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プログラミングラボinロッポンギに行ってきた 2014年10月編

プログラミングラボinロッポンギ
久しぶりにプログラミングラボのお手伝いに行ってきたよ。六本木ヒルズのGREEな。

ただのマックじゃなかった件

ヒルズのエントランスのところに蜘蛛みたいなでっかいオブジェがあるじゃん。あそこで待ち合わせだったんだけど、「コーヒー飲みてぇ」と思って、スターバックスも目の前にあるんだけど、まぁ、マックの¥100コーヒーでいいか、と思ってさ、わざわざ階段降りてマックまで行った訳よ。
でね、コーヒー買おうとしたらさ、こちらになりますがよろしいですか? って指差された先には「アメリカーノ ¥267」ってなってて、平然と「ハイ」って云ったけどさ、もの凄い敗北感だったよ。
マックカフェじゃん…。素直にスタバ行けばよかったわ。orz

ハラハラそして、すくすく、うきうき

そんな訳で5ヶ月振りのGREEなんだけど、もしかして参加者よりファシリテーターの方が多いんじゃね? っていうぐらい、厚対応だよ今日は。
六本木のプログラミングラボは応用編っていうポジションだから基本小学校3年生以上の経験者しか来ないし、変数を使うっていうのが今日のお題だったのね。

小学校やOtOMOのワークショップもそうなんだけど、小学校の1-2年生とそれ以上っていうのは大きく違っていて、3年生ぐらいになるとやっと自分でいろいろ考えることができる様になってくるのかな、と最近つくづく思うわ。
自分がその頃どうだったとか全く覚えてないし、うちのこどもがどうとかも全然気にしてなかったんだけど、8歳以上を対象としたScratchと5-7歳を対象としたScratchJrっていう棲み分けは理にかなってるのねと。
なので1-2年生には「5才からはじめるすくすくプログラミング」はおすすめだよ、とかなんとか宣伝してみたりして。ついでにいうとその次は「スタディーノではじめるうきうきロボットプログラミング」なんだって。

本日の盛り合わせ

本題のワークショップだけど、いつも通りアイスブレイクから始まって、Scratchの基本動作の解説、アイデア出し、自由制作、発表という流れな。
変数を盛り込んだサンプルを提示して、それを応用したアイデアを形にする、っていうことでタイマーを作って時間を計ったり、制限時間を設けたり、ゲームの途中で画面を切り替えたり、別のキャラを登場させたりとその辺までは想定内だったけど、スプライトが増えてくると、AとBが触れたらCを出したいみたいな話がでてきて、まぁメッセージを送ることでだいたいの要望はかなえてあげられたんだけどね。
今日のこどもたちは感が良くて、AとBが触れたのはどうやったら分るの? って聞くと「もしAがBに触れたら~」っていうのは即答できて、そこに「隠す」とか「表示する」っていうブロックはあるけど「Cを~」とか「Cが~」っていうのがないっていうのが彼等の悩みな訳。
そこで、「AとBが触れた」ことをCに教えてあげるには「メッセージを送る」っていうのを使うんだよと。
そうするとCの側でメッセージを受け取ったら「表示する」もしくは「隠す」すればいいっていうのはすぐに理解して、今日は変数とメッセージの盛り合わせみたいな感じだったんだけど、小学校の中学年レベルだと乱数、変数、メッセージの3つ教えればだいたいの希望が叶えられそう、っていうのが判ったのは今日の成果。

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小学校でScratchやってきた 2014年度5回目

プログラミング教室 20141018
今日は今年度5回目のプログラミング教室だったんだけど、それと同時に学校公開の日でもあったので授業の様子を見て来たよ。
授業の様子は撮影禁止なので画はなしね。

Raspberry PiとScratchを使って国語の授業

夏休みの間に黒板機能付きプロジェクタというのが各教室に設置されて、これを活用した授業を行ってるクラスが結構あったわ。
中でも1年生のクラスではRaspberry PiとScratchを使って国語の授業をやってたよ。
まぁ、これは見てない人には何を云っているの分らないと思うがRaspberry PiとScratchが小学校1年生の国語の授業で活用されている訳よ。
もう少し詳しく書くと、「お話ルーレット」っていうプロジェクトを先生が作っていて「誰が」「何をする」というのがランダムに表示される。こどもはそれを見て「うさぎが走る」とか「うさぎが寝る」といった具合に具体的にどういう情景かをノートに書いて説明する、っていうことをやってたのね。ふむふむ。

2年生のあるクラスでは全員が個々のモニタの前に座ってRaspberry PiとScratchで国語の授業をやってたわ。
「ことばのきまり」という授業らしく「じぶんのにわをつくろう」(ちょっとうろ覚え)ということでじぶんの思い描いた情景をスクリプトにしてどういう情景かを他の人に説明する、という授業な。
スクリプトは4-5行の簡単なものだけど、背景を選んで複数のスプライトを選んでスクリプトを組む。画面の中を動かしたり、コメントを言わせたりペンを使ったりと、それぞれが工夫をしていて、小学校の2年生でもこれだけできるのか、とかなり衝撃的な光景だった。
というのも、これまでの経験上、小学校の低学年ではマウスの使い方すらおぼつかないので、ブロックを並べるだけとはいってもかなり厳しいと思ってたから。

