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小学校でScratchやってきた 2015年度1回目

プログラミングラボ in ケイヨウ
今年もやるよ。年度が変わって1回目な。
なんだかんだ、3年目に突入だよ。
昨年度の1年間はプロパーの授業でもRaspberry Piが導入されたり、通常の授業の中でもScratchを使ったりと、大きな波が来た訳だよ。
その波に乗りつつ、3年目に突入するんだけど、今年度を始めるにあたり何の「意義」があるのか考えてみた。

そもそも何のためにやるのか?

うちのこどもたちは小学校の3年生ぐらいからScratchをやり始めて、OtOMOのワークショップやMakeやらなんやらを経験してきた訳だけど、世間一般に云われる「論理的思考」が着いた、っていうのは事実だわな。
そこに辿り着くまでの経緯は前にも書いているのでここでは省略するわ。そういうものがある、っていうことに気がついたのはまさに偶然だったけど、良い結果になった、と云うか、まだ向かってる途中だとは思う。
たまたま、うちのこどもは噛み合っただけかもしれないけど、そういうものがある、ってことは多くのこどもが知るべきなんじゃないかと思うし、1人の大人としては色々な可能性があることを知ってほしいのね。
なので、「プログラミングを学ぶと理論的思考が身につきますよ」とか、そういうことではなく、1人でも多くの子に「機会を与えてあげたい」と思ってるのよ。来るものは拒まず、ってことな。

これまでの課題

これまでやってきて一番の課題はマウスの操作もおぼつかない1年生から6年生までを一緒にやる、何回も来てくれてること、初めて参加する子を一緒にやる、っていうところで、低学年の子なんかは1時間もしたら、何をやってもたいてい飽きちゃうし、それなりに出来る子達は、好きなこと始めちゃうし(まぁ、それはそれでいんだけど)レベルの違うこどもたちを同じ課題で取りまとめるのは非常に困難だ、ってことなんだよね。(そういう意味においてはMinecraftは神だわ)
かといって、課題を設けない、っていう乱暴なやり方もしてみたけど、どうもしっくりいかないので、レベルごとに区切るしかないのかとは思うけど、参加資格を設けるのは当初の理念から外れるよね、って思ってる。

いろいろ悩んだ挙句、今回に限っては3年生以上に制限を設けさせてもらって、さらに人数も絞って告知したんだけど、蓋を開けてみたら募集に対して1.5倍の申し込みがあって、当初の予定通り一部はお断りをすることもできたんだけど、結局全員受け入れることにしたわ。

今日は何やるの?

今日はMinecraft禁止だぜ。(Minecraftやらせろ、ってうるさいのは相変わらず)
で、何をやったかって云うと、昨年度1年間の授業やこの活動を通して基礎的なRaspberry Pi、Scratchの使い方は解ってるってことで、Scratch GPIOを使ってLEDを光らせる、っていうのをやってみた。
ブレッドボードやジャンパーワイヤ、LEDなどの手配の都合もあって、人数を制限しなくちゃならない、っていうのもあったんだけど、その辺はなんとかギリギリ手配がつけられたわ。

Scratch GPIOでLEDを点ける

最初に、ブレッドボードやLEDの説明をしてから、ブレッドボードにLED、抵抗をさして、GPIOと繋ぐのだけど、このあたりの順番はもうちょっとやりようがあったなと反省。

とりあえず、3.3VとGNDを繋いで、LEDを点けてみる。ここまではわりと順調。
次に、タクトスイッチをかませて、押せば光る、っていうの。
3番目に1番ピンを11番ピンにつなぎかえて、Scratch側でON、OFF。この辺りから遅れる子が出始める。やっぱりキーボードからの入力はボトルネックだわ。
続いてPWMでLEDの明るさを変える、っていうところまで来ると、きちんとできる子と、なぜか動かない子がでてきて、今日はここでタイムアップ。
この後、スクリプトでLEDの明暗を変えたり、Scratchへの入力までやる予定だったんだけどね。
PWMが動かない子の対応に追われている間、理解の早い子は勝手にどんどん進んでて、複数のLEDを光らせたり、スクリプトを書いたり、できる子はできるんだよね、って当たり前か。まぁ、手書きのインチキっぽいドキュメントでもそこまでできるのか、って感じ。

次回もこのパターンでダンボールインターフェイスやってみよ。
そんな感じで1回目終了だよ。
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ
プログラミングラボ in ケイヨウ プログラミングラボ in ケイヨウ

