月別アーカイブ: 2015年1月

2015ハンドメイドバイシクル展に行ってきた

ハンドメイドバイシクル展2015科学技術館でやってた「ハンドメイドバイシクル展」に行ってきた。
先週末、土日の2日間の開催でどっちも予定があったのでどうやって行くか悩んだけど、日曜日の朝一行ってきたぜ。
結論から云うと、無理して行ってよかったよ。昨今の自転車ブームがどうなってるのか、マヂで面白い話がいろいろ聞けたので記しておくね。

自転車ブームはいつまで続くのか?

一部のメッセンジャーとかがトラックに乗るようになってロードレーサーがこんなに増えたのってここ4−5年の話かなぁ? みんなスゲー高い自転車普通に乗ってるんだけど、このブームはいつまで続くのよ? って話をしたらさ、業界の一部ではすでにピークを超えていて、一通り行き渡っちゃった感があるからどうやって2台目、3台目を買ってもらおうか、ってことらしいよ。
ロード乗ってる人にシクロクロスっていうのはまさにそれだな。
俺的にはリジットのフリーライドがオススメだよ。マヂで来るから、そのうち。

昔に比べて高くなったよね、自転車

昔はさ(どのくらい昔かは想像にお任せするけど)フレームオーダーしてDURA-ACEで25−30ぐらい、カンパで30−35ぐらいの感覚だったんだけど、随分高くなったよね?
パーツはどんどん性能が上がってアルミからカーボンとかも使われるようになって、なんとなく理解できるんだよね。フレームもロードレーサーはカーボンが主流でこれもまぁ理解できる。
クロモリのオーダーフレームがさ、5割り増しぐらいに思えてさ、材料が高くなってるのかとも思ったんだけど、それは大したことないらしい。
結局、値段の違いは手間の違いらしいよ。昔は前三角なんて丸パイプで径も決まってたけど、最近は径の違いだけじゃなくていろんな形状があって、治具を一々作ったりそういう手間がだいぶかかるんだってさ。NJSも今はラグレスとかオーバーサイズとか丸じゃないパイプもOKなんだって。びっくりだね。
おまけに、お客さんの要望もどんどん高まっててハンガーとかフォーククラウンの裏まで磨くんだってさ。
以前の倍とは云わないまでも、それに近い手間がかかってる、っていうからそういうことか。

最近若手のビルダーがいっぱい出てきたけど、彼らはどうなの?

良い、悪いは置いておいてアプローチが全然違うらしい。競技から入ってるか、そうじゃないか、ってことね。
まぁ、乗る人がいいと思うものに乗ればいいと思うし、本当の選手じゃなければその辺の差は大したことないわな、と思うわ。
某C*******も専属デザイナーがいるとかいないとか…。いやいや、見た目は重要だって。
BYOBとかも楽しそうだけどね、自分で作ってあの値段するのかと思うとオーダーしたほうがよくね? って思っちゃうのね。

オーダーする? それともカーボン?

フレームをオーダーする、っていうのはステイタスだった訳よ。長さは1mm単位、角度は0.5度単位でさ。体の大きさや乗り方に合わせて作ります。って。
最近はカーボンフレームが主流だからさ、サイズなんてS・M・Lって3サイズぐらいしかないんだぜ。
1mm単位でギャーギャー云ってたのにどういうこと? って思ってるんだけど。
どちらにせよ、きちんとした人がセッティングするのが大事、って当たり障りのない話になっちゃたけど、カーボンは芯が出てなかったり、そういう問題があるらしい。スチールのフレームなら調整きくからね。
おもいっきし膝開いて乗ってるような人には関係ないだろうけど。

中野浩一? なにそれ、美味しいの?

途中でさ、中野浩一が来たのよ、会場に。なんだけどさ、みんなスルーなのよ。
なんだ? 気がつかねぇのか? って云ってたんだけど、気がつかないんじゃなくて、知らないんだよ、って話になって、若手ビルダーの話じゃないけど、そういうことだよね、とか、みんな年取ったんだよね、とかそういう話。

まとめ

と、そんな感じでぐるっと2時間弱、昔ながらのものから最近の流行りものまで一通りなめられたし、懐かしい人にも会えたし、気になっていた裏の事情も聞けたし楽しかったよ。
目黒の自転車文化センターで「ハンドメイドバイシクルの魅力展」っていう展示もやってるらしいので今度見に行こう。
やっぱり乗るより、作る方が楽しそうだわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2015年1月編

OtOMO Scratchワークショップ
昨日も小学校でScratchやってきたけど、今日も三茶でOtOMOのワークショップだよ。
今回も豪華2本立て。まず1つ目が「iPadでScratchプログラミング
もう1つが「なんとなくフラクタル」な。

iPadでScratchプログラミング

OtOMO Scratchワークショップこちらはピョンキーを使ってのワークショップね。
ピョンキーはScratch1.4をベースにiPad上で動くようにしたやつね。見た目も操作方法もScratch1.4とほぼほぼ変わらないし、タブレット状で動かせるっていうのはよりお手軽でいいよね。
ワークショップ自体は阿部さんの進行なので、こちらは手出しするところはないよ。