凄いことが起きている

ここでは毎月1回、研究授業という形でRaspberry PiとScratchを活用した授業の様子を参観できて、授業の後の先生たちの討論の場まで公開されてるんだけど、こどもの授業の様子を見に来る保護者はいてもその後の評議会まで残ってる保護者は皆無で、俺的にはこっちの方がすげー面白いんだけどね。

  • デジタルテクノロジーの書き手を育てる ~豊かな言語能力の育成を目指して~

  • こどもだけでなく先生たちもRaspberry PiにいれたLibre officeで資料やプリントをつくってたり、なんか凄いことが起きてるなー、と改めて実感したわ。

    無い知恵を絞って考えた

    本題のプログラミング教室だけど、始める当初は毎回毎の課題を決めずにこどもたちが自主的にいろいろやってくれるんじゃないかと期待していたのだけど、なかなかうまく行かず。今回ははじめからゲーム作るよ、と告知したにもかかわらず申し込み10組、参加6組という寂しい状況ではあった。ただ、今日来てくれた参加者は全員がリピーターで結果的には内容の濃いものになったと思うわ。
    課題を作るにあたり、1年生から6年生までいるうえ、ほっといても1人で進められる子もいれば、ほぼ初めて状態の子もいるって感じで、どうやったら同じ課題に取り組めるか無い知恵を絞って考えたのがこれ。

    段階を区切ってやれば良いのかな?

    基本的なところ、ねこの動かし方、黒い線にあたった時の処理、ゴールした時の処理まではフォローしながら全員に説明する。
    1-2年生は背景に迷路を描くところまで。
    中級者はこうもりの飛ばし方。(変数)
    上級者は画面の遷移。(変数とメッセージ)
    それ以降はその場の進捗具合によって、と段階を区切ってやれば良いのかな? と。
    で、最後にそれぞれが作ったステージを1つにまとめる、という感じでやってみた。

    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

    とりあえず完成

    今回は、幸か不幸か初めて参加の子がいなかったのと低学年でもそこそこやる気の子が集まったので、どうにかこうにか。
    ただ、1-2年生には3時間は長過ぎて集中してできるのは始めの1時間程度で、これは先生からも仕方がない、と。
    それ以外の子も結構がんばってはいたけど、迷路作りに凝ってしまう傾向にあり、こうもり飛ばして画面の遷移のところでタイムアップ。
    それぞれが作ったプロジェクトとステージを取りまとめたとりあえず完成盤はここに置いておく。

    まぁ、俺としてはそれなりによかったんではないかと思うわ。
    各スプライトのサイズとか、名前とか、いくつかのルールだけきっちり決めておけば、誰でもステージを追加できるような感じのものができるんじゃないかと思ってる。
    背景画像をかき出す際に、GIFだったりBMPだったりするんだけどアレは何なんだろう? 読み込みはGIFじゃないと読み込みできないみたいなので、今回は力技でGIFに変換したけど、かき出した形式で読み込みできないとか、ちょっと問題。
    保護者だけを対象にした会を設けた方がいいんじゃないかとか、次回のネタ探しとか結構きついんだけど、ここが踏ん張りどころのような気もするので頑張るわ。

    Scratchワークショップに行ってきた 2014年10月編

    OtOMO Scratch workshop

    ロボットアームをScratchで動かしてみる

    今日はOtOMOのワークショップな。9月の時に告知した様meArmをScratchから制御するんだよ。
    開催日が押し迫ってからの募集にも関わらず定員を大幅に上回る応募があったそうで、この手のロボットものは毎回高倍率だね。

    アームロボット自体はオープンソースで図面も公開されているのだけど、レーザーカッターで切り出したりとかサーボやネジとか制御に必要なマイコンボードとかの入手はやはり一般の人にはハードルが高いのかもしれないね。
    Scratchがある程度できる様になると、センサーボードやこうしたロボットみたいな画面の中だけじゃないところに興味が行くのは必然なんだろうけど、ハードウェアができる人もいれば、Scratchの裏の裏までわかる人がいたりOtOMOってなんかすごいと思う訳よ。
    昨今のプログラミング教育ブームでいろいろな教室やワークショップの類いが結構な勢いで広がっているのだけど、話に聞く所によるとある程度出来上がったサンプルの穴埋めをしたり、一部差し替えることで「プログラミングできました」みたいなところもあるらしいけど、これだけ広く、しかも深くネタを持っているところはそうはないと思うわ。

    OtOMO Scratch ロボットアームワークショップ OtOMO Scratch ロボットアームワークショップ
    OtOMO Scratch ロボットアームワークショップ OtOMO Scratch ロボットアームワークショップ
    台風の影響で朝からスゲー雨降ってるのに、こどもたち皆やって来てロボット動かしたい感いっぱいだったよ。
    今日は時間の都合で、組み立て済みのロボットを制御するところしかやらなかってけどさ、皆黙々と取り組んでいて普段とはちょっと違う雰囲気でもあったけど、それだけ集中してやってるってことだから。
    Scratchからのコントロールはちびでぃ〜のBBと云うArduino互換のボードとScratchも8軸動かせる様にイメージを変更してブロックを追加した改造版Scratchでそれぞれのサーボの角度を取って、キーボードから制御するのと、それができたらリストに値を落とし込んで自動で動かす、っていうのをやったのね。
    そこそこできる子が集まってはいるのだけど小学生であそこまでできるってスゴいと思うわ。

