会も含めてミーティングがあったのだけど、何かしら形にしないと行けないよねー。って感じで、来年のMFT目指してコツコツとがんばるわ。そろそろ、大人の底力を見せないといけないか。

小学校でScratchやってきた 2014年度7回目

プログラミングラボinケイヨウ

今日はプライベートレッスン

小学校でのプログラミング教室、今年度の7回目。
いつもは月に2回ある土曜日の授業日の午後にやっているのだけど、12月はタイミングが悪く授業日でない学校が休みの日の開催だったのね。
それと、いつもお手伝いしてもらっている石井さんと話をして、「大人だけ」の回をやろうとなったのよ。
なので本当なら、午前中は「大人だけ」午後にいつものように親子、というダブルヘッダーの予定だったのだけど、募集を締め切ってみたら、大人の申し込みが1名、こどもは2組という、これまでにない応募人数の少なさでちょっと萎えた。
スケジュールの調整が上手くいかず、募集期間が短かったことと、学校が休みの日というのが原因だと思ってるけど、まぁ、皆年の瀬で忙しいっていうのもあるか。
大人の1人っていうのは内輪の人でもあったので、申し訳ないが「大人だけ」はキャンセルすることにした。
で、午後にこどもだけ、それも2組だけなので、「動くクリスマスカードを作ろう」って告知してたけど、こりゃプライベートレッスンだよねって感じ。
そしたらさ、片方の参加者から当日になって体調不良の連絡があって、本当にマンツーマンになっちゃったわ。
そんな訳で今日は1年生の男の子とそのお母さん、もう1人突然参加表明の5年生というメンバーな。
まぁ、2人しか来ないって時点でやりたいことやらせてあげよう、って思ってたし、以前に反応の薄かったGPIOでのLチカとかセンサーボードとかも用意して、空いてしまった午前中からサンプル作ったりそういう意味では万全の体制だったのだよ。

「今日は1人だけだから好きなことやっていいよ。何がしたい?」って訊いてはみたものの、やっぱり1年生だとアレしたいコレしたい、っていう感じはなく、もともとおとなしい子なのだとは思うけど「んー」とかいいながら1人で黙々とやってたのがこれ。

このあと、お母さんの「雪降らせようよ」という声を無視してそれぞれのスプライトが動くようにしてたのだけど、ゴメン保存されてなかったわ。
これに関しては何も手出しせず黙って見てたのだけど、1年生にしては解ってる感じだった。

一方、お母さんが作ったのがこれ。

お母さん「私もやっていいですか」というので予備のRaspberry Piでやってもらった。
今思えば、どうやってやるとか、そういうこと何も云わなかったし、基盤がどうのこうのって話してたから、そっち方面の仕事をしてるのかな?

男の子は上のヤツを作ったあと、ゲームが作りたいというのでPONを作ることに。
1年生にしてはなかなか筋がいいというか、賢いんだろうね。座標の話とか”-“の値に関してとかも割りとすんなりと理解してるみたいで30分位でここまでできた。

これまで、1-2年生に関してはキーボードからの入力もマウスの操作もおぼつかない状態でScratchは難しいんじゃないか、って思ってたけど、今日みたいにがっつり取り組めばそこそこできる子もいるんだな、というのが今日の成果。
多分彼の場合、他のこどもに比べても興味の度合いが深いし、理解も早いとは思うけど、こういう子には深く関わって行きたいと思う。

Minecraftは偉大

プログラミングラボinケイヨウとはいえ、やはり1年生、1時間はがんばったけどさすがに飽きてきた様子だったので、ブレッドボードとLEDだして、Scratchから点けたり消したりできるんだよ、って見せてみたけどこれには食いつかず。
隣で5年生が始めたMinecraftに興味津々で「やりたい」って云うのでやらせてみることに。
んー、Minecraftやり始めたらもの凄い食いつきようで1時間近く黙々と穴掘ったり、ひたすら高くブロック積み上げたり、アレなんなんだろ。
お母さんにさんざんせつかれて、後ろ髪引かれる思いいっぱいで帰って行ったけど、なんかいけないものを見せてしまった感残るわ。
あの食いつきようは異様な感じもするし、Minecraftスゲーな、ってことなのか。

今度は石原さん招集してScratch2MCPIやってもらうといいのかもしれない。

Maker Faire Tokyo 2014に行ってきた 2日目

MFT2014
Maker Faire Tokyo 2014の2日目な。
この日のトピックに関して書くわ。

デール・ダハティがやって来た

まずは上の画像。真ん中のおじさん誰だか知ってる?
Maker media創始者のデール・ダハティさん。あぁ、ゴメン。俺、知らなかったしこのタイミングにブースにいなかった。

デールさん曰く、

多くのMakerが、自身の活動に見出しているのは「作ることによる自由」だという。Makerの制作するモノの中には、他人には理解できないモノ、何に役立つのか不明なモノもあり、何が出てくるかわからない。しかし、自分だけの考えで自由にモノづくりができることに、意味を見出す人が多い。


だ、そうなんだけど…。
んー、確かに東工大でやっていた頃はそういうのが多かったよね。
ただ、科学未来館に移ってからというもの、年を重ねる毎にイベント自体は大きくなってきているし世の中の注目度も上がってきてると思う。これは来場者を見ていてもそうなんだけど、出展してるMakerサイドでいうと以前のようにとんがった人は少なくなってるんじゃないだろうか。ある意味こなれてきたのか、主催者側のチョイスの問題なのかよく分からないけど、なんか見てて物足りない気はしてるんだよね。