なんとなくフラクタル

OtOMO Scratchワークショップ なんとなくフラクタルまぁ、分かる人にしか解らないタイトルだよね。今読むとだいぶ甘酸っぱい内容だと思うけど芥川賞候補だからな。最近続編が出たって聞いてなおさらびっくりだよ。

フラクタルを定義する際の問題には次のようなものがある。


「不規則すぎること」に正確な意味が存在しない。
「次元」の定義が唯一でない。
物体が自己相似である方法がいくつも存在する。
全てのフラクタルが再帰的に定義されるとは限らない。

実際にワークショップに参加したこどもたちにはこの辺りの概念はちょっと難しいよね。ペイントツールでお絵描きじゃなくって、数学的に描くって感じは伝わったのかな?
個人的にもとても興味のあった内容だよ。
いろいろな図形がどうやって成り立っているか、まだ学校で習っていない子にはとてもいい勉強になっただろうし、図形の授業をやった子にとっても理解を深めることのできるとてもいい内容だったよ。
ゲームばかりじゃなくてこういうのに興味を持つこどもが増えると、日本の未来も面白いことになると思うんだけどねぇ。

otomo_scratch_workshop_20150125-06 otomo_scratch_workshop_20150125-05
今日参加してくれたこどもたちは小学校の低学年の子が中心だったけど、彼らはすごいわ。
小学校でやってると、1−2年生はどうやっても1時間ぐらいしか集中してられないけど、中にはものすごい集中力を発揮する子がいて、普通のこと何が違うのかな? と考えることが多いけど、やっぱりその家の環境に左右されることが大きいんだろうと言わざるを得ないわな。
だからと言って、皆同じ環境にぶち込んだとしても同じようにはいかないだろうしねぇ…。
このネタはちょと頂戴して、今度の小学校でもやってみたいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度8回目

プログラミングラボ in ケイヨウ

今年初めてのプログラミング教室

年が明けて今年初めての小学校でのプログラミング教室な。
12月はスケジュールの都合で授業のない日の開催にしたら、全然人が集まらなくて「なんだー」という感じだったのだけど、今日は12組の申し込みとまぁまぁだね。
最終的には2組欠席で10組、うち3組が初めての参加で、1組が1年生、残りの2組が3年生という状況。

始まる前からヘロヘロだよ

これは全くもってこちら側の都合だけど、年明け4日が仕事始めで、この3週間の間休みが1日だけというクソみたいな状況でヘロヘロな訳。ネタを練る時間もなくなんとか告知だけはしたという感じ。
そんなグダグダなまま始まったけど、顔のわかっている子たちはとりあえず自分がやりたいことが分かっているので「わからないことがあったら云ってね」ととりあえず置いておいて、初参加の3組に集中。
まぁ、初めてと云ってもRaspberry PiもScratchも受業で何度も使ってるので、放っておいてもRaspberry Pi繋げて、Scratch立ち上げてサーバーに入っているプロジェクトを開くとか普通にやってるのでここまでは楽チンだよ。

プログラミングラボ in ケイヨウ3年生の中では夏休みの自由研究でScratchで作ったゲームがフューチャーされているらしく、2人ともそれに近しい物が作りたい様子で、自分たちで考えるというのでしばらく手出しぜずに見てたけど、変数とかメッセージとか普通に出てきて、「ほほー」って思ったわ。
これは彼らが優れているのか、今年度の学校の取り組みの成果なのか、後者だとしたらそれはそれですごいことだよね。

結局何が重要なのか

プログラミングラボ in ケイヨウ1年生の女の子もなんだかんだよくできたし、キーボードからの入力ができるっていうのがよかったわ。
Scratchでゲームを作るっていう作業はまず最初にゲーム全体のストーリーを考えられるかどうかが一番重要で、いろいろ見てきたけどできる子は最初にどうしたいか明確になってるんだよね。
もちろん、やりながらいろいろなアイデアが湧いては来るんだけど、はじめに何をどうしたらいいかわからない子は全然前に進まない。
今日来てたこどもたちはそのあたりが割と明確になっていたので、ノープランな内容でもあまりグダグダにならなかったのは助かったわ。本来やりたいのはこの延長上にあると思うんだけど、その反面、来るものは拒まずという体制をとるには、誰が来てもとっかかりになるネタを常に用意しておかなくちゃいけないと、自戒を込めて記しておくわ。
今年度は2月と3月それぞれ1回ずつ予定しているし、来年度どうするかも考えないとね。

バーチャル鬼ごっこ

そんな訳で放置していた5年生はいるの間にかMinecraft始めて、何やってんだよって思ったけど、3人でMinecraftの中で鬼ごっこしてんだよね。
放課後のメディアルームを開放している時間もMinecraft目的に来る子が結構いるらしく、あれ、サーバーどうなってんだろう?
おまえら鬼ごっこ、外でやれよ。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3