    初心者クラスはマンツーマン指導

    OtOMO Scratchワークショップロボットアームのワークショップとは別に初心者向けのクラスも用意していたのだけど、こちらは1人だけだった。まぁ、意気込みの違いが結果にでちゃったんだろうと思うけど、悪天候のなか群馬からわざわざ来てくれたそうで、マンツーマンで「ねこ逃げ」+αまでやって、これはこれでお得感満載だし、1人だけっていうのは結果的にはよかったね。

    全てのこどもに機会を与える

    ロボットアームは9月に小学校でやった時にも少し動かしてみせたんだよ。こういう動くものを見せるとみんな「やりたい、やりたい!」って云うんだけど、なのぼやRaspberry PiのLチカには全然反応しなくて、なるほどねー、と思った訳。
    ちょっと話が外れるけど、小学校の場合は「全てのこどもに機会を与える」のが目標だから、来るものは拒まずで、あるレベルをターゲットにネタを考えて募集を掛けてる訳じゃないのね。そのかわり、今日は何をしたいの? って毎回聞くんだけど、当然のことながら1、2年生と5、6年生じゃ全然違うどころか、1、2年生は何ができるかなんて解る分けないもんね。同じ課題に取り組むって云うのは全く持って難しい話になっちゃってどうしたものかと思ってるところ。
    今、無い知恵を絞って考えているのは、低学年はキーボードからの入力の無いお絵描きレベル、中学年は「もし〜なら」とかまで使っていろいろ制御するところまで、高学年は変数とかメッセージまで使える様にして、最後にガラガラポンしてゲームの出来上がり、みたいのをやろうとしてるんだ。これが上手くいったら1つのネタで上から下まで一気通貫って感じ何だけど上手く行くかなぁ?

    小学校でScratchやってきた 2014年度4回目

    プログラミングラボinケイヨウ
    今年度の4回目、夏休みが開けて初めてのプログラミング教室をやってきたよ。

    使途襲来

    でもその前にKickstarterで出資していたKANOが届いたので準備の時間にセットアップしてみた感想をちょっと書くわ。
    KANO KANO
    まず、パッケージはかわいい。これはこども向けという意味では重要なファクターだと思うよ。
    最初にKickstarterで見た時もオレンジ色のキーボードはインパクトあったし、それだけのために出資しちゃった人も少なくないんじゃないか。
    いろいろなものが箱にきれいに収まってるのはいいんだけど、一部で指摘のあった様に附属のケースに収めたまましまえないとか問題がない訳じゃないけどまぁいいや。
    ひとつひとつのパーツに関しては、キーボードは予想通りでかわいい。大きすぎず、小さすぎず、手頃なサイズでトラックパッドがついてたりBluetoothで接続できるのも素敵。
    ケースもよいよ。ケースと一体になるスピーカーもなにげによいのだけどピンジャックがL時型だったらケーブルの治まりももっとかっこ良かったのにと思うわ。
    Wi-fiのドングルはでかくて安っぽいので、これはちょっとマイナスポイント。
    SDカードは予めKANO OSのイメージが焼かれたトランセンドのクラス10、8GBのマイクロSDが附属してた。
    電源用のUSBケーブル、HDMIケーブルはしっかりしたものがついてた。
    Early birdyで99$(これとは別にInternatinal shippingってことで20$プラス)って云う金額はその当時のRaspberry Piの値段を考えるとちょっと微妙な感じがしてたけどキーボードとパッケージのおかげで大分お得な気分になれるよ。
    Kickstarterで出資するってこと自体が「がんばってね」って意味合いだからどうでもよいのだけどね。
    要になるのはこうしたハードじゃなくてソフトウェアの方だね。
    Raspberry PiはNOOBSになってから大分ハードルを下げられたけど、これからコンピューティングやプログラミングを学ぼうっていう層にはかなり手厳しくてKANOはそこを更に下げることがで来たのと「こどもが使う」前提だから見た目もよく考えられてるんじゃないかな。そんな訳でまぁ、満足してる。
    本体はRaspberry Piそのまんまだし、KANO OSも附属してるチュートリアルもKANOのサイトからダウンロードできるので興味のある人は触ってみればいいと思うわ。

