月別アーカイブ: 2014年11月

Maker Faire Tokyo 2014に行ってきた 2日目

MFT2014
Maker Faire Tokyo 2014の2日目な。
この日のトピックに関して書くわ。

デール・ダハティがやって来た

まずは上の画像。真ん中のおじさん誰だか知ってる?
Maker media創始者のデール・ダハティさん。あぁ、ゴメン。俺、知らなかったしこのタイミングにブースにいなかった。

デールさん曰く、

多くのMakerが、自身の活動に見出しているのは「作ることによる自由」だという。Makerの制作するモノの中には、他人には理解できないモノ、何に役立つのか不明なモノもあり、何が出てくるかわからない。しかし、自分だけの考えで自由にモノづくりができることに、意味を見出す人が多い。


だ、そうなんだけど…。
んー、確かに東工大でやっていた頃はそういうのが多かったよね。
ただ、科学未来館に移ってからというもの、年を重ねる毎にイベント自体は大きくなってきているし世の中の注目度も上がってきてると思う。これは来場者を見ていてもそうなんだけど、出展してるMakerサイドでいうと以前のようにとんがった人は少なくなってるんじゃないだろうか。ある意味こなれてきたのか、主催者側のチョイスの問題なのかよく分からないけど、なんか見てて物足りない気はしてるんだよね。

それから、昨日行われたパネルディスカッションの中で、

「子どもは自由にモノを作る。大人になるとアイデアはあっても、それを実現する技術が難しい。そこを極力簡単にすることで増えるのでは」


っていう話があったらしいんだけど、「実現する技術が難しい」んじゃなくて、頭が固かったりよけいなことに捕らわれちゃってるだけなんじゃないの? って思うわ。
むしろアイデアなんていうのは本来経験を積めば積むほど持ってるネタが増える訳だから、自分の中で勝手な制約を作ってるだけじゃないのか。
こどもはそういうリミッターが働かないから、自分の定めた目標一直線で、結果形に残るものになるっていう場面を何度も見てきたぞ。

その場合、大人の役割っていうのは、こどものアイデアに対して制約を設けるのではなく障害を取り払ってあげる、もしくはゴールへの近道をサポートしてあげる、ってことだと思うわ。

リアルな小学校4年生

今回のOtOMOブースではワークショップに来てくれているこどもたちに声をかけて、一緒に参加する子を募ったのだけど、来てくれたこどもたちは小学校4年生。巷では小学校4年生が話題だけど、ウソじゃない本当に4年生。
4年生でもこんな凄いのができるんだよ。

MFT2014 Raspberry Pi Bus MFT2014 Raspberry Pi Bus
Raspberry PiのGPIOにモータードライバーを繫げて2軸をテンキーでコントロールしてる。
黄色いボタンはサーボに繋がっていて押すと旗が動いたり、赤いボタンは行き先の案内が流れたり、よくできてるわ。
モータードライバーは自分でどきプロを読んで調べて、分らないところはプログラミングラボinアカサカで質問したり、サーボの制御はOSCまで訊きに行ったっていうから思わず笑ってしまったよ。えらい。ロボット作るとか云っておきながらいつまでたっても動かせない大人より全然偉いわ。
要は見てくれじゃないんだよね。おそらく彼の場合はRaspberry Piで動くものが作りたい、っていう延長線上にこれがあって、いろんな人に見てもらえたのはとてもよかったんじゃないだろうか。

もう1つ紹介したいのはScratchのプロジェクトで都道府県名を当てるクイズ形式のヤツ。

mMFT2014 MFT2014
日本地図をバラバラにして、クリックするとその都道府県に関する出題がされる。正解すると県庁所在地が表示されるなど、これまたよくできてる。
47都道府県あるからスプライトもそれぞれあって、それぞれ問題と回答を入力して、作るのに4日位かかったっていうから、マヂでこどもの集中力凄いわ。集中力というより忍耐力なのかもしれん。

MFT2014 MFT2014

テレビ東京の取材もやってきてWBS楽しみにしてたんだけど、没になっちゃったのか、別の番組だったのかは謎のまま。

うちの子の場合

MFT2014 Mine Craft温泉MODうちのこどもたちは何をしてるかと云うと、上の子はここ最近は多分に漏れずMinecraftにどっぷり浸かってる。
うちでScratch触ってるのとかほとんど見かけず(本人はちょっとだけやってる、って云ってるけど)うちにいる時はPCの前でブツブツいいながらひたすらMinecraft。
MOD作りが面白いようで、もう親の領域を飛び越えてどっか違うところに行っちゃったらしい。
解る人が見るとウケてる様子。それなりのことができてるようだし、学校の成績も悪い訳ではないのでまぁ、いいか。
来年は受験だけど某公立附属校を目指しているらしいのでがんばってくれ。