それから、昨日行われたパネルディスカッションの中で、

「子どもは自由にモノを作る。大人になるとアイデアはあっても、それを実現する技術が難しい。そこを極力簡単にすることで増えるのでは」


っていう話があったらしいんだけど、「実現する技術が難しい」んじゃなくて、頭が固かったりよけいなことに捕らわれちゃってるだけなんじゃないの? って思うわ。
むしろアイデアなんていうのは本来経験を積めば積むほど持ってるネタが増える訳だから、自分の中で勝手な制約を作ってるだけじゃないのか。
こどもはそういうリミッターが働かないから、自分の定めた目標一直線で、結果形に残るものになるっていう場面を何度も見てきたぞ。

その場合、大人の役割っていうのは、こどものアイデアに対して制約を設けるのではなく障害を取り払ってあげる、もしくはゴールへの近道をサポートしてあげる、ってことだと思うわ。

リアルな小学校4年生

今回のOtOMOブースではワークショップに来てくれているこどもたちに声をかけて、一緒に参加する子を募ったのだけど、来てくれたこどもたちは小学校4年生。巷では小学校4年生が話題だけど、ウソじゃない本当に4年生。
4年生でもこんな凄いのができるんだよ。

MFT2014 Raspberry Pi Bus MFT2014 Raspberry Pi Bus
Raspberry PiのGPIOにモータードライバーを繫げて2軸をテンキーでコントロールしてる。
黄色いボタンはサーボに繋がっていて押すと旗が動いたり、赤いボタンは行き先の案内が流れたり、よくできてるわ。
モータードライバーは自分でどきプロを読んで調べて、分らないところはプログラミングラボinアカサカで質問したり、サーボの制御はOSCまで訊きに行ったっていうから思わず笑ってしまったよ。えらい。ロボット作るとか云っておきながらいつまでたっても動かせない大人より全然偉いわ。
要は見てくれじゃないんだよね。おそらく彼の場合はRaspberry Piで動くものが作りたい、っていう延長線上にこれがあって、いろんな人に見てもらえたのはとてもよかったんじゃないだろうか。

もう1つ紹介したいのはScratchのプロジェクトで都道府県名を当てるクイズ形式のヤツ。

mMFT2014 MFT2014
日本地図をバラバラにして、クリックするとその都道府県に関する出題がされる。正解すると県庁所在地が表示されるなど、これまたよくできてる。
47都道府県あるからスプライトもそれぞれあって、それぞれ問題と回答を入力して、作るのに4日位かかったっていうから、マヂでこどもの集中力凄いわ。集中力というより忍耐力なのかもしれん。

MFT2014 MFT2014

テレビ東京の取材もやってきてWBS楽しみにしてたんだけど、没になっちゃったのか、別の番組だったのかは謎のまま。

うちの子の場合

MFT2014 Mine Craft温泉MODうちのこどもたちは何をしてるかと云うと、上の子はここ最近は多分に漏れずMinecraftにどっぷり浸かってる。
うちでScratch触ってるのとかほとんど見かけず(本人はちょっとだけやってる、って云ってるけど)うちにいる時はPCの前でブツブツいいながらひたすらMinecraft。
MOD作りが面白いようで、もう親の領域を飛び越えてどっか違うところに行っちゃったらしい。
解る人が見るとウケてる様子。それなりのことができてるようだし、学校の成績も悪い訳ではないのでまぁ、いいか。
来年は受験だけど某公立附属校を目指しているらしいのでがんばってくれ。

MFT2014下は下で相変わらずの超マイペース。周りからは「大器晩成」とかいわれるけど、あまりにもマイペース過ぎる性格で心配だわ。
うちの中では彼だけが外交系の様で、相手が誰だろうが自ら飄々と行くところは評価してあげたい。
OtOMOのワークショップやこういうイベントも一緒については来るけど、自分でなにか作ろうとかいうのは全くないらしい。でも、こうやって知らない人に説明したりするのは嫌いじゃないようで、話してるのを後ろで訊いてると割と的を得たこと云っててビックリするわ。

と、うちは基本放し飼いなのだけど、それぞれの道を着実に進んでいるようなので、そういう意味での心配はしてないが、何時までつきあってくれるのかなぁ、とマヂに考える今日この頃。
結局のところこどもがどう育つかと云うのは環境次第だと思う訳。
躾とか、あーしろ、こーしろということではなく、それぞれの家の歴史と文化があるのだと、ここ最近強く思うのね。
いろいろな個性、性格があって何もできないということはないと思うのよ。他の子と比べて成績が良いとか悪いとかそんなのはたいした話じゃないよ。
親の親としての役目はこどもに色々な経験を積ませてあげるのと、よいところを潰さないように導いてあげることだと思うわ。

Makeの話からはちょっとずれたけど、まぁ、そんな感じ。

あとはPcDuinoが営業に来たり、OtOMOブースに2日間で1300人を超える人が来たり濃い2日間だったよ。
今は自分自信のアウトプットをしないといけないよね、と自戒の念にかられてる。

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