    目新しいものを見せてあげよう

    さてさて本題の方だけど、前回は1-2年生が大勢来てそれはそれで大変だったんだけど、今回は15組の申し込みで内5組が初めてってことで結果的はちょうど良い感じだったわ。
    1学期にRaspberry PiとScratchを使った授業は全児童が経験してて、夏休みはそれぞれが家に持って帰っているので、これまでとは少し違う雰囲気になるのかなと思っていたけどあまり変わらなかった。
    これはまた後でも書くけど、主催する側としては参加してくれるこどもたちが自主的に取り組んで欲しいということで「今回はこれをやります」的な告知も募集もしていないのね。ただ、いろんなことが一周しただろうと思ってちょっと目新しいものを見せてあげよう、ってことでいろいろなものを持ち込んでみた。
    meArm なのぼロボ
    meArmもなのぼロボもScratchで動いてるんだぜ、ってことを云ってるんだけど、ロボット自体には興味を示して「作りたい」とか「やってみたい」とかは云うけどそれをどうやって動かしてるとかはどうでもいい感じの反応だった。
    これ以外にもなのぼ~ど単体だったりUSBカメラだったりGPIOでLED点けたりとか一通り見せてみたんだけど全くと云っていいほど食いつかないんだわ、これが。
    結局、それが何なのか? それを使って何ができるのか? ってことがまだ理解できないってことなんだろうなというのが今日のところ結論。
    「家でもやってます」的な子は目的もしっかりしてて放っておいても自分で進められるし、一部の毎回来てくれる子も同様。
    参加したことで、家でやってるのとは違うなにかを得て帰ってもらわないといけないし、初めての子や低学年の子には興味を持って続けてもらえる様にしなくちゃいけないと思うのだけどね。
    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

    終わった後に先生とも話をしたのだけど低学年のこどもには3時間というのは長過ぎる、なにかお題を持って取り組まないと、何ができるのか解らないこどもには解らないまま、というようなことを云われたよ。
    毎回決まった子が来るのであれば、全体が少しずつレベルアップすることができるんじゃないかとは思うけど、1人でも進められる子と、初めて来る低学年の子ではレベルに差がありすぎて同じ課題に取り組むのは無理だと思う。仮にそうした場合にはどうしても低い方に合わさざるを得ないし、怠慢と云われればそうなのだけど、ネタを吐き出し続けるのはさらに厳しいと思ってる。
    参加資格を制限したくはないし、どうやったら興味を持ち続けてくれるのか、って前回の反省から何一つ改善してねぇじゃん。
    もので釣る作戦は失敗したので、さて、次はどうしたものか。

    Scratchワークショップに行ってきた 2014年9月編

    OtOMO Scratchワークショップ

    Scratchで喋って動く! 漫画編

    なんか気がついたらもう9月だよ。
    という訳で、OtOMOのScratchのワークショップに行ってきたぜ。
    9月のお題は「Scratchで喋って動く! 漫画編」だぜ。
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
    なんだけど、ゴメン、ワークショップの内容はあまり見てないんだわ。

    meArmをScratch 1.4とちびでぃ〜のBBで動かしてみた

    で、その間何をやっていたかと云うとだな、これをやってたのよ。

    まず、アクリルのロボットはこれな。
    Pocket Sized Robot Arm #meArm V0.4
    オープンソースなので設計図が公開されてるのでダウンロードしてレーザーカッターで切って組み立てる。3mm厚のアクリルでA4サイズあれば大丈夫。
    サーボはAmazonで2個で¥1,000程度。DXとかで探せば1個¥200ぐらいで手に入る。
    ネジもサイズと本数が上記のウェブサイトに書いてあるから必要な分だけヒロスギネットとかで買えばいい。ヒロスギネットは小ロットで買えるからスゲー便利。
    制御側はちびでぃ〜のBBとScratch 1.4と、必要なものは全て揃っててソフトウェアもちびでぃ〜のBBで8チャンネル動かせる改良版Scratchを@tomonnn1からもらっていたのだけど、うちでは動かず。@yokobondは動いたって云ってたから一緒にやってみたけどそれでもやっぱり動かない。
    こうなると(っていうか最初からだけど)俺の手には負えないので2人に任せてデバグ大会だよ。
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
    まぁ、何を言ってるのか、何をやってるのかも分らないので隣で見てるだけなんだけど、なんだかんだ原因を見つけて動いた時には皆で大喜びだよ。
    まぁ、俺がどうがんばってもどうにもならない世界だな、これは。ジタバタしないで自分の領域の中で最大限できるところにエネルギーを注ぐべきだと改めて感じたよ。

    ただの愚痴だけど

    誰でも、そうだと思うんだけど、得意な分野とそうでない分野がどうしてもあると思うのね。
    いいか、何やってもダメなヤツとかいないんだぞ。
    歪な形をしててもそれを上手いこと隙間なく組み合わせることができたらちょっとやそっとじゃ壊れないのよ。
    なんだけど、あれはダメ、これはダメってとんがったところ皆削り落として同じ形に収まる様にしないと気がすまない人達もいて、そりゃ皆同じ形なら積み上げるのも簡単なんだけど、どこか抜けたらそこから総崩れになっちゃうととか思わないのかね? って、ただの愚痴だけど。
    そんな訳で10月のワークショップはmeArmネタらしいよ。

    ワークショップコレクション10に行ってきた

    ワークショップコレクション

    今回も(たぶん)大盛況

    ワークショップコレクション10に行ってきた。
    10だって。10回目だって。すごいね。
    これまで2回か3回か行ったことあるよ、慶応の日吉でやってる時にお客さん側で。
    えらく混んでて、大変なイベントだわ、って印象しかなかったんだけど。
    今回から会場が慶応の日吉から青学に変わったんだよ。例によってPEGのお手伝いなので、今日1日、朝から晩までPEGブースの部屋にしかいないので、他で何やってるとか、どの位人が来てるとか本当に分んないんだけど、PEGのところに関してだけで云うとよいイベントだったたと思うわ。
    PEGブース以外の様子はマジ分らんのでワークショップコレクションのFacebookページとか見てくれ。