Scratchワークショップに行ってきた 2015年4月編

OtOMO Scratch workshop

午前中は戸越銀座

今日はダブルヘッダーだよ。
今日はOtOMOのワークショップに行ってきたけど、その前にもう一つScratch関連のイベントがあったのね。
プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング」というイベント。

プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング プログラミングカフェ おとなとこどもと街角プログラミング
街中のカフェでお茶しながらScratchで楽しくプログラミング体験しましょう、というイベント。
参加者は小学生から大人まで、昨今話題のプログラミングってどいういうことよ? ゆるーく始めたい、交流したい、っていう人には丁度良いと思うわ。
「4つのクリエイティブP」で云うと「Peers」と「Play」だな。
GWにも開催の予定があるとのことなので、お知らせしておく。

午後は三軒茶屋

戸越銀座のイベントが終わって、その足で三茶へ移動。
OtOMOのワークショップは前回お知らせした様にしばらくは寺子屋、ってことだからね。
今日も半分は知ってる顔だし、こっちはこっちで別の意味でゆるくやる感じ。
とは云ってもね、レベル高いのよ、これが。
Kinectやアーテックブロックは持ち込むは、弾幕系シューティングゲームや3Dなどなどよくやるよ、本当に。
こっちは「Project」と「Passion」って感じか。

OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop
OtOMO Scratch workshop OtOMO Scratch workshop

4つのP

さてさて、ここで話題になってる「4つのP」とは何よ?
4月の頭にScratchの開発者であるMITメディアラボのミッチェル・レズニック教授が来日して公演があったのね。
その中で出てきたのが「クリエイティブな思考を育む4つのP」という話で、

  • Project
  • Peers
  • Passion
  • Play

の4つのキーワードの話な。
この話は色々なところで取り上げられているので、もっと詳しく知りたい人はググってね。
主だったところのリンクだけ貼っとくわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2015年3月編

OtOMO Scratch Workshop
OtOMOのワークショプに行ってきた。
今回から、いろいろなことが大きく変わったのと、激動のこの1年半ぐらいのことも含めてちょっと書いとくわ。

この1年半の出来事

一昨年の10月の終わりに「コンピューターに親しもう」っていうプログラムがGoogleとCANVASから発表されてからというもの、それまで少しづつ盛り上がってきたこども向けのプログラミング教育(OtOMOが「教育」に注力してるわけじゃない、ってことは一応断っておく)が一気に火がついた感があって、OtOMOだけに限らず、いろいろなところでワークショップや教室の類が増殖してるのはみんな知っての通りなのだけど、この1年半の間は、個人的にもOtOMOだけじゃなくて子供の通う小学校では全校児童にRaspberry Piが配られ授業に用いられたり、この授業とは別に月一でプログラミング教室をやったり、CANVASさんのプログラミングラボを手伝ったり、休みの日は何かしら予定が入ってるっていう、とにかく忙しいのよ。
毎週行ってたプールもしばらく行ってないし、カレーも作ってないじゃん。

今後の方針

OtOMOの他のメンバーももちろん、それぞれがいろいろな活動をしていてPEGプログラミングラボを書いたり、俺以上にいそがしいわな、そりゃ。
まぁ、ちょっとしたきっかけでOtOMOの活動自体も大きく舵を切ることになって、ウェブサイトも新しいものが立ち上がったし、ワークショップの募集の方法も変わったりして、もちろんワークショップの中身自体も今までのように毎回お題を決めてやるという事はしない、ってことなんだよね。
で、3月はその1回目で「寺子屋」的にそれぞれが自分の課題を持ってきて取り組んでください、初心者には基本的なことは教えますよ、ってどっかで聞いた感じなんだけど…。

今日のところはソフトランディング

10名の募集の所、土壇場のキャンセルがでて9名の参加だったのだけど、蓋を開けてみたらほとんどがこれまで参加してきている所謂上級者、だな。初めて参加の子はScratch自体もほぼ初めて触るような感じ。
所謂上級者たちは自分のやりたいことが明確になっているので問題無いと思うわ。初めて参加してくれる子や、何をしたら良いかわからない子には「本日のおすすめ」てきなカリキュラムを用意しておいたほうが良いよな、と思ったり。