Raspberry Pi Robot

シャーシできた

いろいろごにょごにょとやったけど、やっぱり気にくわないので作り直したわ。
タミヤのダブルギヤボックスに合わせて幅を70mmにしたらなんか野暮ったくて、見れば見るほどなんかなー、という感じだったので10mm詰めた60mmで作り直しだよ。

Raspberry Pi Robot Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる
右が作り直した方で、左が幅の広い方ね。
10mm違うだけでこんなに違う。
あ、スペーサーも長いのが来たから、ここは見た目がちょっと違う。
本当はもうちょっと低いほうがカッコイイんだろうけど、単3の電池ボックス抱えるには45mm必要なんだわ。

ネジ山盛り

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3年末に頼んだネジとかスペーサーとかがやっと届いて一通り必要なものが揃ったよ。
正月にはM2とM2.6のタップも入手したし、タップホルダーがないけどピンバイスで代用してとりあえず間に合ったわ。
ネジ切らないで無理やり止めるとか、タッピングビス使うとかあるけど、この位のサイズなら手で回して立てるので十分だわ。
やっぱちゃんとした道具があると違うよね。

本体はこれで一旦出来上がりってことでいいわ。
ネジ穴の位置とかも微妙にずれちゃってるんだけど、手で開てるからしょうがないよね。組みあがってるので、まぁいいことにしとく。
一番上の画像、白が飛んじゃって箱が載っかってるみたいに見えるけど、これブレッドボードね。
Kogameを見習ってとりあえずはこの上にモータードライバー載せて動かすことにする。

次はTA7291P積んでGPIOとモーター繋げば動くはず。はず、だよね。

Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3 Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3
Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3 Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3
Raspberry Pi Robot 2号機を作ってみる その3 Raspberry Pi Robot

年頭にあたり今年の抱負とかなんとか

ski_20150101-01

14-15シーズン終了のお知らせ

もうのっけからギブアップだよ。
初日はまぁ普通だね。今年は雪多いし、そんなに寒くはないし、ピーカンではないけどまぁまぁのコンディション。
しかしあれだな、一家4人でスキーするとリフトやら食事やらで3万位かかるのな。いやぁ、大変だよこれ。
夏にカフを切り落としたブーツもいい感じで、やっぱり新しいポールとウェア欲しいよね、とか考えながら1日遊んで、帰ってくればお茶とかご飯とか出てきて、紅白見て「サザンやるねぇ」とか、そんな大晦日。

元旦はもう、こどもたちは「行かない」っていうから午後からのんびりでいいか、って感じなんだけど、脚とかパンパンで痛いし、頭もすっきりしないけど、とりあえず行けば何とかなるか、って思ったんだけどさ、体動かないんだよね、これが。
5本位降りたらもう限界、って感じで早々に切り上げてきた。
と云う訳で14-15シーズンは年間滑走日数2日で早々に幕を閉じたよ。

結論から云うと、もう歳だわ。体動かんよもう。
ずーっと若いつもりで生きてきたけど、やっぱりそうもいかんわな。
ちょっとした傷がなかなか治らなくて、新陳代謝落ちてるわーとか、目見えんよとか軽く考えていたけど、これは本当に年寄りになっていることを自覚しないといけないし、無理の利かないレベルになったのだなと。

なので、今日は温泉入ってまったりしてる。
もう、人生の6割ちょっと終わったけど、残りを余力だけで進むにはまだ先が長いしどうしたものだか。

今年の抱負

他人からすると、これまでもかなり適当に生きてきたふうにいわれるので「抱負」とかあんまり考えたことないけど、字面悪いな、これ。

心の中にいだいている決意や志望。

「負ける」んじゃなくて「負う」ってことらしいわ。負って、抱いた志、ってことね。

俺が思うに、誰もが好いこともあれば悪いこともあって、人生の最後にはプラスマイナスで帳尻が合うはずなんだけど、20代の後半にちょっといい思いを先取りしすぎたっていうのはあるにせよ、そのあとの20年くらいはどう考えてもプラスよりマイナスの方が先行してるからさ、そろそろ好いことが転がってきてもいい頃なんじゃないかと思ってるのね。
失われた20年だよ。悪いことばかり、とは云わないし、もちろん好いこともあったがバランスがね、よくない。
これまでの経験から、自分でも最後の詰めが甘いんだろうなってずーと感じてたから、最後のところでもうひと踏ん張りしようって思ってたけど、できることとできないこと、やるべきこととやらなくてもいいことを明確にした方がいろんな意味でいいんじゃないかと思う。
正直なところいろいろなことに振り回されるのは疲れたし、もうそろそろいいかな? と最近になって強く感じている。

なので、今年はいろいろなことを精算してニュートラルなポジションに立ちたいなと。そのうえで、どっちに進むのが正しいのか考える。
自分のできる範囲のことだけを無理せず、ゆるーくやるのが今年の目標だよ。
そんな訳で、皆さん今年もよろしくお願いします。