    Raspberry Piで作る自分専用ゲームマシン

    ワークショップコレクションで、そのPEGブースで何やってたの? って話なんだけど、まず、ワークショップな。
    2時間ずつ2日間に渡ってのワークショップってことで、ワークショップコレクションだからこれがメインだわな。
    Raspberry PiとScratch、これはいつも通りね。今回のワークショップではRaspberry Piに2.8inchのモニターとスピーカーに10キー、モバイルバッテリーまで付けてオールインワンの自分専用機を作ったのね。
    俺んとこのPiTFTは相変わらず解像度の問題をクリアできずほかしてあるんだけど、こっちはちゃんとScratchが画面いっぱいに表示できる様になってたわ。
    「ねこ逃げも」このマシン用にBGMつけたり、ネズミを10キーで操作できる様にしたりとか、いつもとは違うスペシャルバージョンだったけど、2.8inchの画面だと年寄りにはネズミが何処にいるのか見えんのよ…。

    プログラミング教育とこどもを取り巻く環境の話

    ワークショップコレクション個人的にツボだったのが「おとな向けレクチャー
    コンピューターの成り立ちからここ最近のプログラミング教育とこどもを取り巻く環境の話。これはとっても興味深かったわ。後半は時間が足りなかったのか、大分端折った感があったけど、どこかでまたやって欲しいのとスライドもぜひ公開してください、阿部さん。

    RomoとPyonkee

    ワークショップコレクションRomoが来てるらしいよ。iPhoneとかiPodと繫げて動くアレな。
    Romo自体は単体でもプログラミング環境を用意していて、こどもでも動かせる様になってるんだけど、例によって石原さんがScratchからも動かせる様にしてるうえに、今話題の「Pyonkee」からも動かせるって云うんで早速見せてもらったよ。
    まず、Pyonkee自体がスゲー。iPadでScratchって云うのは以前から話があったけど結局ちゃんと動くものはなくて今になってやっとでてきた感一杯だけど、1.4の環境がほぼそのまま動いちゃうって云うのはいいわ。AppStoerから無料でDLできるのでiPad持ってる人は今すぐ落とした方がいいよ。

    気がつけばみんなScratch

    まぁ、このScratch2Romoに限らずRAPIROアーテックロボもScratch1.4ベースだし、マグボットなんて云うのをやってる大学の研究室もあったりして、なんだよみんなScratchかよって感じな訳だけどみんなScratchなんだよね、ってしまらない話だな。

    アーテックロボ ラピロマグボット

    そんな訳で、イベントは大いに盛上がって、(PEGブースに)参加してくれた来場者はおおむね満足してくれてるんじゃないかと思うわ。なんだかんだ、気がつけばみんなScratchだったり、大いに盛上がってるプログラミング教育に関する件はちょっと思うことがあるので、これはまた別の機会に書くわ。
    関係者の皆さんお疲れ様でした。


    Scratchワークショップに行ってきた 2014年7月編

    OtOMO Scratch WS
    今日は三軒茶屋でOtOMOのScratchワークショップだよ。

    「プログラミング教育」ブームは本物か?

    ここ最近の「プログラミング教育」ブームであったり、それに伴って「Scratch」や「Raspberry Pi」が世間の注目を浴びていたりで、それは本当に喜ばしいことなんだろうか? とちょっと考えてしまう訳だ。
    かろうじて片棒担がせてもらっている立場からすると悪い話ではないとは思う。が、しかし、その一方で単に商売のネタにされてるよなぁ、とも思ってたりするのね。
    もの凄い勢いで「プログラミング教室」的なものがバンバン立ち上がっていて、本当にそれを学びたいこどもがそんなにいるのかよ、と思うし、教える側こそ足りてるのか? って。
    マーケティング的には、もうちょっとしたら市場は飽和状態で淘汰されていくだろうし、そしたら、そういう事業者を対象にしたコンサルの方が儲かるじゃね? とか。

    「プログラミング教育」の起点

    OtOMOとしてはもう何年もこうした活動に取り組んできたし「読み、書き、プログラミング」なんて云う言葉も3年前のWBSの取材の際に発せられてる訳よ。
    そもそも、俺が何故にこんなことをしてるか、って云うとだな、自分はプログラマーでもエンジニアでもないし、そうしたことをきちんと学んできた訳でも何でもない。
    インターネットやコンピューティングに対する興味は普通の人よりは高いだろうけど、専門的なことは何一つやってない。
    プログラミングとかできたらいいよね、と云う莫とした願望はあるけど、ただの願望で、今からきちんと学ぼうなんてことも思っていない。
    きっかけは、本屋でたまたま見つけた「スクイークであそぼう」って云う本な。これをこどもに買い与えたら、あっという間にチュートリアルをこなしていて正直驚いた。だって、こども向けに書かれた本とは云え、自分が読んでも簡単に出来そうではなかったから。
    親としては、これはもの凄くうれしいし「こいつ、マジで天才かも」とか思ってしまう訳だ。親バカだね。そうなるとスクイークに関していろいろ調べ出したりして「Scratch」に行き着いた。
    「Scratch」をやるようになって、Makeやら、ワークショップコレクションやら、Scratchのワークショップとあれば顔を出す様になって、この頃はまだ「OtOMO」ではない名称で活動してて三軒茶屋でのワークショップもまだ始まってなかったし、あの頃はまだ、ただ楽しいからやってるだけで「プログラミング教育」なんて云うのは全然意識してなかったと思うわ。
    そうこうしてる間にこどもたちも自分自身もいろいろな人とつながりが出来る訳だけど、プログラミングと教育が繋がったのは前述のWBSの取材が起点なんじゃないのかな。