先日のプログラミングラボ in アカサカがある意味衝撃的で、「なんだ、できるじゃん」って。
ただ、アカサカも最初からあんな風にうまくいってた訳じゃない、って話もあるので、徐々に良い方向へ向かえば良いよね、ってことで、今日のところは。
あぁ、それから「OtOMO+」っていうプログラミングよりもどちらかというとハードウエアというかFabぽい活動も始まるらしいので、このことは追い追いな。

Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた
Scratchワークショップに行ってきた Scratchワークショップに行ってきた

プログラミングラボinアカサカに行ってきた 2015年3月編

プログラミングラボ in アカサカ
プログラミングラボinロッポンギに行ってきた。
会場はin アカサカなのになぜか本郷の東大、福武ホール。まぁ、細かいことは気にするなよ。
やっとアカサカにも参戦したけど今回が最後だよ。

あのね、ここには俺がやりたいことがあったよ。小学校でもこういうことがしたいんだよ、本当は。
でも、そうするには切り捨てないといけないことも出てくるしハードル高いわ。どうしよう?

CANVASさんのプログラミングラボ、オチャノミズ、ロッッポンギ、アカサカとそれぞれ1年間走って、この3月で一区切りなんだよ。
初心者が対象のオチャノミズ、中級者が対象のロッポンギはScratchでのプロジェクト作成がメインだけど、アカサカではRaspberry Piが参加者全員に配布されて、ScratchだけじゃなくてMinecraftだったりPythonをやってる子もいれば、Rapiroや自作のロボットを動かしてる子もいて、それぞれが自分のやりたいことに取り組んでるのね。
毎回何かテーマがあって、ファシリテーターが「教える」っていうスタンスじゃないから、分からないことがあれば、何ができなくて、どうしたいのか、ってことをきちんと相手に説明できないといけない。そういうコミュニケーションを取るための場所にもなっているし、自分が取り組んでいることを発表する場所でもある訳よ。
そりゃ1年やったら鍛えられるよ。
小学校の3-4年生でも、やる気があればここまで出来るのね、っていうとてもいいサンプルだわ。んー、もっと早くから絡んでおきたかったわ。

レゴ製モニタ、キーボード一体ケース 自作ロボット
RapiroをScratchで操作 リモコンタンク
ラズパイカー ScratchをAndroidでコントロール

参加回数によって若干のレベル差はあったけど、それぞれ自分のやりたいことに向かって真剣に取り組んでるって、すごいなこども。
プログラミングラボ in アカサカは今回で終わりってことだけど、これと同様の活動を引き継ぐってことにどうもなりそうなので、まぁ、4月以降も忙しいってことだな。
関係者の皆さん、お疲れ様でした。
こどもたちはここで学んだことはとても良い経験になったと思うので、この先もそのことを生かしてほしいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度9回目

プログラミングラボinケイヨウ

またしてもMinecraft大会

んー、またしてもMinecraft大会になってしまったよ。
2月に予定はしていたのだけど、諸事情により直前になってキャンセルになってしまったので今年度は今回の9回目で最後だよ。
まぁ、相変わらずのグダグダ運営な訳だけど、今回は石原さんを招集してScratch2MCPIの事を話してもらおうというのは当初からのプランで、ただ、「Minecraftやりますよ」という告知はしなかったのね。
それでも13組の申し込みと、当日追加の計14組の参加とまぁまぁの状況。うち4組が初めての参加というのがどう出るかな? とは思ったけど、後述するが全くもって問題なかったね。

プログラミングラボinケイヨウ学校で使っているRaspberry PiにはMinecraft Piはインストールされているけど、表には出ていない状態で、それでも在処を知っている一部のこどもが放課後とかにやっているのは周知のことで、学校には事前にこういうことやりますけどいいですよね? と断りを入れておいた。
なんだけど、昨日の夜になって、Scratch2MCPIは入ってるのか? って思って、入ってなければ学校のサーバーから落として貰えばいいか、って考えてたんだけど、石原さんに確認したらインターネットにつながった環境じゃないとインストールできないって。なもんだから、最悪iPhoneのテザリングでやるか、って話になったんだけど、一応阿部さんに聞いてみたら、「表にはなってないけど入ってるはず」ということで今日の午前中に確認しに行ったわ。

「マインクラフト」日本の小学生にブームの兆し

Raspberry2MCPI先生からRaspberry Pi借りて確認したら阿部さんの云う通り入ってたわ。
起動してどんなものかなーといじってたら、休み時間にやってきた1年生に「うわっ、なんでMinecraftやってんの?」「僕にもやらせて」とか云ってあっという間に奪われてしまったよ。挙げ句の果てには奪い合いまで始まる始末だ。