MFT2014下は下で相変わらずの超マイペース。周りからは「大器晩成」とかいわれるけど、あまりにもマイペース過ぎる性格で心配だわ。
うちの中では彼だけが外交系の様で、相手が誰だろうが自ら飄々と行くところは評価してあげたい。
OtOMOのワークショップやこういうイベントも一緒については来るけど、自分でなにか作ろうとかいうのは全くないらしい。でも、こうやって知らない人に説明したりするのは嫌いじゃないようで、話してるのを後ろで訊いてると割と的を得たこと云っててビックリするわ。

と、うちは基本放し飼いなのだけど、それぞれの道を着実に進んでいるようなので、そういう意味での心配はしてないが、何時までつきあってくれるのかなぁ、とマヂに考える今日この頃。
結局のところこどもがどう育つかと云うのは環境次第だと思う訳。
躾とか、あーしろ、こーしろということではなく、それぞれの家の歴史と文化があるのだと、ここ最近強く思うのね。
いろいろな個性、性格があって何もできないということはないと思うのよ。他の子と比べて成績が良いとか悪いとかそんなのはたいした話じゃないよ。
親の親としての役目はこどもに色々な経験を積ませてあげるのと、よいところを潰さないように導いてあげることだと思うわ。

Makeの話からはちょっとずれたけど、まぁ、そんな感じ。

あとはPcDuinoが営業に来たり、OtOMOブースに2日間で1300人を超える人が来たり濃い2日間だったよ。
今は自分自信のアウトプットをしないといけないよね、と自戒の念にかられてる。

MFT2014 PcDuino MFT2014 来場者カウンター

Maker Faire Tokyo 2014に行ってきた 1日目

Maker Faire Tokyo 2014
まぁ、云わなくても分るわな。今日はMFTだ。
今回から会場が東京ビックサイトだよ。また遠くなっちゃったよ。

2014年はOtOMO温泉

MFT2014今年のOtOMOは「OtOMO温泉」だよ。なんか苦し紛れなタイトルっぽいけど、開けてみたら一昨年の「キリンタワー」去年の「スクラッチンドン屋」に負けずとも劣らずクオリティの高さでてビックリしたわ。
OtOMOのワークショップに来てくれるこどもたちも確実に世代交代が進んでるよね、って思うわ。だいたい、彼等はドリフを知らないんだ…。

ただいま準備中

MFT2014今日は一般来場者の会場が12時で午前中は準備ね。
広いね、ビックサイト。未来科学館は会場が細切れになって、やる方も見る方もちょっとやりづらい部分があったと思うので、そういう意味ではよかったね。
午前中の準備の段ではこんなにスッキリだったのよ。

隣ではリアルにメイク

MFT2014すぐ隣では、リアルにメイク始めるお姉さんがいて「へ?」って思ってたらゾンビママっていう人たちだったわ。

伝説のアクリルロボット

MFT2014 三井康亘オーム社のブースでは「アクリルロボット工作ガイド」を見つけて速攻購入。著者の方もいてサインもらった。
これはその昔、小学生だった頃に「アクリルロボットの工作」 (1977年) (ホビーテクニック)っていう本があってリモコンで動くロボットを作りたかったんだけど、その当時はギヤボックス入手するにも今みたいに簡単じゃなかったし結局作れなかったんだよね。なのでリベンジしなくちゃいけない。

社長自ら店番

MFT2014 明和電機その脇では明和電機。社長自ら店番。午後にはライブステージもあったけど、凄い人集りでもじゃもじゃのところしか見えなかった。
工員としてやっとてもらえないものだろうか。いや、マヂで。

クリンゴン艦カッコいい

MFT2014 今江科学毎回注目している今江科学さん。
今年はえらくリアルな作り物でうっかり素通りしてしまうところだった。
クリンゴン艦カッコいい。

ハンダスペース

MFT2014 ハンダスペース今年は「ハンダスペース」なるものが設置されて、誰でも好きに半田付けできるようになってたんだけど、イマイチ活用されていなかったのでちょっと残念。
アレは、設置場所が悪いのと、そういうスペースがあることが認知されていないんじゃないだろうか。