    「物事の考え方」に関する話

    この頃からこどもにプログラミングをやらせると何がどう変わるのか? みたいな話がでてきて、放送の中ので出てきたのは「物事の考え方」に関する話だ。
    こどもたちの大半はプログラミング = ゲームが作れる、みたいなところがあって、マリオみたいにジャンプしたいって普通に思ってる。はじめのうちは水平に移動しているものを上下に動かせば「ジャンプしたみたい」になるんだけど、すぐにそれはマリオのジャンプとは違う、と気が着く訳だ。リアルなジャンプをさせるには頂点に近づくほどその移動距離は短くなって、降りてくる時はその逆の動きになる。
    以前にジャンプに的を絞ったワークショップがあって、その時は本物のねこを高いところから落とした(動物虐待じゃないよ)連続写真を見せて、床に近づくほど同じ距離を進むのに短い時間しかからないことを説明したりしてたわ。
    こういうことがきちんと理屈で理解できる子は進み方が早いし、自分が何をどうしたいかちゃんと自分の言葉で説明できる子も進捗が早い。
    論理的、数学的な思考をもってる、または、自分の考えを言葉や数値に置き換えて話が出来る言語能力、つまりコミュニケーション能力の高い子も優秀と云えると思う。
    今日の参加者も非常にレベルが高く、以前に比べるとこうした優秀なこどもたちが増えたのを感じる背景には「プログラミング教育」が一般的なものになったのと「Scratch」ユーザーの裾野が広がった結果だと思ってる。

    全員が平等にチャンスを持っている

    ところが、まだ、こうした活動が「誰でもが知ってる」ものではないし「誰でもが出来る」ものでもない。チャンスが平等に与えられているかと云うと疑問だ。
    これはこどもに限った話じゃなくて、世の中の全てのことにほぼほぼ当てはまるんじゃないかと思ってるのね。例えば小学校の授業がどのようにに作られているかなんて今まで考えたこともなかったんだけど、ここ最近、その裏側を見ることが出来て先生たちの仕事の大半が実際の授業より、その準備に重きが置かれてるってことを思い知ったのさ。
    実際こどもの時は授業をしてる先生しかほぼ知らないし、親になってからだって同じようなものだよね。あのやり取りを見てると先生たちがこどものことをもの凄くよく考えていることも解るし、こどもの時に知ってたら先生に対する態度も変わってたと思うわ。
    何が云いたいかと言うと、世の中のいろんなことを知ってる様に思っていても、本当に解ってるのは本の一部に過ぎない、ってことで人生半分以上終えた大人だってそうなんだから、こどものうちに経験できることは少しでも多くのことを見聞きした方がいいだろ、ってことなんだよ。プログラミングをやることで物事の考え方やコミュニケーションの取り方が変わるってことを少しでも多くのこどもに(大人もだけど)知って欲しい訳で、全員にプログラマーになって欲しい訳じゃない。
    世の中には見たことも聞いたこともないことがまだたくさんある、ってことと本当は全員が平等にチャンスを持ってる、ってことを伝えたい訳。

    最後に今日のワークショップ

    で、今日のワークショップなんだけど、「全部寺子屋」ってことで、決まったお題はなく、それぞれが自分の課題を持ってきて取り組むってことだな。
    現状のOtOMOのポジションとしては、これだけいろいろなところで「プログラミング教室」的なものが開かれている訳だから、全くの初心者はそちらにお任せして、中上級者に向けたワークショップを重視していった方がいいんじゃないか、的なことになってるのね。
    なので、今日もこなれたこどもたちが集まって、あーでもない、こーでもないやってる訳さ。
    3年生、4年生が中心だと思うけど、皆優秀だよ。
    以下にScratchのアカウントを張っておくので、どんなことをしてるか見てみるといいよ。

    7月は今日だけでなく7/19(土)にもいつもとは違う会場でワークショップがあるので、こちらはまだ若干の空きがあるので、興味のある方は是非申し込んでね。

    今日の様子はこんな感じで。一部謎の画像が混ざってるけど、これはまたのお楽しみ、ってことで。
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
    OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ

