月別アーカイブ: 2014年7月

ハゼ釣りに行ってきた 2014年の1回目

京浜運河ハゼ釣り
今日は4時起きだよ! 朝の4時! 10連勤空けに4時に起きられるって凄くね?
目覚ましは掛けたけど、ぴーぴー鳴る前に目が覚めた。あんまり正確な時間に目が覚めるものだから、アンドロイドだってばれちゃうんじゃないかって心配だよ。

早朝は快適

京浜運河ハゼ釣り4時に起きて自転車で京浜運河まで云って朝の5時からハゼ釣りだよ。
いやー、朝は涼しくていいわ。ハゼ付き磯は丁度背中の側から日が昇るので9時過ぎまでは直接日が射さないので快適だね。
俺が子供の頃は競馬場の橋を渡ったすぐ脇のところに工事用の筏みたいの(アレなんて云うの?)が括ってあって、皆そこで釣ってたんだけど、今はあの辺で釣ってる人はいないね。仕掛けも天秤で脈釣りだったけどね。
何年か前に、「そういえば昔はハゼ釣ったよね」と思って見に来てみたら皆浮き釣りだし、その頃は玉浮き使ってる人が多かったけどググったらしもり浮きがどうもいいらしいってことで仕掛けはしもり浮きだけど、最近は出来合いのしもり仕掛けなんて云うのも売ってるのね。へー、って感じ。
餌も昔はゴカイ一択だったけど、最近はゴカイ売ってないの? 生き餌だとアオイソかキジだしホタテとかエビとかでもつれるなんて昔は知らなかったからね。最近はエビ使ってる。エビって生エビね。
まぁ、昔の話はどうでもいいわな。

今日の釣果

京浜運河ハゼ釣りで、肝心の釣果なんだけど、今日は釣れんかったわ。最初の1時間は全然釣れず。満潮が6:30位で潮が引き始めてからポツポツ喰う様になって、結局10時過ぎまで5時間くらいやって30尾ぐらい。まだまだちびっこいね。
回りもそんなに釣れてないふうなので、そういう日だったんだろう。
ハゼの場合いくら釣れないからって、何十分もぼーっとしてることはないんだけど、今日みたいな感じだといろいろと考え事も出来ていいよね。なかなか有意義な時間を過ごせたわ。

1日を有意義に過ごすには

京浜運河ハゼ釣りこれくらいのサイズを捌くにはアジ切り欲しいわ、10cmくらいの。
4時から活動してると1日長くていいわ。5時間釣りして帰って来て全部捌いてもまだ昼前だからね。
この後昼食ってから、葦簀を出して、秋葉原に行って、昼寝して実に有意義な1日だわ。
で、今日の晩ご飯は天ぷらってことになったよ。

京浜運河ハゼ釣り 京浜運河ハゼ釣り

Scratchワークショップに行ってきた 2014年7月編 その2

OtOMO Scratch workshop

きょうは銀座でScratch

先週に引き続き今日もOtOMOのScratchワークショップな。
ただ、今日はいつもと違うんだぜ。会場は三軒茶屋じゃなくて銀座だよ、銀座。
上の画を見てもいつもと違うの解るだろ。

3面が全部スクリーン

今日の会場は銀座にあるGAT/STUDIOというところでやったんだけど、表から見た感じは明るいカフェふうなところなんだけどね、そのカフェの壁の奥がすごいのよ。
部屋の奥半分の左右と正面の3面が全部スクリーン。ここに9台のプロジェクタから画が出せる訳。それも1台のPCから9分割して出力できるのよ。そんなこと云ってもよく分からないよね。
PCの画面を上下に3分割して上からA、B、Cとするでしょ。そうすると向かって左の壁にA、正面にB、に右の壁にCとなって、それぞれを3台のプロジェクタが受け持ってるんだよ、ってこれ以上は俺も解らんけど、とにかくすごいってことだ。

VJって何?