仮想世界の中で冒険やもの作りが自由に楽しめるゲーム「マインクラフト」(Minecraft)が日本の小学生の間でブームの兆しを見せている。

って記事が10日ぐらい前にあったけど、ここでは兆しどころかがっつり浸透してる訳だ、これが。
それがいいのか悪いのかは置いておいて単純にMinecraftスゲーって話なんだよね。

「2Dから3Dへ」

Scratch2MCPIまぁ、今日のメインは石原さんのScratch2MCPIにお任せするとしてだ、そこまでの道筋はこちらで用意しなくちゃいけないだろ、ってことで「2Dから3Dへ」っていう強引なこじ付けで、Scratchで図形を描いてもらおうと。これまた、1年生もいるし、ネコ動かすところから説明しなくちゃダメだよね、って思ってたんだけど、ここは想定外にみんなサラリとこなしてこの活動も、学校の授業も1年積み上げたものは伊達じゃねぇな、って改めて思ったわ。
とはいえ、内角の和は360度なんだよ、とか云ってもやっぱり1−2年生には伝わらない訳で、もう誰でも来い的募集は厳しいのかな、とも感じてる。

今年1年の感想

プログラミングラボinケイヨウ今年度の最後ってことで、今日来た子たちに、今年1年の感想とこの先どうしたいか聞いてみたけど、これに関しては残念ながら、こうバシッとしたものは無かったわ。これは1年間のゆるくてグダグダの運営の後に、結果として形に残るものは無かった、ってことなんだろう。
ほぼ毎月、年会9回の開催で延べ100名を超える参加者がいたっていうのはよかったと思っているので、来年度は「Minecraft禁止宣言」もしたし、もうちょっと精度を上げるのとLED光らせたり、GPIO使ったりといったことにも挑戦してみるかってことで、とりあえず今年度の締めくくりとするわ。

Scratchワークショップに行ってきた 2015年1月編

OtOMO Scratchワークショップ
昨日も小学校でScratchやってきたけど、今日も三茶でOtOMOのワークショップだよ。
今回も豪華2本立て。まず1つ目が「iPadでScratchプログラミング
もう1つが「なんとなくフラクタル」な。

iPadでScratchプログラミング

OtOMO Scratchワークショップこちらはピョンキーを使ってのワークショップね。
ピョンキーはScratch1.4をベースにiPad上で動くようにしたやつね。見た目も操作方法もScratch1.4とほぼほぼ変わらないし、タブレット状で動かせるっていうのはよりお手軽でいいよね。
ワークショップ自体は阿部さんの進行なので、こちらは手出しするところはないよ。

なんとなくフラクタル

OtOMO Scratchワークショップ なんとなくフラクタルまぁ、分かる人にしか解らないタイトルだよね。今読むとだいぶ甘酸っぱい内容だと思うけど芥川賞候補だからな。最近続編が出たって聞いてなおさらびっくりだよ。

フラクタルを定義する際の問題には次のようなものがある。


「不規則すぎること」に正確な意味が存在しない。
「次元」の定義が唯一でない。
物体が自己相似である方法がいくつも存在する。
全てのフラクタルが再帰的に定義されるとは限らない。

実際にワークショップに参加したこどもたちにはこの辺りの概念はちょっと難しいよね。ペイントツールでお絵描きじゃなくって、数学的に描くって感じは伝わったのかな?
個人的にもとても興味のあった内容だよ。
いろいろな図形がどうやって成り立っているか、まだ学校で習っていない子にはとてもいい勉強になっただろうし、図形の授業をやった子にとっても理解を深めることのできるとてもいい内容だったよ。
ゲームばかりじゃなくてこういうのに興味を持つこどもが増えると、日本の未来も面白いことになると思うんだけどねぇ。

otomo_scratch_workshop_20150125-06 otomo_scratch_workshop_20150125-05
今日参加してくれたこどもたちは小学校の低学年の子が中心だったけど、彼らはすごいわ。
小学校でやってると、1−2年生はどうやっても1時間ぐらいしか集中してられないけど、中にはものすごい集中力を発揮する子がいて、普通のこと何が違うのかな? と考えることが多いけど、やっぱりその家の環境に左右されることが大きいんだろうと言わざるを得ないわな。
だからと言って、皆同じ環境にぶち込んだとしても同じようにはいかないだろうしねぇ…。
このネタはちょと頂戴して、今度の小学校でもやってみたいわ。