    小学校でScratchやってきた 2014年度3回目

    プログラミングラボinケイヨウ

    今年度3回目のプログラミング教室

    今年度の3回目、1学期最後のプログラミング教室だった訳だけど、いろんな意味で今日はきつかったわ。
    まず、午前中はRaspberry Piのケースの組み立て。ケースの件はいろいろあったけど、最終的には完成品のケースを購入することに決着したのね。これが届いて、どうやって配布するかがこれまた問題だった。
    Raspberry Piケースケースだけ渡しても組み立てられないのは予想がついたので、ケースだけ組み上がった状態でこどもに渡して、保護フィルムを剥がしたりRaspberry Piをおさめるのはそれぞれにお願いすればいいんじゃないの、と思っていたんだけど、何度もばらしたり組み立てたりしてるうちに破損する恐れがある、ってことと、最初に開封した時点で結構な数の不良があって、きちんと検品した上でRaspberry Piをケースに収めた状態で渡す、ということに。

    Raspberry Piケースばらさない想定ってことは保護フィルムを全部はがして組上げないといけないし、それぞれの児童に1度渡したものを学校が預かる形で管理しているので、1台ずつ、これが誰の、って云うのをやり出すと結構な工数になって、ただ組んだものを渡すのとは大違いなんだけど。
    当初は「楽勝でしょ」って思ってたんだけど、何が大変って、保護フィルム剥がすのがめっちゃ大変。大人が6人掛かりで2時間半掛けて100個組上げられなかったのよ。orz
    とりあえず、今日のノルマ分は終えられたのと、当初云われていたより不良率が高くなかったのでまぁ、よかったわ。

    今回は反省ばかり

    それはさておき、午後がメインイベントなんだけど、今回は児童の申し込みが23名、大半が保護者同伴ってことで総勢40名だよ。
    何度も来てくれているこどもたちは自由にやってくれるだろうから、1-2年生と初めて参加のこどもたちに何をしてもらうかが問題で、普通に「ねこ逃げ」でもよかったんだけど、毎回同じことやるのは性に合わないが、前回から2週間しか立ってなくていろいろ忙しくて準備もできなくて、いい訳ばっかですまん。ごめんなさい。
    そもそも、メディアルームの席数を勘違いしてて40人ならギリ全員座れると思ってたら8席x4列の32しかスペーズがなくて、急遽大人には席を替わってもらったり、いやぁ、バタバタで、自分でもオーガナイズされてねーよ、って思った。

    今後の課題

    2週間後はもう夏休みなので、1学期は今回が最後なんだが、1-2年生に関して云うと飽きずに続けられるようなプログラムを考えないといけないのと、保護者に対しても何のためにやっているのか、ということをもっと説いていかないといけないよねと思うわ。
    きちんと説明すれば最低限同じことはできる様になるのだけど、そこから次を考えることがまだできないので、親も含めてどうやって次のことに誘導していくかが課題だな。

    プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

    今のところは、「ほぼ初めて」の初心者チームと「勝手」にやってくれるチームとに2分されているのだけど、「勝手」チームもこのまま放置では何のために来てるのか判らなくなっちゃうし、毎回ゲームっぽいなにかを作って終わりにならない様にしないとイカンよね。
    参加者の人数が増えてきたこともよいことではあるのけど、今の体制ではこれ以上は受けられないだろうし、かといってなにかの条件を設けて人数を制限するようなことはしたくないのだけど、正直きついわ。
    とりあえずの型はできたけど、課題は山積みなので、今後どうしていくかはこの夏の間に考えなくちゃいけない。

    学校側の体制は整ってきた

    フリースペース学校側の体制としては、校舎の一画にモニターとキーボード、マウス一式を設置して、こどもたちが自由にRaspberry PiやScratchができるスペースが設けられたし、メディアルーム内ではサーバーを立ててローカルのネットワークが組まれることになったので徐々に体制は整いつつある。
    来週の研究授業には外部のいろいろな人が見学に来る予定だし、ここはひとつ踏ん張りどころだよ。

    Scratchワークショップに行ってきた 2014年6月編

    迷路抜けチビロボカー

    えーっと、実はScratchではないのよね、今回のメインのお題。
    6月のOtOMOのワークショップはこどもに大受けの「迷路抜けチビロボカー」と「全部寺子屋」な。

    迷路抜けチビロボカーまずはロボットの組み立てから。
    今回は面倒な半田付けは予めされたキットを用意してもらったのでドライバーを使って各パーツをネジ止めしていく訳だ。
    と、簡単そうに書いているけど、このロボット手のひらに乗る位コンパクトなサイズなので、それぞれの部品が非常に小さい。ネジとか落っことしたらすぐどっか行っちゃうんじゃないか、っていうくらい小さい。
    電池ボックスがそのままシャーシになり、まずはメインの基盤の取り付け。
    これまた小ちゃいんだけどそりゃそうだちびでぃ~のPROと呼ばれるArduino互換基盤。
    次にモーターとホイール。まずホイールをモーターに取り付けてからシャーシにモーターを取り付ける。
    ホイールを取り付けるところは慎重にまっすぐ付けないとね、真っ直ぐ走らなくなっちゃうよ。
    次にロボットの顔みたいに見える超音波センサーを取り付けて配線をすれば出来上がりだ。
    ここまで大体1時間。参加者は4年生と5年生ということで細かい作業はちょっと難航していたけど、ロボットの組み立ては全員完了。