で、今日のお題は「めざせ!スクリーン・パフォーマー」ってことだから、要はScratchでインタラクティブなプロジェクト作って遊ぼうぜ、って感じか。
前述した様に通常の画面を上下に3分割してスクリーンに映すから、例えばこんなふうなことが出来る。壁3面フルに使ったPongね。


これをGAT/STUDIOでやると左の壁から右の壁まで3面繋がって見えるのよ。

え、そういうことなの

今日参加してくれたこどもたちの大半はScratch経験者だったけど、いつもとは勝手が違うのとVJの意味がよく分からないからだと思うけど、今一乗りがよくなかったんだけどね、途中でこの3面スクリーンのデモと云うかプロジェクションマッピングふうなものを見せられてから俄然火が着いた様だったわ。

OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ

可能性を広げる方法

プログラミングのワークショップと云うとついつい「ゲームを作ろう」みたいになりがちで、こどものモチベーションを保つにはまぁ手っ取り早い方法ではあると思うけど、今日みたいなのは今までにない可能性を広げてくれると思うのよ。
それと、自分の興味を引くものを見つけた時のこどもの集中力は計り知れないからね。今日のワークショップはなかなかよかったと思うよ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年7月編

OtOMO Scratch WS
今日は三軒茶屋でOtOMOのScratchワークショップだよ。

「プログラミング教育」ブームは本物か?

ここ最近の「プログラミング教育」ブームであったり、それに伴って「Scratch」や「Raspberry Pi」が世間の注目を浴びていたりで、それは本当に喜ばしいことなんだろうか? とちょっと考えてしまう訳だ。
かろうじて片棒担がせてもらっている立場からすると悪い話ではないとは思う。が、しかし、その一方で単に商売のネタにされてるよなぁ、とも思ってたりするのね。
もの凄い勢いで「プログラミング教室」的なものがバンバン立ち上がっていて、本当にそれを学びたいこどもがそんなにいるのかよ、と思うし、教える側こそ足りてるのか? って。
マーケティング的には、もうちょっとしたら市場は飽和状態で淘汰されていくだろうし、そしたら、そういう事業者を対象にしたコンサルの方が儲かるじゃね? とか。

「プログラミング教育」の起点

OtOMOとしてはもう何年もこうした活動に取り組んできたし「読み、書き、プログラミング」なんて云う言葉も3年前のWBSの取材の際に発せられてる訳よ。
そもそも、俺が何故にこんなことをしてるか、って云うとだな、自分はプログラマーでもエンジニアでもないし、そうしたことをきちんと学んできた訳でも何でもない。
インターネットやコンピューティングに対する興味は普通の人よりは高いだろうけど、専門的なことは何一つやってない。
プログラミングとかできたらいいよね、と云う莫とした願望はあるけど、ただの願望で、今からきちんと学ぼうなんてことも思っていない。
きっかけは、本屋でたまたま見つけた「スクイークであそぼう」って云う本な。これをこどもに買い与えたら、あっという間にチュートリアルをこなしていて正直驚いた。だって、こども向けに書かれた本とは云え、自分が読んでも簡単に出来そうではなかったから。
親としては、これはもの凄くうれしいし「こいつ、マジで天才かも」とか思ってしまう訳だ。親バカだね。そうなるとスクイークに関していろいろ調べ出したりして「Scratch」に行き着いた。
「Scratch」をやるようになって、Makeやら、ワークショップコレクションやら、Scratchのワークショップとあれば顔を出す様になって、この頃はまだ「OtOMO」ではない名称で活動してて三軒茶屋でのワークショップもまだ始まってなかったし、あの頃はまだ、ただ楽しいからやってるだけで「プログラミング教育」なんて云うのは全然意識してなかったと思うわ。
そうこうしてる間にこどもたちも自分自身もいろいろな人とつながりが出来る訳だけど、プログラミングと教育が繋がったのは前述のWBSの取材が起点なんじゃないのかな。

