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LOVE INDIA 2016に行ってきた

LOVE INDIA 2016
朝起きたら雨降ってるんだぜ。昨日まで降らない予報だったのに。
待ちに待ったLOVE INDIAだっていうのに、やっぱり雨のジンクスは破られないのか。
家を出る時は仕方なく傘持って出たけど、秋葉原に着いた時はほとんど止みかけで、まぁ、なんとかなるか、って感じ。

よく考えたら、ここ最近秋葉原来てねぇな、って。丸五の周りの建物がごっそりなくなてて驚いたわ。で、丸五は相変わらず並んでるのな。
そんな感じで、あちこち覗きながら会場の3331へ着いたのが12時15分ぐらい前だけど、入り口入った正面のスペース、人がいっぱいいて今日は何のイベントだよ、って思ったらLOVE INDIAの開場待ちラインナップだよ。並ぶのかよ…。丸五より並んでるぞ。
12時から18時までって、もっと緩いイベントだと思ってたわ。

階段で屋上まで、はんだづけカフェも勢ぞろいしてるPepperも横目に一気に上がると、先に入った人が席についてターリー食ったり単品メニューに並んだり、凄いねこれ。

LOVE INDIA 2016 A Thali顔見知りの人と声を交わしつつ、とりあえずターリー受け取って食べるでしょ。
ちなみに買ったのは「Aターリー」の方ね。
一番美味いと思ったのは「マトンと大根のカレー」 マトンって羊のことだと思ってたけど、ヤギ肉もマトンって云うらしい。
ラムとかマトンって匂いがあまり好きじゃなかったんだけど、俺の中ではちょっとマトンブームが来るかもしれないわ。
「単品はなくなったら終わりですよ」とか煽られるものだから、ヘンドリクスの「茄子と梅干しの冷製マサラ」とバラッツ!スパイスラボの「イワシのアチャール&カブのアチャール」も買いましたよ、っと。
ヘンドリクスの「茄子と梅干しの冷製マサラ」はこないだお店で食べた風で美味かったわ。
バラッツ!スパイスラボの「イワシのアチャール&カブのアチャール」は謎を解かないといけないからな。

まぁ、ベラベラ喋りながら食っても小1時間でしょ。18時までどうすんの? って感じだけど、東京カリ〜番長と各シェフとのトークが始まったら、これ圧巻だよ。
今日のレシピの話から、業界のこと、各店舗の近況やらなんやら、約5時間しゃべりっぱなしだからね。いや、凄い。
こっちも5時間、座りっぱなしで飽きずに聞いてるんだけど、入れ替わり立ち替わり話が途切れないものだから、これは聞き逃すわけにはいかないって、トイレにも行けねぇよ。
いや、それくらい価値のある話だ、ってことだからな。今日は良かったわ。

肉:田村修司(カッチャルバッチャル)「マトンと大根のカレー」肉:田村修司(カッチャルバッチャル)「マトンと大根のカレー」
チキン:藤井正樹(アンジュナ)「レッドチキンカレー」チキン:藤井正樹(アンジュナ)「レッドチキンカレー」シーフード:諏訪内健(ムーナ)「エビカレー」シーフード:諏訪内健(ムーナ)「エビカレー」野菜:吉田哲平(葉菜)「グリーンラッサム」野菜:吉田哲平(葉菜)「グリーンラッサム」豆:伊藤一城(スパイスカフェ)「打豆干し野菜カレー」豆:伊藤一城(スパイスカフェ)「打豆干し野菜カレー」
肉:沼尻匡彦(ケララの風Ⅱ)「ビーフペッパーフライ」肉:沼尻匡彦(ケララの風Ⅱ)「ビーフペッパーフライ」チキン:増田泰観(シタール)「ケララチキンカレー」チキン:増田泰観(シタール)「ケララチキンカレー」シーフード:田中源吾(デリー)「モーリシャス風タコカレー」シーフード:田中源吾(デリー)「モーリシャス風タコカレー」野菜:柴崎武志(シバ)「ビーツのベジマサラ」野菜:柴崎武志(シバ)「ビーツのベジマサラ」豆:山登伸介(シバカリーワラ)「パンジャビチョレ」豆:山登伸介(シバカリーワラ)「パンジャビチョレ」渡辺玲(サザンスパイス)「野菜の南インド風バジ」渡辺玲(サザンスパイス)「野菜の南インド風バジ」塚本善重(たんどーる)「チキンピクルス」塚本善重(たんどーる)「チキンピクルス」若林剛史(ヘンドリクス)「茄子と梅干しの冷製マサラ」若林剛史(ヘンドリクス)「茄子と梅干しの冷製マサラ」飯塚俊太郎(バラッツ!スパイスラボ)「イワシのアチャール&カブのアチャール」飯塚俊太郎(バラッツ!スパイスラボ)「イワシのアチャール&カブのアチャール」

全部は書けないので、気になったことだけ記しとくわ。

火加減の強弱じゃなくて、鍋の温度をコントロールする話。
鍋に入れた材料を焦がさないようにするには普通火を弱めたり強めたりする訳だけど、次の材料を入れれば鍋の温度が下がるし、差水すれば同じように鍋の温度が下がるだろ。インド人のエキスパートはそうやって鍋の温度をコントロールしてるって話。
鍋の温度とか見た目じゃ判らねぇからな。こういう技は経験の積み重ねでしかないんだろうな。

スパイスの形状と入れるタイミングの話。
スパイスはホールだったりパウダーだったり、スターターで使うこともあればテンパリングして後から入れることもあって、1回の調理の中で幾つかタイミングがある、って話。
それぞれ、香りを立たせるとか、味をつけるとか、色をつけるとか、役割があってそれに応じて使い分ける、って、こないだのカレーラボの話に通じるところがあると思ったわ。
ちなみに、玉ネギをを炒める時に塩を加えると水分が先に出るとか、なるほどね。

メニューを決める時は、自分がやりたいことをやる。それを美味しいと思ってくれる人がいて、お互いが楽しめればそれでいいじゃん、っていう話。
これは今日のハイライトだな。
自分が食べたいものを作る、どんなものであってもそこに共感してくれる人は少なからずいるはずで、その輪をどうやって大きくしていくかってところが商売なんだと思うわ。
自分だけしか食べられないものを作っても商売にはならないし、儲けに走って自分じゃ食わないようなもの作るのもダメってことね。食べ物に限らずな。

最後に、バラッツ!スパイスラボのアチャールのレシピが聞けたのでとても嬉しいんだけど、お店が11月で終わるかもしれないって、ちょっとショックだな。
COMMUNE246のウェブサイトでカウントダウンしてるのってそういうことなの?

やっぱ、カレー屋になるしかないわ。

関係者の皆さん、お疲れ様でした。また次に期待してますよ、っと。