スキースクールに入ってみた

2014 SKI

あけましておめでとうございます

一応、日本人なので新年の挨拶しておくわ。
年末にこどもたちが年賀状を1通も出さないって云うんで「いやいや、先生にくらい出した方がいいんじゃね?」って思ったら、今時は住所とか公開されないんだと。個別に聞けば教えてくれるんだろうけど、クラスの住所録とかもないくらいだから、そういうものなのか、と。
正直、年賀状とか面倒だとは思う人なんだけど、こういう処から日本の伝統文化が廃れて行くのかよと思うと、個人情報云々って云うのも如何なものかと思うわ。
そのくせ、クリスマスとか必要以上に盛り上がっちゃって、本来のクリスマスとはちょっと違う方向に行ってるよね。そんなにクリスマスしたいなら25日は早く家に帰って家族で飯食えよ、って。

そんなことはまぁいいか。
年末から長野に来てるのね。スキーだよスキー。先シーズンは遂に1日も滑らずに終わったからな。2年振りだよ。

見た目は大事

しかしアレだな、リフトが4人で¥18,600、こどものスクールが1人半日で¥3,000、上のこはブーツもウェアも小さくなっちゃって、ウェアだけは年末にギリ買いに行けたけど、スキーとブーツはレンタルすることにしたから、これが1日で¥4,000これで昼飯食ったら、¥30,000だよ、スキー金かかるわ。1人当たり1日遊んで¥7,500かー。高いのか安いのか…。むー。
そうは云っても、年間3日しかチャンスないんだから、天気が悪かろうが、体が痛かろうがこの3日間はスキーするんだよ。
ところが、こどもたち「今日はいい」と連れない返事なので、きょうは寂しく1人で行ってきたよ。

スクール入ってみたら面白いかな? と思っていたので今日はいいチャンスとスキースクールに入っててみることにしたわ。
結論から云うと2時間のレッスンで¥3,500、十分に楽しめたし、それなりの成果が得られたと思うわ。
そもそも、そこそこ滑れると思ってるので、今更基礎から教えてもらおうとは思ってないのだけれど、客観的に見てどうなんだ? というのが知りたかったのね。
午後のレッスンに申し込みに行って、「何か資格は持ってますか?」って聞かれたけど「いいえ、なにも」と。その昔WhistlerでCSIAのLevel1っていうのは取ったことあるけど、学生の時に受けたSAJの2級は見事に落とされてるからね、そんな昔のこと云ってもしょうがないだろってことで。
「レベルはどのくらいですか?」って云うんで、とりあえず上級ににしておいた。「そうですね、上手そうですもんね」ってやっぱり見た目は重要だし、わかる人には判る雰囲気というのもがあるのだよ。

お前のテクはもう時代遅れだぜ

さてさて、レッスンなんだけどね、もう1人別のお客さんと2人で、インストラクターは今年で20シーズン目という男の先生ね。

最初に少しフリーで滑って云われたのが体が内倒気味みたいに云われたわ。内倒もそうだけど後傾じゃないですか? って聞いてみたら、今は昔よりも前後のポジションに関して寛大らしいよ。以前は土踏まずから母子球辺で踏むって云うのが基本だったはずなんだが最近は踵寄り、と云うか常に前後に移動するみたいに云ってたわ。
それは技術的な進歩なのか、用具の進化によるものなのか? って聞いたらまぁ、どっちもみたいな返答だった。
スキーなんてその昔は2mとか履いてたからね、今はそんな長いスキー履いてないし、幅も広いしサイドカーブも違うしここ最近はロッカーとかでてきてなんかよく解らんよ。
最近のスキーの方が簡単になってるのは間違えないと思うので、やっぱり用具の進化で技術に対しても寛大になってるんだよな、と思う。
その点、ブーツは逆にドンドンシンプルになってるんじゃないの? 今やリアエントリーとか初心者用にわずかに残ってるだけだし、みんな2ピースの4バックルに落ち着いた感じだよね。

内足を使え

あとは内足の使い方とエッジの切替のタイミングだな。
腰はスキーと正対して両足加重って云うのが今時なんだろうね。両足加重だから当然内足のエッジも上手く使ってあげないといけない。2本のエッジが同じ軌道にはならないから多少なりともずらすことになるんじゃないかと思うんだが…。あ、これ違うな、同じ軌道になる様に両足同じ加重じゃなくてバランスよく踏まないといけないんだな。外足の方が半径が大きくなるからより内足なのかな? んー、訳解らん、やっぱりずらすのか?

山回りから一旦ニュートラルに戻して谷回りに、っていうのも云われたわ。
これは普段から気にしてるつもりなんだが、フラットなポジションが無くいきなりエッジングしてるらしい。
とにかく楽して美しい滑りを目指してるんだがまだまだ改善の余地ありと云うか、体力はどんどん衰えて行くのだよ。
こう云う論理的な話ができたのはとても良かったわ。
当然体動かしてなんぼの世界ではあるのだけど、頭で解ってるのとそうでないのとは大きな違いだからね。客観的な意見が聞けたのと理論的な話ができて2時間¥3,500っていうのはお得感満載だわ。
これ、半日レッスンじゃなくて1日とか、複数日やったらもっと面白いと思う。

人生毎日デバグ

スキーだけに限らず、理論とか理屈は大事だと思うのよ。
「どうしてそうなるのか」が解るってことは上手くいかなかった時に「何を改善すればいいか」判るってことだからさ、スキーのインストラクターになるにはスキーが上手いだけじゃなくて論理的に説明できないといけない訳だよ。
こどもにプログラミングをやらせると「論理的」にものごとを考える様になるんじゃないかと思う訳。
それぞれ個人差があるんだろうけど、何か別の値に置き換えたり、言い換えたりするなかで「これをするためにはこう」みたいのが見えてくるとそれが「論理的」な思考なんじゃないかと思うんだが、この話自体が万人に説明できるほど「論理的」じゃないところが痛いな。人生毎日デバグだよ。

今年もよろしくお願いするわ。

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