「物事の考え方」に関する話

この頃からこどもにプログラミングをやらせると何がどう変わるのか? みたいな話がでてきて、放送の中ので出てきたのは「物事の考え方」に関する話だ。
こどもたちの大半はプログラミング = ゲームが作れる、みたいなところがあって、マリオみたいにジャンプしたいって普通に思ってる。はじめのうちは水平に移動しているものを上下に動かせば「ジャンプしたみたい」になるんだけど、すぐにそれはマリオのジャンプとは違う、と気が着く訳だ。リアルなジャンプをさせるには頂点に近づくほどその移動距離は短くなって、降りてくる時はその逆の動きになる。
以前にジャンプに的を絞ったワークショップがあって、その時は本物のねこを高いところから落とした(動物虐待じゃないよ)連続写真を見せて、床に近づくほど同じ距離を進むのに短い時間しかからないことを説明したりしてたわ。
こういうことがきちんと理屈で理解できる子は進み方が早いし、自分が何をどうしたいかちゃんと自分の言葉で説明できる子も進捗が早い。
論理的、数学的な思考をもってる、または、自分の考えを言葉や数値に置き換えて話が出来る言語能力、つまりコミュニケーション能力の高い子も優秀と云えると思う。
今日の参加者も非常にレベルが高く、以前に比べるとこうした優秀なこどもたちが増えたのを感じる背景には「プログラミング教育」が一般的なものになったのと「Scratch」ユーザーの裾野が広がった結果だと思ってる。

全員が平等にチャンスを持っている

ところが、まだ、こうした活動が「誰でもが知ってる」ものではないし「誰でもが出来る」ものでもない。チャンスが平等に与えられているかと云うと疑問だ。
これはこどもに限った話じゃなくて、世の中の全てのことにほぼほぼ当てはまるんじゃないかと思ってるのね。例えば小学校の授業がどのようにに作られているかなんて今まで考えたこともなかったんだけど、ここ最近、その裏側を見ることが出来て先生たちの仕事の大半が実際の授業より、その準備に重きが置かれてるってことを思い知ったのさ。
実際こどもの時は授業をしてる先生しかほぼ知らないし、親になってからだって同じようなものだよね。あのやり取りを見てると先生たちがこどものことをもの凄くよく考えていることも解るし、こどもの時に知ってたら先生に対する態度も変わってたと思うわ。
何が云いたいかと言うと、世の中のいろんなことを知ってる様に思っていても、本当に解ってるのは本の一部に過ぎない、ってことで人生半分以上終えた大人だってそうなんだから、こどものうちに経験できることは少しでも多くのことを見聞きした方がいいだろ、ってことなんだよ。プログラミングをやることで物事の考え方やコミュニケーションの取り方が変わるってことを少しでも多くのこどもに(大人もだけど)知って欲しい訳で、全員にプログラマーになって欲しい訳じゃない。
世の中には見たことも聞いたこともないことがまだたくさんある、ってことと本当は全員が平等にチャンスを持ってる、ってことを伝えたい訳。

最後に今日のワークショップ

で、今日のワークショップなんだけど、「全部寺子屋」ってことで、決まったお題はなく、それぞれが自分の課題を持ってきて取り組むってことだな。
現状のOtOMOのポジションとしては、これだけいろいろなところで「プログラミング教室」的なものが開かれている訳だから、全くの初心者はそちらにお任せして、中上級者に向けたワークショップを重視していった方がいいんじゃないか、的なことになってるのね。
なので、今日もこなれたこどもたちが集まって、あーでもない、こーでもないやってる訳さ。
3年生、4年生が中心だと思うけど、皆優秀だよ。
以下にScratchのアカウントを張っておくので、どんなことをしてるか見てみるといいよ。

7月は今日だけでなく7/19(土)にもいつもとは違う会場でワークショップがあるので、こちらはまだ若干の空きがあるので、興味のある方は是非申し込んでね。

今日の様子はこんな感じで。一部謎の画像が混ざってるけど、これはまたのお楽しみ、ってことで。
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ
OtOMO Scratchワークショップ OtOMO Scratchワークショップ