小学校でScratchやってきた 2014年度8回目

プログラミングラボ in ケイヨウ

今年初めてのプログラミング教室

年が明けて今年初めての小学校でのプログラミング教室な。
12月はスケジュールの都合で授業のない日の開催にしたら、全然人が集まらなくて「なんだー」という感じだったのだけど、今日は12組の申し込みとまぁまぁだね。
最終的には2組欠席で10組、うち3組が初めての参加で、1組が1年生、残りの2組が3年生という状況。

始まる前からヘロヘロだよ

これは全くもってこちら側の都合だけど、年明け4日が仕事始めで、この3週間の間休みが1日だけというクソみたいな状況でヘロヘロな訳。ネタを練る時間もなくなんとか告知だけはしたという感じ。
そんなグダグダなまま始まったけど、顔のわかっている子たちはとりあえず自分がやりたいことが分かっているので「わからないことがあったら云ってね」ととりあえず置いておいて、初参加の3組に集中。
まぁ、初めてと云ってもRaspberry PiもScratchも受業で何度も使ってるので、放っておいてもRaspberry Pi繋げて、Scratch立ち上げてサーバーに入っているプロジェクトを開くとか普通にやってるのでここまでは楽チンだよ。

プログラミングラボ in ケイヨウ3年生の中では夏休みの自由研究でScratchで作ったゲームがフューチャーされているらしく、2人ともそれに近しい物が作りたい様子で、自分たちで考えるというのでしばらく手出しぜずに見てたけど、変数とかメッセージとか普通に出てきて、「ほほー」って思ったわ。
これは彼らが優れているのか、今年度の学校の取り組みの成果なのか、後者だとしたらそれはそれですごいことだよね。

結局何が重要なのか

プログラミングラボ in ケイヨウ1年生の女の子もなんだかんだよくできたし、キーボードからの入力ができるっていうのがよかったわ。
Scratchでゲームを作るっていう作業はまず最初にゲーム全体のストーリーを考えられるかどうかが一番重要で、いろいろ見てきたけどできる子は最初にどうしたいか明確になってるんだよね。
もちろん、やりながらいろいろなアイデアが湧いては来るんだけど、はじめに何をどうしたらいいかわからない子は全然前に進まない。
今日来てたこどもたちはそのあたりが割と明確になっていたので、ノープランな内容でもあまりグダグダにならなかったのは助かったわ。本来やりたいのはこの延長上にあると思うんだけど、その反面、来るものは拒まずという体制をとるには、誰が来てもとっかかりになるネタを常に用意しておかなくちゃいけないと、自戒を込めて記しておくわ。
今年度は2月と3月それぞれ1回ずつ予定しているし、来年度どうするかも考えないとね。

バーチャル鬼ごっこ

そんな訳で放置していた5年生はいるの間にかMinecraft始めて、何やってんだよって思ったけど、3人でMinecraftの中で鬼ごっこしてんだよね。
放課後のメディアルームを開放している時間もMinecraft目的に来る子が結構いるらしく、あれ、サーバーどうなってんだろう?
おまえら鬼ごっこ、外でやれよ。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

OtOMO Scratchワークショップ

LEDテープでイルミネーション

えーっと、11月はMFT2014があったのでいつものワークショップはお休みだったので2ヶ月ぶりな。
あぁ、今日はScratchじゃなかったわ。今日のお題は「12月定期ワークショップ"自分だけのイルミネーション"づくり」ってことで、ともさんのところのLEDフルカラーテープをなのぼ基盤をごにょごにょしたヤツとArdublockで制御しよう、ってことね。
ともさんのハードウェア系のワークショップはちょっと俺の範疇を超えているので黙って見てるだけ。
普通に応募してくれた5名とよく参加してる"上級者"5名+大人1人の6名の2チーム構成。
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編色の概念というか、値に置き換えた時にどうなるか、みたいな話があって、こどもには難しいだろ、と思ったけど、こういうのは重要だと思うし中には理解できてる子もいる様子。

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編こっちはArduino云々の話。

実際にどうやって光らせるのかっていうのはちっちゃいものくらぶのサイトにしっかり書いてあるのでそっちを見てね。
こどもたちとワークショップの様子はこんな感じ。
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編
Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編