ヒゲキタ3D

MFT2014 ヒゲキタプラネタリウム毎回外せないヒゲキタさんのプラネタリウムドーム。
「ニコプラネッツ」と「ヒゲキタ3D」というのを交互にやってるんだけど、絶対に「3D」の方を見るべき。

その他、気になったブースはが像だけ張っておくので、明日行く人は見てみてね。
MFT2014 MFT2014 MFT2014
MFT2014 MFT2014 MFT2014
MFT2014 MFT2014 MFT2014

本日の来場者650人

MFT2014なんだかんだ、今日1日でOtOMOブースに立ち寄ってくれた人は650人という結果。

最後に、今日購入した本2冊と帰りに大井町で食べた永楽のラーメンと餃子。
明日もがんばりませう。
MFT2014 大井町 永楽 ラーメン 大井町 永楽 餃子

小学校でScratchやってきた 2014年度6回目

プログラミングラボinケイヨウ

8歳の壁

今日は音楽会。
学芸会と音楽会を1年おきにやっていて今年は音楽会の年な。
オープニングは教員による合奏で、これは微笑ましいと云うか、見てる方が恥ずかしいと云うか、時間のない中でどの位の練習ができたのか、まぁ想像はつくのだけど、小学生とどっこいのレベルだということは間違えないわ。w
1-2年生に関しては「かわいいわね」ってことでよいのだけど3年生から上になると「おっ」って感じで、やっぱりここは1段階上がるところがあるのだろうね。

Scratchでも音楽会

音楽会のことを意識してた訳ではないのだけど、今日のお題は「音の出るなにか」を作ろうって事ね。
今日の参加者は申し込みが10組で内4組が初めて。初めてと云っても授業でいじってはいるのでRaspberry Pi触るの初めてとか、Scratchやったことない、とか云うことはないんだけど、1-2年生も4組いるしどうやって進めるか悩んだわ。
とりあえず音が出るものを4つ用意して反応を見てみることにしたんだけど、のっけから壁にぶつかったわ。
1.4で作ってはいたんだけど、いざ、Raspberry Piで動かしてみたら凄く重たくて、当初考えていた通りには動かなかったのは失敗。
同じ環境でチェックしておかなくちゃいけないよね。
一通りデモして「どれがやりたい?」って聞いたら、一番反応がよかったのが、ねこがぐるぐる走る軌道上に色分けしたスプライトを置いてそれぞれ違う音がでるヤツ。
これなら、1-2年生でもドラッグ&ドロップだけでほぼほぼできるのでよかったわ。

サンプルプロジェクト

今日の反省点

ほとんどの子がねこが「にゃー」って鳴くのは知ってたけど、他の音が出たり、音階がだせたりするのは初めてだった様子。
「〜のドラムの音を鳴らす」「〜の音符を鳴らす」「楽器を〜にする」というのをこれも一通りやって分ったんだけど、「ドラム」の中には選んだメニュー通りの音が鳴らないのがいくつかあって「楽器」の方も楽器を換えることができなかったわ。
そんなの事前に調べておけよ、って話なんだけどごめんなさい。
音が鳴らないんじゃないか? って云う疑問もあって、学校の環境で音が出ることは確認してあったんだけど、んー、詰めが甘かったわ。

本日の成果

初めての参加者もいるので、ねこの動かし方を「10歩動かす」のブロックのところからやってだいたい1時間。ちょっと休憩を挟んで、別のスプライトに当ったら音を鳴らすというところまで30分。その後は好きにやってね、状態ではあったけど、いつもなら一番最初に飽きて投げ出す女の子が最後まで粘っていたのと、こどもと一緒に来たお父さんたち(1人はおじいちゃん)がとても深く興味を示していたのが今日の成果。
いつもふざけてばかりに見える5年生もそれなりのものができるようになったし、家でもやってるのかと思ったら、学校でしかやってないって云うし、そういう意味では俺の満足度はそこそこ高かったわ。
俺の満足度よりこどもたちの満足度上げなきゃいかんのよね。

12月は当初の予定を繰り上げて12月早々にやることになりそうなので、早めにネタを仕込まねば…。

今日できた作品はこちら

プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ
プログラミングラボinケイヨウ プログラミングラボinケイヨウ