    迷路抜けチビロボカーロボットができたらコントロールするためのプログラムを書いていく。ここはScratchではなくArdueblockという、Scratchのようなビジュアルプログラミングツール。プログラムはScratch同様にブロックを繫げる様に書いていくんだけど、裏側ではArduinoのIDEに変換してくれる。
    変換したスケッチをPCに繋いだちびでぃ~のPROに書き込んで、ロボットはスタンドアローンで動くっていう仕組みだ。

    迷路抜けチビロボカー超音波センサーで前方の障害物を感知して自分で方向を変える、っていうプログラムを書く訳ね。

    迷路抜けチビロボカー最終的には全員がゴールまで完走、という訳には行かなかった様だけど、とりあえず自分で組み立てたロボットが動く様子にはご満悦の様で何よりだわ。普段使い慣れたScratchではなく違う環境でのWSだったけど小学校の高学年になればこのくらいのことにチャレンジできる様になるって判ったのはよかったね。

    ちっちゃいものくらぶこの記事を呼んで、「俺もロボット作りたい」っていう人は「ちっちゃいものくらぶ」で頒布されていつの是非チャレンジして欲しい。

    OtOMO Scratch WS 全部寺子屋会場のもう半分では粛々とScratchにいそしむ集団。
    こちらの参加者もレベルが高く計算機とか時計とかがで来てたわ。

    OtOMO Scratch WS OtOMO Scratch WS

    小学校でScratchやってきた 2014年度2回目

    プログラミングラボinケイヨウ4月に続いての今年度年間10回予定しているうちの2回目の小学校でのWSな。
    参加者はこどもが12名、大人が7名で全部で19名。こどものうち5名が1年生って云うことでどうするかな?って云うのと、もっと来るんじゃないか? って正直思っていたのだけどね。その訳は後述するわ。

    全校児童にRaspberry Piが配られた

    こどもの通う小学校がPEGのパートナーになっているのは前にも書いたと思うけど、5月の後半に全校児童にRaspberry Piが配布されたのね。今年度は1年生から6年生まで全員がRaspberry Piをいろいろな授業の中に取り組んでいく訳だ。
    Raspberry Piが配布され、それを使った授業が始まったと云うことで、もっと多くの申し込みがあるんじゃないかと思ってたんだけどね、前回より少し増えただけという結果には、半分がっかり、半分ほっとした感じ。
    1年生の保護者を含めた5組10名以外はほぼリピートしてきてくれているこどもたちなので、彼等、彼女等はある意味ほおっておいても好きに進んでくれるだろうから、1年生に集中できたのはよかったよ。

    とは云え1年生だからな、授業で何回かやったとは云え何がどの位できるか全く未知数なので、考えても無駄と云うかいつも通りの行き当たりばったりな作戦だよ。(それは作戦じゃないだろ)

    小学校1年生でも使いこなせるRaspberry PiとScratch

    今日は丁度学校公開の日だったので時間割をチェックすると1年生はRaspberry Piを使った授業の様なので知ってる先生のクラスを勝手に覗きに行ってきたよ。
    いやぁー、1年生ちびっこいわ。それでも授業の中では全員が自分でRaspberry PiにSDカードとケーブルを差して起動するところまでは問題なく行えていて「ほほー」という感じ。その後は先生の作ったプロジェクトで「クリック」「ドラッグ」を繰り返し練習させるんだけど、その中には「言語教育」が盛り込まれていて画面上のさるにバナナを決まった回数ドラッグすると言葉を話す。言葉はひらがなをクリックして自分で決められるというもの。
    1年生が1人でRaspberry Piを起動させるって云うのも驚いたけど、授業用のプロジェクトを先生自ら作って、それがよくできてることにさらにビックリだわ。

    そんな訳で、Raspberry Piを起動させる、マウス操作は基本問題ない、って云うのが確認できたのと、保護者と一緒ということで、結局「ねこ逃げ」することになった。
    1年生に関していうと、こども本人よりも親のRaspberry PiやScratchへの興味関心の方が大きいのだろうね。

    「ねこ逃げ」は1年生ということでとても素直な反応。勝手なことをやり出す子もおらず1時間半ほどで基本的なところはできたけど、その後が続かなかった。
    高学年になると、この後あれしたい、これしたいっていうのがどんどんでてくるのだけど、集中力持続しないし、次のことまで考えられない、っていうのは経験値も少ないし仕方がないところだと思うわ。

    その間、上級生たちは何をしているかと云うと前回も参加している女子2人は何がしたいか明確に持っている様子で黙々と取り組んでいる感じ。その他の男子は半分遊んでるのかふざけてるのかよく分からない感じだけど、最終的には皆にちゃんとできたものの説明ができてたので、少しずつでも前に進んでるのは判る。

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    今後の課題と反省

    次回はもう1学期最後の回になるんだけど、夏休みにはRaspberry Piは家に持ってかえってよしとするそうだし(現在は全て学校管理)、今日、授業の合間に行われた学校からのICT教育に関する取り組みの説明会は盛況だったと聞いているので、また、参加者が増えるだろうし後半へ向けての指針も示さないと行けないよね。
    高学年に対してはなのぼとか、GPIOとかのネタも少しずつ出していこうと思うわ。
    低学年は集中力が持続する様に進行しないと行けないのと、それにあわせたネタを用意しておかないといけなくて「どうぞ、好きにやってね」というわけにはいかんわな。