おっと、光ってる画が何もないじゃないか。
言い訳する訳じゃないけどね、今日、とても印象的だったのは大人の行動。

そろそろ大人の底力を見せないといけない

Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編 Scratchワークショップに行ってきた 2014年12月編
大人の参加者が居たり、保護者以外にも科学未来館のスタッフや学校の先生、研究者の方などいろいろな人が来たのと、そうした人と保護者とが何やら深い話をしたり、今までとはちょっと違う雰囲気だったわ。
OtOMOのワークショップはこどもよりも大人が先に情報を収集してこどもに「こういうのがあるけど行ってみない?」的なのが多いのではないかと勝手に思っているのだけど、それ以前にMindstormsに触っていたりだとか、こどもから親に対してプログラミングやりたいとか、ロボット作りたいとか、そういう要望があがっているらしく、以前とは流れが変わってきたのかね?
ここ最近のこどもとプログラミング教育みたいな話の盛上がり方からすれば、そんなに不思議な話でもないのかもしれないけど、お母さん中心ていうのは、こどもへの関心が父親より母親に偏ってるってことなのかなぁ、とか。

ワークショップの後は、MFTの反省会も含めてミーティングがあったのだけど、何かしら形にしないと行けないよねー。って感じで、来年のMFT目指してコツコツとがんばるわ。そろそろ、大人の底力を見せないといけないか。

小学校でScratchやってきた 2014年度7回目

プログラミングラボinケイヨウ

今日はプライベートレッスン

小学校でのプログラミング教室、今年度の7回目。
いつもは月に2回ある土曜日の授業日の午後にやっているのだけど、12月はタイミングが悪く授業日でない学校が休みの日の開催だったのね。
それと、いつもお手伝いしてもらっている石井さんと話をして、「大人だけ」の回をやろうとなったのよ。
なので本当なら、午前中は「大人だけ」午後にいつものように親子、というダブルヘッダーの予定だったのだけど、募集を締め切ってみたら、大人の申し込みが1名、こどもは2組という、これまでにない応募人数の少なさでちょっと萎えた。
スケジュールの調整が上手くいかず、募集期間が短かったことと、学校が休みの日というのが原因だと思ってるけど、まぁ、皆年の瀬で忙しいっていうのもあるか。
大人の1人っていうのは内輪の人でもあったので、申し訳ないが「大人だけ」はキャンセルすることにした。
で、午後にこどもだけ、それも2組だけなので、「動くクリスマスカードを作ろう」って告知してたけど、こりゃプライベートレッスンだよねって感じ。
そしたらさ、片方の参加者から当日になって体調不良の連絡があって、本当にマンツーマンになっちゃったわ。
そんな訳で今日は1年生の男の子とそのお母さん、もう1人突然参加表明の5年生というメンバーな。
まぁ、2人しか来ないって時点でやりたいことやらせてあげよう、って思ってたし、以前に反応の薄かったGPIOでのLチカとかセンサーボードとかも用意して、空いてしまった午前中からサンプル作ったりそういう意味では万全の体制だったのだよ。

「今日は1人だけだから好きなことやっていいよ。何がしたい?」って訊いてはみたものの、やっぱり1年生だとアレしたいコレしたい、っていう感じはなく、もともとおとなしい子なのだとは思うけど「んー」とかいいながら1人で黙々とやってたのがこれ。

このあと、お母さんの「雪降らせようよ」という声を無視してそれぞれのスプライトが動くようにしてたのだけど、ゴメン保存されてなかったわ。
これに関しては何も手出しせず黙って見てたのだけど、1年生にしては解ってる感じだった。

一方、お母さんが作ったのがこれ。

お母さん「私もやっていいですか」というので予備のRaspberry Piでやってもらった。
今思えば、どうやってやるとか、そういうこと何も云わなかったし、基盤がどうのこうのって話してたから、そっち方面の仕事をしてるのかな?