カメ池近況

ちびカメ

11月だっていうのにカメが孵った

11月だっていうのに、ふと外見たらちびカメ歩いてたわ。
実は2匹週間前にも見つけて、うわー、この時期にでるかーと思ってたんだけど。
庭を掃いたばかりできれいにしてたからよかったけど、葉っぱとか落ちまくってる時に歩いてたら踏んじゃいそうで、この時期は気にしないといけない。
本来なら、来年の春に暖かくなってからでてくるヤツ何じゃないかと思うけど。一昨年ぐらいにもこの時期に3匹見つけて、その年の秋は暖かかった覚えがあるけど、気温とか甘い関係ないのかなぁ。
ちびカメ ちびカメ
これ、3週間前に見つけた2匹な。左の画像はそのとき見つけたヤツと今年の春に孵ったヤツのうち一番小さいのと一番大きいヤツ。
孵ってすぐはだいたい500円玉ぐらいで、半年経つとほぼ倍になる。この後はもうえさも食べないので春までほぼこのままかなぁ。
そんな訳でカメ池の近況報告。

カメ池近況

カメ池カメ池は改修工事の後は大きな問題もなく、金魚も鳥に捕られることなく順調に大きくなってる。
なんちゃってフェンスが未だにそのままなのはちょいと問題何だけどやってる暇ないのよね。

ポンプ崩壊のお知らせ

エーハイム1250ポンプがまた壊れた。
カメ池の濾過用に使っているポンプがエーハイムの1250って云うヤツなんだけど、確か今のヤツは2台目でカメ池つくってからづーっと同じの使ってるからもう10年以上継続でやってるってエーハイム素敵だよ。ドイツのメーカーって云うのはそういうところがいいよね。とはいってもインペラーだけは消耗品で年中回しっぱなしだからしょうがないんだろうけど2年に1回ぐらいはすり減って壊れてパーツだけ買い替えてる。
9月の終わりに新しいのに交換して、その後掃除もせずにひと月まわりっぱなしで快調、快調と思ってたら2-3日前に水が回ってなくて、あぁ、やっぱり掃除しなくちゃダメか、と思ってたんだけど開けてみたらインペラー崩壊してた。orz
えー、ひと月しか持たないのかよ…。
BRAUNなんかもそうだけど本体は壊れないけどシェーバーの替え刃とかインペラーみたいな消耗品のクオリティは以前に比べると精度が落ちてる様に思えちゃうところがちょっと残念。

最近の定位置

クサガメ外のカメ5匹は放し飼いでこの時期は庭の隅の植木の根元が定位置。真夏以外は池の中か、ここのどちらかにいる感じ。

トロフネ近況

クサガメ家の中で飼い切れなくなったサイズはとりあえず外のトロフネに引っ越し、手のひらくらいのがこの中に8匹いるはず。見事なグリーンウォーターwで底まで見えず。これにも濾過装置が必要だよね。問題は電源を何処から取るかだな。

ここ2-3年のヤツ

クサガメ家の中にいる、ここ2-3年のヤツ4匹。1匹だけ小さい容器に入ってるのが去年孵って驚異的に大きいヤツ。他のより1.5倍ぐらい速いスピードで大きくなってる感じ。こいつ等は1日中バタバタ動いてるけど餌はもう食べない。もう少しおとなしくしてた方がいいんじゃないか?

今年の春に孵ったヤツ

クサガメ今年の春に孵ったヤツ。何匹かはもらってくれる人を捜して里親に出して今残ってるのが10匹。
里親の件はまだたまに問い合わせがあるけど、こいつ等はもうえさも食べないしほとんどじっとしてるだけなので里親募集はもう締め切り。また来年春になったらな。
前述した様に大きさに大分差があって一回り違うんだけど、小さいくても餌の量がそれほど違う訳でもなく、痩せてる訳じゃないので別に心配はしてないよ。

この秋に孵ったヤツ

クサガメで、この秋に孵った3匹。まだ水だけにはしないで、湿らせた水苔の中に入ってる。このまま冬越せるのかなぁ?

で、一体全部で何匹いるの?

という訳で、家の中に13匹、外に13匹だから全部で26匹いるのか…。
もう餌も食べないし、餌食べないから水も汚れないから来年の春までこのまま放置なんだけど。いや、自分でもビックリだよ。