小学校でScratchやってきた 2014年度3回目

プログラミングラボinケイヨウ

今年度3回目のプログラミング教室

今年度の3回目、1学期最後のプログラミング教室だった訳だけど、いろんな意味で今日はきつかったわ。
まず、午前中はRaspberry Piのケースの組み立て。ケースの件はいろいろあったけど、最終的には完成品のケースを購入することに決着したのね。これが届いて、どうやって配布するかがこれまた問題だった。
Raspberry Piケースケースだけ渡しても組み立てられないのは予想がついたので、ケースだけ組み上がった状態でこどもに渡して、保護フィルムを剥がしたりRaspberry Piをおさめるのはそれぞれにお願いすればいいんじゃないの、と思っていたんだけど、何度もばらしたり組み立てたりしてるうちに破損する恐れがある、ってことと、最初に開封した時点で結構な数の不良があって、きちんと検品した上でRaspberry Piをケースに収めた状態で渡す、ということに。

Raspberry Piケースばらさない想定ってことは保護フィルムを全部はがして組上げないといけないし、それぞれの児童に1度渡したものを学校が預かる形で管理しているので、1台ずつ、これが誰の、って云うのをやり出すと結構な工数になって、ただ組んだものを渡すのとは大違いなんだけど。
当初は「楽勝でしょ」って思ってたんだけど、何が大変って、保護フィルム剥がすのがめっちゃ大変。大人が6人掛かりで2時間半掛けて100個組上げられなかったのよ。orz
とりあえず、今日のノルマ分は終えられたのと、当初云われていたより不良率が高くなかったのでまぁ、よかったわ。

今回は反省ばかり

それはさておき、午後がメインイベントなんだけど、今回は児童の申し込みが23名、大半が保護者同伴ってことで総勢40名だよ。
何度も来てくれているこどもたちは自由にやってくれるだろうから、1-2年生と初めて参加のこどもたちに何をしてもらうかが問題で、普通に「ねこ逃げ」でもよかったんだけど、毎回同じことやるのは性に合わないが、前回から2週間しか立ってなくていろいろ忙しくて準備もできなくて、いい訳ばっかですまん。ごめんなさい。
そもそも、メディアルームの席数を勘違いしてて40人ならギリ全員座れると思ってたら8席x4列の32しかスペーズがなくて、急遽大人には席を替わってもらったり、いやぁ、バタバタで、自分でもオーガナイズされてねーよ、って思った。

今後の課題

2週間後はもう夏休みなので、1学期は今回が最後なんだが、1-2年生に関して云うと飽きずに続けられるようなプログラムを考えないといけないのと、保護者に対しても何のためにやっているのか、ということをもっと説いていかないといけないよねと思うわ。
きちんと説明すれば最低限同じことはできる様になるのだけど、そこから次を考えることがまだできないので、親も含めてどうやって次のことに誘導していくかが課題だな。

プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

今のところは、「ほぼ初めて」の初心者チームと「勝手」にやってくれるチームとに2分されているのだけど、「勝手」チームもこのまま放置では何のために来てるのか判らなくなっちゃうし、毎回ゲームっぽいなにかを作って終わりにならない様にしないとイカンよね。
参加者の人数が増えてきたこともよいことではあるのけど、今の体制ではこれ以上は受けられないだろうし、かといってなにかの条件を設けて人数を制限するようなことはしたくないのだけど、正直きついわ。
とりあえずの型はできたけど、課題は山積みなので、今後どうしていくかはこの夏の間に考えなくちゃいけない。

学校側の体制は整ってきた

フリースペース学校側の体制としては、校舎の一画にモニターとキーボード、マウス一式を設置して、こどもたちが自由にRaspberry PiやScratchができるスペースが設けられたし、メディアルーム内ではサーバーを立ててローカルのネットワークが組まれることになったので徐々に体制は整いつつある。
来週の研究授業には外部のいろいろな人が見学に来る予定だし、ここはひとつ踏ん張りどころだよ。