男の子は上のヤツを作ったあと、ゲームが作りたいというのでPONを作ることに。
1年生にしてはなかなか筋がいいというか、賢いんだろうね。座標の話とか”-“の値に関してとかも割りとすんなりと理解してるみたいで30分位でここまでできた。

これまで、1-2年生に関してはキーボードからの入力もマウスの操作もおぼつかない状態でScratchは難しいんじゃないか、って思ってたけど、今日みたいにがっつり取り組めばそこそこできる子もいるんだな、というのが今日の成果。
多分彼の場合、他のこどもに比べても興味の度合いが深いし、理解も早いとは思うけど、こういう子には深く関わって行きたいと思う。

Minecraftは偉大

プログラミングラボinケイヨウとはいえ、やはり1年生、1時間はがんばったけどさすがに飽きてきた様子だったので、ブレッドボードとLEDだして、Scratchから点けたり消したりできるんだよ、って見せてみたけどこれには食いつかず。
隣で5年生が始めたMinecraftに興味津々で「やりたい」って云うのでやらせてみることに。
んー、Minecraftやり始めたらもの凄い食いつきようで1時間近く黙々と穴掘ったり、ひたすら高くブロック積み上げたり、アレなんなんだろ。
お母さんにさんざんせつかれて、後ろ髪引かれる思いいっぱいで帰って行ったけど、なんかいけないものを見せてしまった感残るわ。
あの食いつきようは異様な感じもするし、Minecraftスゲーな、ってことなのか。

今度は石原さん招集してScratch2MCPIやってもらうといいのかもしれない。

小学校でScratchやってきた 2014年度6回目

プログラミングラボinケイヨウ

8歳の壁

今日は音楽会。
学芸会と音楽会を1年おきにやっていて今年は音楽会の年な。
オープニングは教員による合奏で、これは微笑ましいと云うか、見てる方が恥ずかしいと云うか、時間のない中でどの位の練習ができたのか、まぁ想像はつくのだけど、小学生とどっこいのレベルだということは間違えないわ。w
1-2年生に関しては「かわいいわね」ってことでよいのだけど3年生から上になると「おっ」って感じで、やっぱりここは1段階上がるところがあるのだろうね。

Scratchでも音楽会

音楽会のことを意識してた訳ではないのだけど、今日のお題は「音の出るなにか」を作ろうって事ね。
今日の参加者は申し込みが10組で内4組が初めて。初めてと云っても授業でいじってはいるのでRaspberry Pi触るの初めてとか、Scratchやったことない、とか云うことはないんだけど、1-2年生も4組いるしどうやって進めるか悩んだわ。
とりあえず音が出るものを4つ用意して反応を見てみることにしたんだけど、のっけから壁にぶつかったわ。
1.4で作ってはいたんだけど、いざ、Raspberry Piで動かしてみたら凄く重たくて、当初考えていた通りには動かなかったのは失敗。
同じ環境でチェックしておかなくちゃいけないよね。
一通りデモして「どれがやりたい?」って聞いたら、一番反応がよかったのが、ねこがぐるぐる走る軌道上に色分けしたスプライトを置いてそれぞれ違う音がでるヤツ。
これなら、1-2年生でもドラッグ&ドロップだけでほぼほぼできるのでよかったわ。

サンプルプロジェクト

今日の反省点

ほとんどの子がねこが「にゃー」って鳴くのは知ってたけど、他の音が出たり、音階がだせたりするのは初めてだった様子。
「〜のドラムの音を鳴らす」「〜の音符を鳴らす」「楽器を〜にする」というのをこれも一通りやって分ったんだけど、「ドラム」の中には選んだメニュー通りの音が鳴らないのがいくつかあって「楽器」の方も楽器を換えることができなかったわ。
そんなの事前に調べておけよ、って話なんだけどごめんなさい。
音が鳴らないんじゃないか? って云う疑問もあって、学校の環境で音が出ることは確認してあったんだけど、んー、詰めが甘かったわ。

本日の成果

初めての参加者もいるので、ねこの動かし方を「10歩動かす」のブロックのところからやってだいたい1時間。ちょっと休憩を挟んで、別のスプライトに当ったら音を鳴らすというところまで30分。その後は好きにやってね、状態ではあったけど、いつもなら一番最初に飽きて投げ出す女の子が最後まで粘っていたのと、こどもと一緒に来たお父さんたち(1人はおじいちゃん)がとても深く興味を示していたのが今日の成果。
いつもふざけてばかりに見える5年生もそれなりのものができるようになったし、家でもやってるのかと思ったら、学校でしかやってないって云うし、そういう意味では俺の満足度はそこそこ高かったわ。
俺の満足度よりこどもたちの満足度上げなきゃいかんのよね。

12月は当初の予定を繰り上げて12月早々にやることになりそうなので、早めにネタを仕込まねば…。

今日できた作品はこちら

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